投げられないその肩、本当に「投げすぎ」が原因ですか?

その一言で、選手の未来を終わらせていませんか?

こんにちは。久喜市で、スポーツに打ち込む子どもたちの体をサポートしている、ひのくま整骨院の日隈です。

野球をしているお子様が肩の痛みを訴えたとき、多くの親御様や指導者の方は、まずこう考えるのではないでしょうか。

「投げすぎが原因だろう。少し休ませれば治るはずだ」

もちろん、休養は回復のために非常に重要です。しかし、もしその痛みが、休んでもぶり返す、投げ始めるとすぐに再発するとしたら…?

その時、私たちは本当の原因から目をそらしてしまっているのかもしれません。「投げすぎ」という言葉は、非常に便利で分かりやすいですが、それだけで片付けてしまうと、痛みの根本的な原因を見過ごし、選手の未来を左右する大切な時間を失いかねないのです。

この記事では、「投げすぎ」の裏に隠された野球肩の本当の原因を、体の専門家として徹底的に解説します。そして、当院の整体「神経筋整復法」が、なぜその原因にアプローチし、多くの野球選手を痛みから救い、さらなるパフォーマンスアップへと導けるのか、その秘密をお話しします。

【目次】この記事でわかること

なぜ休んでも再発?「投げすぎ」だけでは説明できない痛みの正体

考えてみてください。同じ練習量をこなしていても、肩を痛める選手と、全く平気な選手がいます。もし、原因が単純な「投げすぎ」だけなのであれば、全員が同じように痛くなるはずですよね?

ここに、根本原因を解き明かすヒントがあります。

肩を痛める選手には、共通する「痛めやすい体の使い方」が存在するのです。

つまり、同じ100球を投げるにしても、肩への負担が「1」で済む選手と、「10」もかかってしまう選手がいる、ということです。

安静にして痛みが引いても、この「肩に負担のかかる体の使い方」が改善されていなければ、練習を再開した途端に痛みが再発するのは当然のこと。これでは、休んでいる時間はただの”先延ばし”にしかならないのです。

野球肩の真犯人たち:肩甲骨・背骨・股関節の機能不全

では、「肩に負担のかかる体の使い方」とは何でしょうか?

ひのくま整骨院では、野球肩の選手を検査する際、痛む肩そのものよりも、以下の3つのポイントを特に重要視します。

  1. 肩甲骨の動きの悪さ肩甲骨は「腕の土台」です。この土台がスムーズに動かないと、腕は根元からしなやかに振ることができません。結果、小さな肩関節だけで無理やり腕を動かそうとするため、関節や腱に過剰なストレスがかかります。
  2. 背骨(特に胸椎)の硬さ投球動作は、体を大きく「ひねる」動きです。このひねりを生み出すのが、背骨、特に胸のあたりの骨(胸椎)です。ここが硬いと体が十分に回らないため、その不足分を腕の力だけで補おうとし、いわゆる「手投げ」状態になります。
  3. 股関節の機能不全ボールに力を伝えるエネルギーは、地面を蹴る足から生まれ、股関節、体幹、そして肩、腕へと波のように伝わっていきます(これを運動連鎖といいます)。この運動連鎖の起点である股関節がうまく使えていないと、下半身の強大なパワーがボールに伝わらず、上半身の力だけに頼った非効率なフォームになってしまいます。

これらの「真犯人」たちが、あなたの肩に全ての罪をなすりつけているのです。

その投げ方、「手投げ」になっていませんか?

上記の3つの機能不全が起こると、体は無意識に「手投げ」という代償動作を選択します。

「手投げ」とは、下半身や体幹からの運動連鎖が使えず、腕の力だけでボールを投げようとする非効率なフォームのことです。

これは、例えるなら、大きな荷物を運ぶときに、足腰を使わずに腕の力だけで持ち上げようとするようなもの。当然、腕や肩にはものすごい負担がかかりますよね。

この状態を続ければ、肩が悲鳴を上げるのは時間の問題です。

当院の整体は”肩”だけを見ない。全身の連動性を取り戻すアプローチ

だからこそ、私たちは野球肩の治療において、痛む肩にマッサージをしたり、電気を当てたりするだけの対症療法は行いません。

当院独自の「神経筋整復法」は、まず全身の動きをチェックし、あなたの投球フォームを崩している「サボり筋」と「頑張りすぎ筋」を見つけ出すことから始めます。

そして、神経にアプローチする非常にソフトな整体で、

  • ガチガチに固まった肩甲骨周りの筋肉を解放し、しなやかな動きを取り戻す
  • 背骨の可動域を広げ、体幹を使ったダイナミックな回旋運動を可能にする
  • 眠っていた股関節やお尻の筋肉を目覚めさせ、下半身のパワーを最大限に引き出す

といったように、全身の筋肉のチームワークを再構築していきます。

痛みの原因となっている体の使い方そのものを根本から変える。これが、私たちの目指す治療です。

【症例】絶望的だったエースピッチャーが、最後の夏に完全復活!

(E君・14歳・中学2年生・野球部のエースピッチャー)

半年以上続く肩の痛みに悩み、整形外科で「リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線離開)」の疑いと診断。「とにかく投げるな」と言われ3ヶ月間ノースローで過ごしましたが、投げ始めるとすぐに痛みが再発。最後の大会が迫る中、絶望的な気持ちで当院を訪れました。

検査をすると、E君の肩関節自体には大きな異常は見られませんでしたが、投球側の肩甲骨が全く動いておらず、さらに軸足である左股関節でうまく体重を支えられていないことが判明。これが原因で、完全な「手投げ」状態になっていました。

施術では、肩甲骨周りの筋肉と、左股関節の筋肉の働きを正常化させる神経筋整復法に集中。すると、驚くことに、数回の施術で投球時の痛みが大幅に軽減。彼自身も「下半身を使って投げる感覚が初めて分かった」と、フォームの変化を実感していました。最終的には痛みなく全力投球できるまでに回復し、最後の大会を見事エースとして投げ抜き、チームを勝利に導いてくれました。

お子様の野球人生を守るために、今できること

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

お子様が訴える肩の痛みは、単なる「投げすぎ」という言葉で片付けてはいけない、体からの重要なサインです。

そのサインを正しく読み解き、適切な対応を早期に行うことが、未来ある選手の野球人生を守る上で何よりも大切です。

もし、あなたのお子様が、

  • 繰り返す肩の痛みに悩んでいる
  • 「安静に」と言われたが、本当に良くなるのか不安だ
  • 痛みのせいで、思い通りのパフォーマンスが発揮できていない

そうであれば、どうか一人で抱え込まず、私たち専門家にご相談ください。

私たちは、痛みの解消はもちろん、その先にある「ケガをしない体づくり」と「パフォーマンスの向上」までを視野に入れ、あなたと、あなたのお子様を全力でサポートすることをお約束します。

久喜市の「ひのくま整骨院」へ ご相談ください

その痛みの本当の原因、私たちと一緒に見つけませんか?

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