説明の難しい施術だなぁ、と思う

台風、関東地方には近くないようですけど、かなり強い風が吹いていますよね。

外出されている方は気を付けてご帰宅なさってくださいね。

筋肉の施術をしている施術所は最近増えてきていますが、当院のような理論で施術されているところはまだまだ少ないものです。ただその理論を患者さんに説明するのにはいつも頭を悩ませています。もっと簡単に説明できる、言語能力があれば、皆さんに押し付けるような説明にならずに済みそうなものなんですけど。

最近はストレッチングということで説明するのがわかりやすいと思って、お話しています。ストレッチングもPNFも筋肉をのばすという目的は変わりません。ただ、筋肉・筋膜でとどまるか、神経反射のフィードバックまで考えて施術するかで大きな差がつくと思っています。そう考えると、神経反射は身体の末端、指先からの神経反射を整えるのが合理的なはずです。ただし、指先にある神経は細い、つまり反応を感じ取るのが非常に難しくなったりしてしまうもの、そこで、だいたいは足首手首を末端として施術をするのが合理的だと思っています、なぜなら神経の束が足首手首まで伸びているからです。

運動機能の低下により神経伝達の情報量が減るために、すごく不安定になってしまって、筋肉はこわばり、痛みを出してしまうのです。したがって、神経反射のフィードバックをより多く行える神経の機能を戻すと同時に筋肉の機能を賦活させれば大抵の痛みは出さずに済むということになります。ただ、施術時に起こる痛みの中には筋膜同士の癒着が存在するために、それをはがすために発するものなので慢性の症状は特に我慢が必要になるかもしれません。

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