朝、目が覚めて体を動かした瞬間——腰がズキッ、股関節がギクッ。
椅子から立ち上がろうとするたびに、足の付け根や腰に走る痛み。
「年齢のせいかな」「少し動けば慣れるかな」と、なんとなくやり過ごしてきた方も多いのではないでしょうか。
実は、この痛みの背景には筋肉の機能低下が深く関わっていることが多いんです。そして、体は小さなサインを繰り返しながら、「ちゃんと見てほしい」と訴えています。
この記事では、椅子からの立ち上がりや朝の起き上がり時に股関節・腰・膝が痛む理由と、その背景にある筋肉の問題、そして埼玉県久喜市の整骨院・ひのくま整骨院で行う神経筋整復法によるアプローチについて、できるだけわかりやすくお伝えします。
目次
立ち上がりの痛み、朝のこわばり——あなたの悩みに寄り添って
「椅子から立ち上がる時、股関節の付け根がズキッと痛む。」
「朝、布団から出る時に腰と膝がこわばって、最初の数歩がとてもつらい。」
こういった症状を抱えながらも、日常のことだからと放置してしまっている方は、実はとても多いんです。特に50〜60代の方に多く見られる悩みで、デスクワークや家事など座っている時間が長い方ほど、起き上がりや立ち上がりのタイミングで強く感じやすくなります。
「動いていれば慣れる」という感覚、あなたにもありませんか?
しばらく歩いているうちに痛みが和らぐことはあります。でも、それは「状態が改善した」わけではなく、体がなんとか順応しているだけです。放置し続けると、状態が少しずつ変化していくことがあります。
次の章からは、この痛みがなぜ起こるのか、体の中で何が起きているのかを見ていきましょう。
医療機関ではどう説明される?一般的な傷病名と処置の目安
よくある傷病名と説明
椅子から立ち上がる時の股関節や腰の痛み、朝のこわばりに対して、整形外科などの医療機関では主に以下のような説明がされることがあります。
① 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
股関節の軟骨がすり減ることで、骨と骨がぶつかりやすくなり、痛みや動きの制限が出る状態です。レントゲンで関節の隙間が狭くなっていると確認されます。長年の使いすぎや姿勢の影響が積み重なって起こることが多いとされています。
② 腸腰筋(ちょうようきん)の緊張・炎症
腸腰筋とは、背骨の下の方(腰椎)から骨盤を通り、太ももの骨につながる筋肉です。股関節を曲げる主役とも言える筋肉で、座りっぱなしの生活が続くとこの筋肉が縮んだ状態で固まりやすくなります。立ち上がろうとした時に急に引き伸ばされて、足の付け根(鼠径部)や腰に痛みが走ります。
③ 腰椎椎間板症・腰痛症
背骨のクッション(椎間板)の劣化や、腰周りの筋肉の疲労・緊張による腰痛です。朝の起き上がり時に腰が痛む場合、このような状態が関係していることもあります。
一般的な処置の流れ
医療機関では主に、消炎鎮痛薬や湿布、温熱・電気などの物理療法が行われます。症状が強い場合はコルセットの装着を勧められることもあります。重症の変形性股関節症では、人工関節置換術などの手術が検討されることもあります。
安静期間については、急性期(急に強い痛みが出た時)は数日〜1週間程度の安静が目安ですが、慢性的な痛みの場合は「無理のない範囲で動かすこと」を推奨するケースも増えています。
痛みが急に強くなった・足のしびれや力の入りにくさがある・歩行が困難になってきた、といった場合は、早めに整形外科などで検査を受けることをおすすめします。
整骨院の施術家からみた「痛み」のしくみ
ここからは、久喜市の整骨院の施術家としての視点でお話しします。少し専門的な話も出てきますが、日常の言葉に置き換えながら説明しますね。
痛みには大きく3種類あります
体に出てくる痛みは、大きく3つのタイプに分けて考えることができます。
- 炎症性の痛み:転んだ・ぶつけたなど、組織が傷ついて炎症を起こしている痛み。
- 代謝性の痛み:関節に水が溜まる・腱鞘炎など、むくみや摩擦が関係する痛み。
- 痙攣性の痛み:筋肉の機能が低下して緊張状態が続き、こわばりやビリッとした感覚として現れる痛み。
立ち上がり時や朝のこわばりによる股関節・腰の痛みは、多くの場合この3つ目のタイプが深く関わっています。
筋肉は「なくなった」のではなく「働けなくなった」
痛みや重だるさがあると「筋肉が弱っているから鍛えなければ」と思いがちですよね。でも、ちょっと待ってください。
実は、痛みや重さの多くは筋肉の量が減ったことが原因ではなく、筋肉が「働けない状態」になっていることが問題です。
筋肉は量はほぼ変わらないのに、機能が落ちて力を出せなくなっている——この状態が長く続くと、無理に鍛えようとしても、働ける筋線維の数がかえって減ってしまうことさえあります。
筋肉の不具合が関節をゆがませる
私たちの体は、たくさんの筋肉がお互いに協力し合いながら動いています。ひとつの筋肉がうまく働かなくなると、そのしわ寄せが周りの筋肉や関節に来ます。
たとえば腸腰筋(股関節を曲げる筋肉)が固まって機能しなくなると——
- 股関節まわりの均衡が崩れ、関節がゆがむ
- 関節の隙間が狭くなり、骨と骨が当たりやすくなる
- 摩擦が生まれて熱が出て、痛みにつながる
- 長期間続くと、骨のトゲ(骨棘)ができて変形が進むことがある
「痛みがあるから、その場所が傷んでいる」とは限りません。痛みの出ている場所の近くにある筋肉が、うまく働けていないことが本当の原因であることがとても多いのです。
神経筋整復法による筋肉・関節・神経へのアプローチ
神経筋整復法とは?
ひのくま整骨院で行っている神経筋整復法は、筋肉の中にある感覚のセンサー(固有受容器)を活用して、神経の回路(反射の通り道)を整え、筋肉が働きやすい状態へ戻すことを目指す手技療法です。
簡単に言うと——
「筋肉の中にある感覚センサーをやさしく刺激して、脳や脊髄を通じて筋肉に『ちゃんと動いていいよ』という信号を送り直す」施術です。
「筋肉を強く押す」よりも、神経システムへのアプローチを重視しているところが特徴です。電気療法などの機器には頼らず、手技だけでお一人おひとりの状態と向き合います。
神経筋整復法のしくみ
筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘やゴルジ腱器官)が刺激を受けると、感覚神経を通じて脊髄・脳(中枢)へ情報が伝わります。中枢が判断して運動神経へ指令を出し、筋肉が動く——この一連の流れを「神経反射弓」と呼びます。
神経筋整復法は、この神経反射弓を整えることで、今まで働けなかった筋線維が動き出し、筋肉全体の活動量が増えることを目指します。
筋肉がしっかり働くようになると血流が改善され、疲労物質や老廃物が流れやすくなります。さらに副交感神経の機能も促進され、自律神経系にも相乗的な好影響が期待できます。
当院の根本的なアプローチの考え方
当院では、柔道整復術の考え方を土台とした2つのアプローチを組み合わせます。
- 関節整復:関節の可動範囲の回復・動きの偏りを整えるアプローチ
- 筋整復:筋肉と関節の連携不全(協調性・拮抗性のバランスの乱れ)を整え合わせるアプローチ
筋肉の機能が回復すると、末梢血管のネットワークが整い、疲労代謝が促進されて、体が自分自身で回復しようとする良いサイクルが生まれます。当院ではこの流れを「痛みを出す必要のない体内環境をつくること」と表現しています。
患者さん自身の自然治癒力を引き出すことを大切に、手技だけで丁寧に向き合う施術スタイルです。
股関節・腰の痛みに対するアプローチ
立ち上がり時や朝の股関節・腰の痛みに対しては、主に以下の筋肉と関節に働きかけます。
- 腸腰筋(大腰筋・腸骨筋):体の奥深くにある股関節を曲げる筋肉。長時間の座位で縮みやすく、立ち上がりの痛みに直結します。
- 大臀筋・中臀筋:お尻の筋肉。骨盤を安定させる重要な役割。ここが働きにくくなると股関節全体に負担がかかります。
- 腰方形筋・多裂筋:腰椎を支える深層の筋肉。朝の腰のこわばりに関わります。
- 大腿四頭筋・ハムストリングス:太ももの前後の筋肉。膝の痛みや立ち上がりのふらつきに関係します。
これらの筋肉に対して、関節整復・筋整復を組み合わせながら、首〜骨盤〜股関節〜膝までをセットで整えることで、再び症状が出にくい体づくりのサポートを目指しています。
自宅でできる負担の減らし方(やっていいこと・控えたいこと)
まず”悪化スイッチ”を減らす
- 長時間同じ姿勢で座り続けない(1時間に1回は立ち上がる)
- 椅子に深く座りすぎず、股関節が膝より高くなる姿勢を避ける
- 冷えは筋肉のこわばりを強めるため、腰・お尻まわりを冷やさない
- 重い荷物を片側だけで持ち続けない
おすすめの”軽いケア”3つ(痛みが増えたら中止してください)
① 寝たまま股関節をゆっくり回す
仰向けで片膝を立て、ゆっくり外側・内側に倒す(左右各10回)
② お尻のやさしいストレッチ
椅子に座って片足を反対の膝の上に乗せ、上体をゆっくり前に倒す(15秒×2回)
③ 腰まわりの温め
入浴時にシャワーで腰・お尻まわりをゆっくり温める(3〜5分)
控えたいこと
- 痛みが強い時の無理なストレッチや急な動作
- 「痛いけど我慢して歩く」を繰り返すこと
- 腰を勢いよく捻って鳴らすような動き
- 痛みのある側の足に体重をかけ続ける立ち方
まとめ|あなたの悩みに向き合います
椅子から立ち上がる時や朝の起き上がりで股関節・腰・膝が痛む原因の多くは、腸腰筋をはじめとする筋肉が「働けない状態」になっていることにあります。
筋肉の機能が落ちると関節のバランスが崩れ、じわじわと痛みが広がっていきます。大切なのは「我慢して慣れること」ではなく、筋肉が本来の動きを取り戻せるようにサポートすることです。
ひのくま整骨院では、神経筋整復法で筋肉の働きを取り戻すサポートを行っています。電気機器に頼らず、手技だけで丁寧に向き合う施術スタイルで、お一人おひとりの状態に寄り添います。
「自分の症状に当てはまるかわからない」「整骨院に行くのが初めてで不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。本気でその悩みを改善したいなら、一度専門家にご相談ください。
【ひのくま整骨院】ご相談・ご予約
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※ 本記事の情報は一般的な健康情報を目的としており、施術の効果を保証するものではありません。症状が強い場合は医療機関をご受診ください。












