「安静に」…でも、それだけでは根本解決にならない理由
こんにちは。「ひのくま整骨院」の檜熊です。
スポーツに打ち込む学生さんを施術していると、シンスプリントで悩む多くの方が、同じような経験をしていることに気づきます。
それは、「痛くなったら休む → 痛みが引いたら練習再開 → また痛くなる」という、終わりの見えない負のループです。
整形外科や他の整骨院で「使いすぎが原因だから、しばらく安静に」と指導され、真面目に練習を休んでいる。それなのに、なぜあなたの体は痛みを繰り返してしまうのでしょうか?
答えはシンプルです。「休む」だけでは、シンスプリントを引き起こしている「根本的な原因」が、何一つ解決していないからです。
この記事では、筋肉の専門家・柔道整復師としての知識も活かしながら、なぜあなたのシンスプリントが再発するのか、そのメカニズムを少し専門的に、そして誰にでも分かるように徹底解説していきます。
そして、当院独自の「神経筋整復法」という整体が、いかにしてその根本原因にアプローチし、あなたをその辛いループから解放できるのか、その道筋を具体的にお示しします。
【目次】この記事でわかること
- 痛みの正体:シンスプリントが起こるメカニズム
- 本当の原因は「すね」じゃない?全身の筋肉の連鎖を考える
- なぜ一般的な治療では再発しやすいのか?
- 「神経筋整復法」による根本原因へのアプローチとは
- 【症例紹介】走り方の癖まで改善!3ヶ月悩んだ痛みが解消
- 原因がわかれば、解決策は見つかる。久喜市で待っています
痛みの正体:シンスプリントが起こるメカニズム
シンスプリント、つまり「脛骨過労性骨膜炎」は、その名の通り、すねの骨(脛骨)を覆う「骨膜」という薄い膜が、繰り返しの負担によって炎症を起こしている状態です。
特に、ヒラメ筋(ふくらはぎの深層にある筋肉)や後脛骨筋といった筋肉が骨に付着する部分で、走ったりジャンプしたりする際の衝撃が牽引力(引っ張る力)となり、骨膜に微細な傷をつけていきます。
通常であれば、体には自然治癒力があるので、多少の傷は睡眠や休息によって修復されます。しかし、修復のスピードを、筋肉や骨膜にかかる負担のスピードが上回ってしまった時、炎症が起きて「痛み」として現れるのです。
つまり、問題の本質は「なぜ、あなたのすねだけが、修復が追いつかないほどの過剰な負担を強いられているのか?」という点にあります。
本当の原因は「すね」じゃない?全身の筋肉の連鎖を考える
ひのくま整骨院では、人間の体を部分の集合体としてではなく、すべてが連動して機能する一つのシステムとして捉えます。
ここに、シンスプリントの本当の原因を解き明かす鍵があります。
例えば、こんな経験はありませんか?
- 地面を蹴り出す時に、足の指がうまく使えていない
- 股関節が硬く、足がスムーズに前に出ない感じがする
- 体幹が弱く、走っている時に体が左右にブレやすい
これらはすべて、シンスプリントを引き起こす引き金になり得ます。
足指が使えなければ、その分の衝撃吸収を足首やすねが肩代わりします。股関節の可動域が狭ければ、膝から下を無理に振り出すような走り方になり、すねの筋肉に捻れ(ねじれ)のストレスがかかります。体幹が不安定であれば、着地のたびに全身の骨格がブレて、その衝撃を末端であるすねが吸収しなくてはならなくなります。
つまり、痛むのは「すね」ですが、その原因は足指、足首、股関節、骨盤、体幹といった、まったく別の場所の機能低下にあるケースが非常に多いのです。この「筋肉の連鎖(キネティックチェーン)」のどこか一箇所でも歯車が狂うと、そのしわ寄せが最も弱い部分、あなたの場合は「すね」に集中砲火のように浴びせられているのです。
なぜ一般的な治療では再発しやすいのか?
ここで、一般的な治療法を振り返ってみましょう。
- 安静:負担をゼロにするだけ。原因は放置されたままです。
- アイシング・湿布:炎症という「結果」を一時的に抑えているだけです。
- すね周りのマッサージ・ストレッチ:頑張りすぎて悲鳴を上げている被害者(筋肉)を揉んでいるだけで、その筋肉に過剰な仕事をさせている真犯人(他の部位の機能低下)は見逃されています。
お分かりでしょうか?これらの対症療法だけでは、根本原因である「全身の筋肉の連鎖の乱れ」が改善されないため、練習を再開して同じように体に負担をかければ、同じメカニズムで痛みが再発するのは、ある意味で当然のことなのです。
「神経筋整復法」による根本原因へのアプローチとは
では、どうすればこの負のループを断ち切れるのでしょうか。
そこで、私たちの出番です。
ひのくま整骨院の「神経筋整復法」は、痛む「すね」だけを見ることはありません。まず、丁寧なカウンセリングと検査を通して、あなたの体のどこに「サボっている筋肉」と「頑張りすぎている筋肉」がいるのか、つまり筋肉の連鎖のどこで歯車が狂っているのかを正確に見つけ出します。
そして、非常にソフトな刺激で皮膚や筋肉にあるセンサーに働きかけ、「脳と筋肉の通信回路」を正常化していきます。
- サボっていた股関節周りの筋肉を目覚めさせ、力強い推進力を生み出せるようにする。
- 固まっていた足首の動きをスムーズにし、衝撃を吸収できるクッション機能を取り戻す。
- 不安定だった体幹を安定させ、ブレない体の軸を作り上げる。
このように、オーケストラの指揮者のように全身の筋肉のチームワークを再構築することで、すねの筋肉を過剰な負担から解放してあげるのです。これが、私たちの考える「根本改善」です。
【症例紹介】走り方の癖まで改善!3ヶ月悩んだ痛みが解消
(Bさん・17歳・幸手市在住・サッカー部)
3ヶ月前から続く両すねの痛みを訴え来院。他の整骨院で電気治療とマッサージを続けるも、試合に出ると痛みが悪化するため、練習を休むことが多くなっていました。
検査を行うと、Bさんは典型的な「ニーイン・トゥーアウト(膝が内側に入り、つま先が外側を向く)」という走り方の癖があり、これがすねに捻れのストレスをかけている直接の原因だと判明。さらに深掘りすると、その癖は股関節の外旋筋(お尻の筋肉)がうまく使えていないことに起因していました。
施術では、股関節の外旋筋群にアプローチし、神経筋整復法で本来の働きを取り戻すことに集中。併せて、自宅でできる簡単なエクササイズも指導しました。すると、3回目の施術後にはランニング中の痛みがほぼ消失。計6回の施術で、走り方の癖まで改善され、本人も「足がスムーズに前に出る感覚がある」と驚いていました。今ではレギュラーとして、痛みなくフィールドを駆け回っています。
原因がわかれば、解決策は見つかる。久喜市で待っています
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
なぜ、あなたのシンスプリントが練習を休んでも再発するのか。その答えが見えてきたでしょうか。
それは決して、あなたの努力が足りないからでも、体が弱いからでもありません。ただ、痛みの本当の原因に、まだアプローチできていなかっただけなのです。
原因が正しくわかれば、解決策は必ず見つかります。
もしあなたが、
- この再発ループから本気で抜け出したい
- 痛みの原因をしっかり理解して、根本から体を変えたい
- もうこれ以上、パフォーマンスの低下やチームからの離脱で悩みたくない
そう思うなら、ぜひ一度、私たちにそのお悩みを聞かせてください。
私たちは、あなたの体の声を聞き、その原因を突き止め、あなたと共にゴールを目指すパートナーです。
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