部活でジャンプすると膝が痛い?ジャンパーズニーの原因と改善法

ブログ 2025/12/5 2025/12/5

目次

• ジャンプするたびに膝が痛む…その悩み、よくわかります
• ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)ってどんな症状?
• 神経筋整復法によるジャンパーズニーへのアプローチ
• 一般的な医療機関でのジャンパーズニーの説明と治療
• 久喜市の整骨院が考えるジャンパーズニーの本当の原因
• 実際の施術例:バレー部の高校生Aさんのケース
• まとめ:諦めずに、まずは専門家に相談を

ジャンプするたびに膝が痛む…その悩み、よくわかります

バレー部やバスケ部で一生懸命練習しているのに、ジャンプするたびに膝のお皿の下がズキンと痛む。最初は「ちょっと使いすぎたかな」と思って我慢していたけれど、日に日に痛みが強くなって、今ではジャンプの着地が怖い…。

もしかしたら、それはジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)かもしれません。

中学生や高校生の運動部に所属している皆さん、そしてお子さんの膝の痛みを心配されている親御さん。この痛みは「成長痛だから仕方ない」とか「鍛え方が足りない」といった問題ではありません。むしろ、頑張りすぎている体からの大切なサインなんです。

久喜市にある当整骨院では、神経筋整復法という特別な施術方法で、ジャンパーズニーに悩む多くの中高生アスリートをサポートしてきました。痛みの本当の原因を見つけ出し、根本から改善することで、また思いっきり部活に打ち込める体を取り戻すお手伝いをしています。

この記事では、ジャンパーズニーがどんな症状なのか、なぜ起こるのか、そして久喜市の整体・整骨院でどのように改善していくのかを、わかりやすくお伝えしていきます。最後まで読んでいただければ、「自分の膝の痛みも良くなるかもしれない」という希望を感じていただけるはずです。

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)ってどんな症状?

ジャンパーズニーは、別名膝蓋靭帯炎とも呼ばれ、膝のお皿(膝蓋骨)の下にある靭帯に炎症が起こる状態です。特にバレーやバスケなど、ジャンプ動作を繰り返すスポーツをしている中学生・高校生に多く見られます。

こんな症状に心当たりはありませんか?

ジャンパーズニーの典型的な症状は次のようなものです:

・ジャンプの着地時に膝の下が痛む
特にバスケのリバウンドやバレーのスパイク後の着地で、膝のお皿の下あたりにズキンとした痛みを感じます。

・階段の上り下りで痛みが出る
特に階段を降りるときに、膝の前側に痛みが走ることがあります。

・練習後に膝が重だるい
練習が終わった後、膝のお皿の下を押すと痛みがあったり、じんわりとした重さを感じたりします。

・しゃがむ動作がつらい
深くしゃがもうとすると、膝の前側に痛みや違和感を覚えることがあります。

これらの症状は、最初は「ちょっと疲れてるのかな」程度の軽い違和感から始まります。でも、我慢して練習を続けていると、だんだん痛みが強くなって、最終的には日常生活でも痛みを感じるようになってしまうんです。

成長期のオスグッド病と似ていますが、ジャンパーズニーは膝のお皿の下の靭帯の問題で、オスグッドは膝のお皿の下のさらに下、脛骨(すねの骨)の成長軟骨部分の問題という違いがあります。

神経筋整復法によるジャンパーズニーへのアプローチ

久喜市内で神経筋整復法を行っているのは当整骨院だけです。この施術方法は、単に痛みを一時的に和らげるのではなく、痛みが出なくなる体づくりを目指しています。

神経筋整復法とは?

神経筋整復法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)という理論をベースに研究開発された手技療法です。春日スポーツ医学研究所の春日啓先生が考案した施術方法で、筋肉の働きを根本から改善していきます。

簡単に言うと、筋肉がエネルギーから力を生み出すシステム、つまり筋代謝力を向上させる施術なんです。

なぜ筋肉に注目するの?

ジャンパーズニーで膝が痛いのは、膝そのものが弱いからではありません。実は、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)や、お尻の筋肉、ふくらはぎの筋肉など、膝の周りの筋肉たちが本来の働きをできていないことが問題なんです。

筋肉がうまく働けないと、ジャンプの着地のときに衝撃を吸収できず、その負担が膝蓋靭帯に集中してしまいます。それが繰り返されることで、靭帯に炎症が起こってしまうというわけです。

神経筋整復法の仕組み

神経筋整復法では、筋肉の中にある感覚受容器を優しく刺激します。すると、その情報が感覚神経を通って脊髄や脳に伝わり、中枢でその情報を受け取った体が「この筋肉を働かせよう!」という指令を運動神経に送ります。

この神経回路(神経反射弓)を整えることで、筋肉が本来持っている力を引き出すことができるんです。筋肉の活動量が増えると、酸素や栄養を運ぶ血液の流れも良くなり、自律神経のバランスも整ってきます。

当整骨院の根本改善という考え方

当整骨院では、根本改善という施術理念を大切にしています。筋肉の機能が向上すると、血管の末端まで血液がしっかり届くようになり、疲労物質がスムーズに排出されます。

この良いサイクルが重なることで、痛みを出す必要のない体内環境を作ることができると考えています。つまり、対症療法ではなく、痛みが出ない体づくりを目指しているんです。

久喜市内の他の医療機関では、電気治療器や機械を使った施術が多いですが、当整骨院では最新機器に頼るのではなく、皆さん自身が持っている自然治癒力を引き出す、優しい手技療法で一人ひとりに合わせたプランを立てています。

一般的な医療機関でのジャンパーズニーの説明と治療

整形外科などの医療機関では、ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)は次のように説明されることが多いです。

医学的な診断

ジャンパーズニーは、膝のお皿の下にある膝蓋靭帯に繰り返しストレスがかかることで起こる使いすぎ(オーバーユース)症候群の一つです。ジャンプ動作の繰り返しによって、靭帯の付着部に微細な損傷が蓄積し、炎症を起こしている状態と診断されます。

診断は、問診や触診、膝の動きを確認する検査で行われます。必要に応じてレントゲンやMRI検査を行い、骨や靭帯の状態を詳しく調べることもあります。

一般的な治療方法

整形外科での標準的な治療は、以下のような流れになります:

1. 安静とアイシング
まず、痛みを起こしている原因であるジャンプ動作や激しい運動を控えるよう指導されます。練習後には患部を冷やして炎症を抑えます。

2. 消炎鎮痛剤の使用
痛みや炎症を抑えるために、湿布や塗り薬、場合によっては内服薬が処方されることがあります。

3. 物理療法
電気治療や超音波治療などで患部の血流を改善し、炎症の回復を促します。

4. ストレッチとリハビリ
太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を中心としたストレッチや、筋力強化のためのトレーニングが指導されます。

5. サポーターやテーピング
膝蓋靭帯への負担を軽減するために、専用のサポーターやテーピングを使用します。

治療期間と経過

一般的に、軽度の場合は2〜4週間程度の安静で症状が改善することが多いとされています。中等度から重度の場合は、数ヶ月から半年以上かかることもあります。

治療中は、痛みが落ち着くまで部活動を休止したり、ジャンプ動作を制限したりする必要があります。痛みが引いてきたら、徐々に運動量を増やしていき、段階的にスポーツ復帰を目指していくというのが標準的な流れです。

ただし、この方法では「痛みが引くまで待つ」という対症療法が中心で、なぜその膝に負担がかかったのかという根本的な原因までは解決できないこともあります。

久喜市の整骨院が考えるジャンパーズニーの本当の原因

当整骨院では、ジャンパーズニーの痛みを、少し違った角度から考えています。

痛みの3つの種類

まず、痛みには大きく分けて3つの種類があることを知っておいてください:

1. 炎症性疼痛
ケガや感染によって起こる炎症による痛み

2. 代謝性疼痛
むくみや腱鞘炎のように、血流が悪くなって老廃物が溜まることで起こる痛み

3. 痙攣性疼痛
筋肉の働きが低下して、筋肉が常に緊張状態になることで起こる痛み

ジャンパーズニーの多くは、この3つが複合的に関係していると考えています。

痛い場所が原因とは限らない

膝のお皿の下が痛いからといって、必ずしもそこに原因があるわけではありません。これが整体的な考え方のポイントです。

筋肉は一つ一つが単独で働いているわけではなく、いくつもの筋肉が連携して、協力し合ったり、バランスを取り合ったりしながら体を動かしています。このシステムのバランスが崩れたときに、特定の場所に負担が集中して痛みが出るんです。

筋肉の機能障害が関節のゆがみを生む

バスケやバレーでジャンプを繰り返していると、太ももの前側の筋肉や、お尻の筋肉、ふくらはぎの筋肉などに疲労が溜まってきます。疲労が溜まった筋肉は、本来の力を出せなくなり、常にこわばったような緊張状態になってしまいます。

すると、膝の関節の周りの筋肉のバランスが崩れて、関節が微妙にズレたり、ゆがんだりします。関節の隙間が狭くなったり、靭帯や腱の通り道がずれたりすることで、摩擦が生じて熱を持ち、痛みが起こるというわけです。

つまり、膝蓋靭帯に炎症が起きているのは結果であって、本当の原因は筋肉の機能障害にあると考えています。

当整骨院の施術方針

だからこそ、当整骨院では膝だけでなく、股関節や足首、太もも、ふくらはぎ、さらには腰や骨盤まで、全体のバランスを丁寧に検査します。

どの筋肉が本来の働きをできていないのか、どこに負担が集中しているのかを見極めて、神経筋整復法で筋肉の機能を回復させていきます。

筋肉が本来の力を取り戻せば、関節の位置も自然と正しい位置に戻り、膝蓋靭帯への負担も減って、痛みが出なくなっていくというわけです。

「鍛えれば強くなる」という考え方もありますが、機能していない筋肉をさらに酷使すると、働いている筋肉だけに負担がかかって、かえって症状が悪化することもあります。まずは筋肉を本来の働きができる状態に戻すことが先決なんです。

実際の施術例:バレー部の高校生Aさんのケース

ここで、実際に当整骨院で施術を受けられた、ジャンパーズニーに悩んでいた高校生の例をご紹介します。

Aさんのプロフィール

・16歳、男子高校生、バレーボール部所属
・ポジション:ミドルブロッカー
・症状:右膝のお皿の下に痛み、特にスパイクやブロックの着地時に激痛

来院までの経緯

Aさんは高校1年の秋頃から、練習後に右膝のお皿の下に違和感を覚えるようになりました。最初は「ちょっと疲れてるだけ」と思って我慢していましたが、冬になると、ジャンプの着地のたびに痛みが走るようになりました。

近くの整形外科を受診したところ、ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)と診断され、2週間の部活動休止と湿布、ストレッチを指導されました。痛みは少し落ち着いたものの、部活に復帰するとすぐに再発。これを繰り返すうちに、「もう思いっきりジャンプできないかも」と不安になっていたそうです。

そんなとき、同じ部活の先輩から久喜市の当整骨院を紹介され、来院されました。

初診時の検査

当整骨院では、まず仰向けになってもらい、足首・膝関節・股関節を曲げた状態で、3つの関節の軸がきちんと揃っているかを検査しました。この検査では特に問題は見られませんでした(陰性)。

次に、うつ伏せになってもらい、腰から太もも、膝、すねにかけての捻れ具合をチェックしました。すると、太ももから膝にかけて捻れが見られ、関節の軸がずれていることがわかりました(陽性)。

施術内容

Aさんの場合、太ももの筋肉が疲労でこわばり、膝の関節を引っ張るように捻れていたことが、膝蓋靭帯への負担につながっていると判断しました。

1回目〜3回目の施術
腰から太もも、膝、すねにかけての筋肉を、神経筋整復法で優しく刺激し、筋肉の緊張を解いて関節の軸を整える施術を行いました。1回目の施術後、痛みが6割ほど減ったとのこと。続けて同じアプローチを3回繰り返しました。

4回目〜10回目の施術
関節の軸が安定してきたので、今度は股関節の内側・外側への回転と、膝の曲げ伸ばしの動きを改善する施術に移行しました。股関節がスムーズに動くようになると、ジャンプの動作全体がスムーズになり、膝への負担が減っていきます。

10回目の施術が終わる頃には、階段の上り下りでの痛みもなくなり、部活でも思いっきりジャンプできるようになったそうです。

施術後の様子

Aさんは現在、痛みなく部活に参加できています。ご本人からは「最初は整体でこんなに良くなるとは思わなかった。もっと早く来ればよかった」という嬉しい言葉をいただきました。

親御さんからも「息子が笑顔で部活に行けるようになって、本当に感謝しています」とのお声をいただいています。

このように、痛みの原因を筋肉の機能障害と捉えて、根本から改善していくことで、スポーツ復帰を実現できるケースは少なくありません。

まとめ:諦めずに、まずは専門家に相談を

ここまで、ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)について、症状や原因、そして神経筋整復法による改善アプローチをお伝えしてきました。

部活でジャンプすると膝が痛い、その悩みを抱えている中学生・高校生の皆さん、そして心配されている親御さんに、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

痛みは、体からの大切なメッセージです。

「これくらい我慢すれば大丈夫」「痛くても練習すれば慣れる」と思って無理を続けると、一時的に痛みが消えても、次に現れるときにはもっと深刻な状態になっていることがあります。それを繰り返すと、最悪の場合、選手生命に関わるような重い障害になってしまうこともあるんです。

また、「弱いから鍛える」という考え方が常に正しいわけではありません。筋肉に異常があるから痛みが出ているのであって、筋肉はあるけど働けない状態になっていることが問題なのです。機能していない筋肉をさらに酷使すると、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。

久喜市の当整骨院では、神経筋整復法という特別な手技療法で、筋肉本来の働きを取り戻し、痛みが出ない体づくりをサポートしています。電気治療器や機械に頼るのではなく、皆さん自身が持っている自然治癒力を引き出す、優しい施術です。

バレー部やバスケ部で頑張っている皆さんが、また思いっきりジャンプできる日を取り戻せるように、一人ひとりに合わせた施術プランで根本改善を目指します。

本気でその悩みを改善したいなら、一度専門家にご相談ください。

膝の痛みで部活を諦める前に、まずは久喜市の当整骨院にお越しください。丁寧な検査とカウンセリングで、あなたの膝の痛みの本当の原因を見つけ出し、最適な施術方法をご提案いたします。

あなたの膝の痛みが一日も早く改善し、また笑顔でコートに立てる日が来ることを、心から願っています。