スマホゲームで肩が痛くなる理由、指先から肩関節まで「つながり」を知ってほしい



Letter from Hinokuma Seikotsuin

こんにちは、久喜市のひのくま整骨院、院長の日隈です。

「最近、肩が重くて夜になると疼くようになった…」
「腕を上げようとすると肩の奥がズキッとする」
「整形外科でレントゲンを撮ったら肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)と言われた」

でも、ふと思い返してみてください。
ここ数ヶ月、スマホゲームを長時間やっていませんか?

「肩の話なのに、なぜ指先やスマホが関係するの?」と思われた方、ぜひ最後まで読んでみてください。当院が日々感じている、指先から肩関節までのつながりについて、できるだけわかりやすくお伝えします。

その肩の痛み、「年齢のせい」だけで片付けていませんか?

「四十肩・五十肩って、歳をとったらなるものでしょ」と、痛みを受け入れてしまっている方が多いです。でも、最近は30代・40代でスマホゲームをきっかけに肩関節周囲炎が起きていると考えられるケースが増えていると、私は感じています。

📋 こんなサインが出ていませんか?


腕を上げるとき、肩の奥や前側がズキッ・ジーンと痛む

夜、横向きに寝ると肩が疼いて眠れない(夜間痛)

服の脱ぎ着・エプロンのひも結び・髪を結ぶ動作が痛い

肩が全方向的に動かしにくくなってきた(可動域制限)

スマホゲームを毎日1〜3時間以上プレイしている

ゲーム中、前かがみ・うつむきで同じ姿勢が長く続く

プレイ後、前腕・肘・指がだるい・疲れる感じがある

青いチェックだけでなく、ピンクのチェックに心当たりがある方は、指先からの疲労が肩関節周囲炎の引き金になっている可能性があると、私は考えています。

整形外科では、どんなふうに診断・対処されるの?

🦴 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)とは

肩関節周囲炎とは、肩関節を構成する骨・軟骨・靭帯・腱・滑液包などの組織に炎症が起き、痛みと可動域制限が生じる状態の総称です。「四十肩」「五十肩」とも呼ばれ、40〜60代に多いとされています。

明確な一つの原因が特定できないことが多く、加齢による組織の老化・慢性的な不良姿勢・繰り返しの使い方のアンバランスなどが複合的に関係していると考えられています。

3つの経過ステージ

① 炎症期(急性期)

安静時や夜間にも痛みが強い。動かすと激痛。この時期に無理をすると長引きやすい

② 拘縮期(凍結期)

痛みは少し落ち着くが、関節が固まって動きが制限される。日常生活が不自由になりやすい

③ 回復期

痛みが軽減し、可動域が少しずつ回復。全経過は1年前後とされるが個人差が大きい

一般的な処置・対応の目安

整形外科での一般的な対処法

  • 薬物療法:消炎鎮痛薬・湿布で炎症と痛みを抑える
  • 関節内注射:ステロイド・ヒアルロン酸を肩峰下や関節内に注射し、炎症と拘縮を抑える
  • 運動療法:拘縮が出てきたら、固まった関節を少しずつ動かして可動域を広げる
  • 生活指導:負担をかける動作・姿勢の改善指導
  • 手術(関節鏡):保存療法で改善しない難治性の拘縮に対して行われることがある

多くのケースは保存療法で回復の見込みがあるとされています。ただし、腱板断裂・石灰沈着性腱板炎など別の疾患との鑑別が重要なため、まずは整形外科で正確な診断を受けることが大切な第一歩です。

「指先の使いすぎが、なぜ肩関節まで痛めるのか」当院の考え方

ここからが、今回の記事でいちばんお伝えしたいことです。

💡 院長・日隈が考える「スマホゲームと肩関節周囲炎のつながり」

スマホゲームをするとき、指先は画面を超高速・超繰り返しで動き続けています。格闘ゲーム・パズルゲーム・音楽ゲーム…種類にかかわらず、特定の指・特定の腱・特定の筋肉に、膨大な回数の収縮が繰り返されます。

この「指先から始まる過負荷の波」が、前腕→上腕→肩甲骨→肩関節へと伝わっていくのではないかと、私は考えています。

「指先→肩」へ、どうつながるのか

人間の腕は、指先から肩まで一本の筋肉のチェーン(連鎖)でつながっています。このつながりを順番に追ってみましょう。

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①指・手首

屈筋腱・虫様筋・骨間筋が超高速で繰り返し収縮

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②前腕

浅・深指屈筋が過剰収縮。老廃物が蓄積し硬直化

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③上腕・肘

前腕の緊張が上腕二頭筋・三頭筋へ波及。肘関節のゆがみが生じやすくなる

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④肩甲骨

肩甲骨周囲筋が代償的に過緊張し、肩甲骨が前傾・固定化。腱板の働きを阻害

🎯

⑤肩関節

骨頭が正しい位置を保てず、関節包・腱板・滑液包に慢性炎症が発生

※上記はひのくま整骨院の考え方であり、すべてのケースに当てはまるわけではありません。

「ゲーム中の前かがみ姿勢」がさらに拍車をかける

⚠️ スマホゲーム特有の姿勢問題

  • 画面を見下ろす頭部前方偏位(ストレートネック)により、首まわりの筋肉が5〜6kgの頭を支えるため過緊張状態になる
  • 両肘を体の前で固定したまま長時間維持することで、肩甲骨が外側に開いた「巻き肩」が固定化されやすい
  • 巻き肩になると肩甲骨の上方回旋が制限され、腕を上げるたびに肩峰と腱板が衝突(インピンジメント)しやすくなる
痙攣性疼痛(けいれんせいとうつう)という視点

指先・前腕の屈筋群は、スマホゲームのプレイ中に瞬発的な収縮を何万回と繰り返します。筋肉は動脈から酸素と栄養を受け取り、老廃物(乳酸など)を静脈で回収することで機能しますが、この超高頻度の使いすぎは静脈の回収能力を超えてしまうことがあります。

老廃物が筋肉内に残り続けると、周囲の毛細血管の機能が低下し、「酸素と栄養が届きにくい筋線維」が増えていきます。そうした筋線維が増えると残りの筋線維に過剰な負荷が集中し、前腕→上腕→肩甲骨の筋肉が常に収縮した状態(緊張したまま)になります。

この慢性的な緊張が肩甲骨の位置を変え、腱板・肩峰下滑液包への繰り返しのストレスとなり、やがて肩関節周囲の炎症・拘縮の引き金になることがあると、私は考えています。

当院が大切にしている考え方

  • 肩だけを見るのではなく、指先・前腕・上腕・肩甲骨・頸椎・体幹まで含めた全体の連携を確認する
  • 「スマホをやめれば治る」だけでなく、筋肉が本来の代謝力と協調性を取り戻せる状態をつくることが大切なケースがある
  • 指先から始まった疲労の蓄積が連鎖的に肩関節の環境を悪化させていると考え、根元から順番にアプローチすることを目指す

神経筋リセット療法という「優しい」アプローチ

当院では「神経筋リセット療法」という手技療法を行っています。バキバキしない、眠くなるほどソフトな施術です。炎症が残る肩関節周囲炎の状態では、強い刺激はかえって症状を悪化させることがあるため、この「優しさ」が特に大切だと考えています。

🌿 神経筋リセット療法の基本的な考え方

神経筋リセット療法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースに研究開発された手技療法です。筋肉や関節の中にある「感覚受容器」に穏やかに働きかけ、

感覚神経 → 脊髄・脳 → 運動神経 → 神経筋接合部

という神経の回路(神経反射弓)を整えることを目指す施術です。電気療法などの機器には頼らず、手技だけで向き合います。

柔道整復術の「2つのアプローチ」を組み合わせる

関節整復

関節の動ける範囲を回復させ、肩甲骨・肩関節の偏りを整えることを目指します

筋整復

指先〜肩甲骨にかけての筋肉の連携のズレを整え合わせ、腱板が本来の力を発揮できる状態を目指します

スマホゲーム由来の肩関節周囲炎へのアプローチの考え方

関連する主な筋肉・関節・神経

  • 手指屈筋腱・虫様筋・骨間筋(指〜手掌):正中神経・尺骨神経(C7〜T1)が支配。スマホ操作の主役。過使用による老廃物蓄積が連鎖の出発点
  • 浅指屈筋・深指屈筋・橈側手根屈筋(前腕):正中神経・尺骨神経(C6〜T1)が支配。指の超高頻度使用で最初に機能低下が起きやすい部位
  • 上腕二頭筋・烏口腕筋(上腕前面):筋皮神経(C5〜C6)が支配。前腕の緊張が波及しやすく、肩関節前面への引っ張りストレスに関与する
  • 腱板4筋(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋):肩甲上神経・腋窩神経(C5〜C6)が支配。肩甲骨の固定化によって機能が低下し、骨頭の位置保持が困難になることがある
  • 肩甲骨周囲筋(前鋸筋・僧帽筋・菱形筋):副神経・長胸神経が支配。巻き肩・肩甲骨前傾の主役。ここの機能回復が腱板への連鎖を断ち切る鍵
  • 頸椎関節(C4〜C6)・胸椎:腕を上げる動作の土台。ストレートネックによる機能制限が肩全体の連携に影響する

当院では以下の流れで、指先から肩まで順番に改善を目指したアプローチを行っています。

指・前腕の
筋代謝力回復

上腕・肘の
連携を整える

肩甲骨の
動きを回復

腱板の
求心力を高める

肩関節の
炎症環境改善へ

「指先の神経スイッチを入れ直すことで、肩まで連鎖的に変わっていく」イメージとでも言いましょうか。力でグイグイ押すのではなく、体が本来持っている自然な回復の流れを、指先から順番に引き出していく穏やかな手技です。施術中にいつの間にかうとうとしてしまう方も少なくありません。

また、筋肉の活動量が向上することで、血管末端の集合管の再構築が促され、老廃物の代謝が改善する相乗効果も期待できると考えています。当院が目指すのは「痛みを出す必要のない体内環境をつくる」こと。ゲームを楽しみながらも、肩が悲鳴を上げない体の状態をつくることを、一緒に目指していきたいと思っています。

※すべての方に同じ変化が現れることを保証するものではありません。症状の程度や個人差があります。腱板断裂が疑われる場合・夜間痛が強い場合は、まず整形外科での受診をあわせてお勧めします。

まとめ・ひのくま整骨院へのご案内

今回は「スマホゲームのやりすぎが、なぜ肩関節周囲炎につながるのか」という視点から、当院の考え方をお伝えしました。

📌 今日のポイント

  • 指先の超高頻度使用が前腕→上腕→肩甲骨→肩関節へ連鎖的に疲労を波及させることがある
  • スマホゲーム時の前かがみ・巻き肩姿勢が腱板の機能を低下させ、炎症の下地をつくることがある
  • 指先からの筋肉の連携を整えることで、肩関節の環境改善に向けてアプローチできると考えています

「スマホをやめれば治る」だけでなく、指先から肩まで全体の筋肉・神経・関節のつながりを整えることで、症状の緩和と再発予防に向けたアプローチができると考えています。ゲームが趣味の方も、気兼ねなくご相談ください。一緒に体のことを考えましょう。


💛 一律料金に込めた、院長の思い

ひのくま整骨院では、初回・全身施術一律7,000円(税込)でご案内しています。

「肩だけじゃなくて、指も前腕もだるくて…」そんなお気持ちのままお越しいただいて大丈夫です。どこを施術しても料金は変わりません。指先も肩も頸椎も体幹も、体のすべてを安心してお話しいただき、全体を最適に整えることを大切にしています。

すでに通院中の方は、今のままの料金で大切に施術させていただきますのでご安心ください。

※ 久しぶりのご来院(1ヶ月以上あいた場合)は、体の状態を丁寧に確認し直すため、初回と同様に全体を拝見させていただく場合があります。まずはお気軽にご相談ください。


「まずは相談だけでも、大丈夫ですよ。」

スマホゲームによる肩・腕・指の痛みや不調でお悩みの方、久喜市・幸手市・加須市・鴻巣市・宮代町・杉戸町・白岡市・春日部市からお気軽にお越しください。一緒に考えましょう。

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ひのくま整骨院 ご案内

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