ゴルフを長く楽しむために、スイングが教えてくれる体のサインの話



こんにちは、久喜市のひのくま整骨院、院長の日隈です。

「最近、ラウンドの後半になると腰が重くなってきて…」
「ドライバーを振るたびに肘の内側がジーンと痛む」
「翌日が辛くなってきたのは、もう年齢のせいかな」

そんなことを、ゴルフが大好きな患者様からよく聞きます。好きなゴルフを我慢しなければならないのは、本当に辛いですよね。

でも、その「辛さ」は年齢のせいだけではなく、体の中の筋肉・関節のバランスが崩れているサインかもしれません。今回は、ゴルフを長く楽しむために知っておいてほしい、体のこととアプローチの考え方をお伝えします。どうかゆっくりお読みください。

そのお悩み、「年齢のせい」と片付けていませんか?

「50代になったんだから、これくらいは仕方ない」「体が硬くなったし、ゴルフをするとこんなものだよね」。そうやって、体からのサインを見過ごしてしまっている方が、実はとても多いのです。

でも少し立ち止まって、自分の体に正直に向き合ってみてください。

こんなサインが出ていませんか?

  • スイングするたびに、腰の同じ場所がズキッと痛む
  • ラウンドの後半になると腰や股関節が重だるくなってくる
  • アドレスの前傾姿勢を保つのがしんどくなってきた
  • クラブを握ると、肘の内側がジーンと痛む
  • ゴルフの翌日、起き上がりがつらく感じる
  • 飛距離が落ちてきた、力が入りにくくなった気がする

こうしたサインは、「年をとったから」ではなく、体の筋肉・関節・神経のバランスが崩れ、スイング動作の中でどこかに過剰なストレスが集まっているから、という可能性があると私は考えています。

あなたのせいでも、ゴルフのせいだけでもありません。体の仕組みを少し知るだけで、見えてくるものがあるはずです。

整形外科では、どんなふうに診断・対処されるの?

ゴルフに多い代表的な痛みは大きく2つです。

① ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

正式名称を「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」といいます。肘の内側(小指側)の骨の出っ張り部分に付着する腱に、繰り返しのストレスが積み重なって炎症が起こる状態です。

なぜゴルフで肘の内側が痛くなるのか:

  • スイングのインパクト時に、手首を手のひら側に強く返す動作が繰り返される
  • 前腕の屈筋群(肘の内側についている筋肉)に瞬間的な大きな負荷がかかり続ける
  • 特にフォームが安定していない時期や、グリップが強すぎる場合に負荷が集中しやすい

② ゴルフ腰痛(腰椎への回旋ストレス)

ゴルフのスイングは、テークバックで右へ、ダウンスイングで左へと、体を大きくひねる動作です。本来このひねりは、胸郭(胸まわり)と股関節が分担して受け持つべきものです。

ところが、胸郭や股関節の柔軟性・筋力が不足していると、ひねりの動作を腰椎(腰の骨)だけで代わりに受け持つことになります。腰椎は構造上、もともと回旋(ひねり)が苦手な部位です。そこに繰り返しの回旋ストレスが加わることで、腰の筋肉・靭帯・椎間板への負担が積み重なります。

一般的な処置・対応の目安

整形外科での一般的な対処法
  • 安静・プレー制限:炎症が強い時期はゴルフを休み、患部を休ませることが基本
  • 湿布・内服薬:消炎鎮痛薬で炎症・痛みを抑える
  • サポーター・バンド:肘や腰への負担を分散させる装具
  • ストレッチ・運動療法:柔軟性の回復や筋力向上を目的としたリハビリ的アプローチ
  • 注射療法:炎症が強い場合にステロイドなどを局所に注射することも

症状が軽い段階であれば、安静と保存療法で改善を目指せるケースが多いとされています。ただし、痛みを我慢してプレーを続けると、症状が慢性化・悪化することもあるため、早めに専門機関を受診することが大切です。

一般的な処置と「少し違う」当院の考え方

ここからは、整骨院・手技療法の専門家として、私なりの考え方をお伝えさせてください。

「痛みが出ている場所」が、必ずしも「問題の根っこ」とは限らない

ゴルフ肘も腰痛も、一般的には「使いすぎ・オーバーユース」として説明されることが多いです。それは確かな一面です。でも私が日々感じているのは、「なぜその部位だけに、それほど過剰な負荷が集中してしまっているのか」という視点です。

ゴルフのスイングは全身運動です。足首・膝・股関節・体幹・肩甲骨・肩・肘・手首が、一瞬のうちに連動して動きます。そのどこかにバランスの崩れがあると、そのほころびを補おうとして、別の部位に過剰な負担が集まることがあります。

たとえばこんなことが起きている可能性があります:

  • 股関節の回旋機能が低下している
    → 胸郭と股関節で分担すべきひねりを、腰椎が代わりに引き受けてしまう
  • 肩甲骨まわりの筋肉が硬直している
    → 肩関節の動きが制限され、肘に余計なしなりや負荷がかかりやすくなる
  • 足首・膝のゆがみが積み重なっている
    → アドレス時の前傾姿勢や体重移動がうまくいかず、腰への偏ったストレスが増す
痙攣性疼痛(けいれんせいとうつう)という視点

デスクワークが続いたり、長年同じ筋肉パターンでスイングしていると、特定の筋肉に老廃物(乳酸など)が蓄積しやすくなります。老廃物が静脈で回収しきれなくなると、その周囲の毛細血管の機能が低下し、「酸素と栄養が届きにくい筋線維」が徐々に増えていきます。

そうした筋線維が増えると、残った筋線維に過剰な負荷が集中し、筋肉が常に収縮した状態(緊張したまま)になりやすくなります。これが、腰や肘への「慢性的な引っ張りストレス・圧縮ストレス」を生み出している可能性があると、私は考えています。

特に40代・50代以降は、睡眠中の代謝回復力も少しずつ変化します。若い頃と同じ感覚で体を使い続けていると、気づかないうちに疲労が積み重なっていることがあります。

当院が大切にしている考え方
  • 痛みが出ている場所だけでなく、体全体の筋肉・関節の連携を確認する
  • 「安静だけで待つ」より、筋肉が本来の機能を取り戻せる状態をつくるアプローチを大切にする
  • 筋肉の機能低下が関節への偏ったストレスを生み出し、痛みの慢性化につながることがあると考える

「年齢だから仕方ない」ではなく、体の使い方・筋肉の機能という視点からアプローチできることがあると、私は考えています。

神経筋リセット療法という「優しい」アプローチ

当院では「神経筋リセット療法」という手技療法を行っています。バキバキしない、眠くなるほどソフトな施術です。

神経筋リセット療法とは?

施術の基本的な考え方

神経筋リセット療法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースに研究開発された手技療法です。筋肉や関節の中にある「感覚受容器」に穏やかに働きかけ、

感覚神経 → 脊髄・脳 → 運動神経 → 神経筋接合部

という神経の回路(神経反射弓)を整えることを目指す施術です。電気療法などの機器には頼らず、手技だけで向き合います。

柔道整復術の「関節整復」と「筋整復」を組み合わせる

2つのアプローチ
  • 関節整復:関節の動ける範囲を回復させ、関節の偏りを整えることを目指します
  • 筋整復:筋肉と関節の連携のズレ(協調性・拮抗性のバランス崩れ)を整え合わせることを目指します

この2つを組み合わせることで、筋肉・関節・神経システム全体のバランス回復を目指すのが、当院の施術の考え方です。

ゴルフの痛み予防へのアプローチの考え方

ゴルフのスイング動作に関係する筋肉・関節・神経としては、主に以下が挙げられます。

関連する主な筋肉・関節・神経

  • 前腕屈筋群・手根屈筋(肘〜手首):尺骨神経・正中神経(C7〜T1)が支配。インパクト時の手首の動きと直結
  • 脊柱起立筋・腰方形筋(腰まわり):前傾姿勢の維持とスイングの回旋を支える中核の筋肉群
  • 多裂筋・腸腰筋(体幹深部):腰椎の安定を守る深層筋。ここが機能低下すると腰への表面的な負荷が急増する
  • 股関節周囲筋(大殿筋・中殿筋・腸腰筋):スイングの回旋力を生み出す根っこ。上臀神経・下臀神経(L4〜S2)が支配
  • 肩甲骨周囲筋(僧帽筋・菱形筋・前鋸筋):クラブを振る腕の動きの土台。ここが硬直すると肘への負担が増す
  • 足関節・膝関節:アドレスの安定と体重移動の質を左右する下半身の基盤

当院では、これらの筋肉・関節を全体的に確認しながら、以下の流れで改善を目指したアプローチを行っています。

股関節・体幹の
回旋機能を整える
腰椎への
過剰な代償を減らす
肩甲骨・前腕の
連携を回復する
腰・肘への
偏りストレス軽減へ

筋肉の神経スイッチをそっと切り替えるイメージ、と言えばわかりやすいかもしれません。力でグイグイ押すのではなく、体が本来持っている自然な反応を引き出すような、穏やかな手技です。施術中にうとうとしてしまう方も少なくありません。

また、筋肉の活動量が向上することで、血管末端の集合管の再構築が促され、老廃物の代謝が改善する相乗効果も期待できると考えています。

当院が目指すのは、「痛みを出す必要のない体内環境をつくる」こと。好きなゴルフを、できるだけ長く・楽しく続けられるよう、体全体を一緒に整えていきたいと思っています。

※すべての方に同じ変化が現れることを保証するものではありません。症状の程度や個人差があります。

まとめ・ひのくま整骨院へのご案内

今回は、ゴルフに多い「腰の痛み・肘の痛み」のメカニズムと、当院の考え方をお伝えしました。

ゴルフの痛みは「使いすぎだから休む」だけでなく、体全体の筋肉・関節・神経の連携を整えることで、症状の緩和や予防へのアプローチができると考えています。「年齢だから」とあきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください。

大好きなゴルフを、これからもずっと楽しんでいただけるように。その思いで、一緒に体のことを考えさせてください。


一律料金に込めた、院長の思い

ひのくま整骨院では、初回・全身施術一律7,000円(税込)でご案内しています。

「腰が痛いけど、肘も気になって…両方みてもらったら高くなる?」と心配される方も多いのですが、部位にかかわらず、料金は変わりません。腰も肘も、肩も股関節も、体のすべてを安心してお話しいただき、全体を最適に整えることを大切にしています。

すでに通院中の方は、今のままの料金で大切に施術させていただきますのでご安心ください。

※ 久しぶりのご来院(1ヶ月以上あいた場合)は、体の状態を丁寧に確認し直すため、初回と同様に全体を拝見させていただく場合があります。まずはお気軽にご相談ください。


「まずは相談だけでも、大丈夫ですよ。」

ゴルフをこれからも楽しみたい方、痛みが気になり始めた方、久喜市・幸手市・加須市・鴻巣市・宮代町・杉戸町・白岡市・春日部市からお気軽にお越しください。一緒に考えましょう。

ひのくま整骨院 ご案内

所在地 〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7
電話番号 0480-31-7775
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