お母さん必見!オスグットの痛みを自宅ケアだけで治すのが難しい理由

毎日頑張っているのに、なぜ良くならないの?

「毎晩、寝る前にストレッチをさせているんです」「YouTubeを見ながら、マッサージもしているんです」「湿布も貼って、アイシングもして、できることは全部やっているのに…」

オスグットのお子さんを持つお母さんから、こんな言葉をよく聞きます。声のトーンには疲れと、そして少しの自責の念が混じっています。

お母さん、本当に頑張っていらっしゃいますね。お子さんのために、仕事や家事で忙しい中、時間を作ってケアをされている。その努力、私たちはちゃんと分かっています。

でも、こんな風に感じていませんか?

「もう2ヶ月も毎日ストレッチをしているのに、全然良くならない」「私のやり方が間違っているのかな」「もっと早く病院に連れて行くべきだったのかも」「このまま自宅ケアを続けていて、本当に大丈夫なのかな」

実は、オスグットの痛みは、自宅でのストレッチやマッサージだけでは改善しにくい理由があるんです。そして、それはお母さんのケアの仕方が悪いからではありません。

久喜市のひのくま整骨院では、神経筋整復法という専門的な施術で、多くのオスグットのお子さんの改善をサポートしてきました。この記事では、なぜ自宅ケアだけでは難しいのか、専門的なアプローチがなぜ必要なのかを、お母さんに分かりやすくお伝えします。

一人で悩まないでください。お母さんが抱え込む必要はないんです。私たちと一緒に、お子さんの痛みを改善していきましょう。

目次

お母さんがよくやっている自宅ケア、実は効果が限定的な理由

まず、お母さんが自宅で行っているケアが「間違っている」わけではないということを、しっかりとお伝えしたいんです。ストレッチも、マッサージも、アイシングも、すべて正しいケア方法です。

でも、それだけでは「足りない」ことがあるんですね。

多くのお母さんが実践されている自宅ケアを見てみましょう。

太もものストレッチ。これは多くの医療機関でも推奨されています。YouTubeでも「オスグット ストレッチ」で検索すると、たくさんの動画が出てきますよね。太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を伸ばすストレッチ、やっていらっしゃる方も多いと思います。

アイシング。練習後や痛みが強いときに、保冷剤や氷で膝を冷やす。これも炎症を抑えるための基本的なケアです。

マッサージ。お風呂上がりに、太ももの筋肉を揉んでほぐす。硬くなった筋肉を柔らかくしようと、優しくマッサージされているお母さんも多いですよね。

湿布。痛みがあるところに湿布を貼る。薬局で買える消炎鎮痛剤の湿布を使っている方もいらっしゃるでしょう。

サポーターやテーピング。膝を保護するために、サポーターを着けたり、テーピングをしたりする。

栄養管理。カルシウムやタンパク質を意識した食事を作る。成長期だからこそ、栄養面でもサポートしようと頑張っているお母さんもいらっしゃいますよね。

これらすべて、間違っていません。むしろ、とても良いことです。お母さんの愛情と努力が伝わってきます。

では、なぜこれだけやっているのに良くならないのでしょうか。

実は、これらのケアは「症状を和らげる」「悪化を防ぐ」という点では効果的なんですが、「根本的に治す」という点では、限界があるんです。

ストレッチを例に考えてみましょう。

ストレッチは、筋肉を伸ばすことで柔軟性を高めます。硬くなった筋肉を伸ばすことで、一時的に骨への引っ張る力を減らすことができます。これは間違いなく良いことです。

でも、ここに問題があるんです。オスグットで硬くなっている筋肉は、単に「縮んで硬くなっている」わけではないんですね。筋肉が「機能不全を起こしている」ために硬くなっているんです。

機能不全を起こした筋肉は、うまく緩むことができません。力を入れたくても効率よく力が出せないし、休ませたくてもうまく休めない。そんな状態なんです。

例えて言うなら、故障した車のエンジンのようなものです。エンジンが調子悪いとき、外側からいくら磨いても、中のエンジンの問題は解決しませんよね。オスグットの筋肉も同じなんです。

ストレッチで外側から引っ張って伸ばしても、筋肉の「機能」そのものは回復しないんです。

だから、ストレッチをした直後は少し楽になるかもしれないけれど、また時間が経つと元に戻ってしまう。スポーツをするとまた痛くなる。これは、筋肉の機能が回復していないからなんですね。

マッサージも同じです。硬くなった筋肉を外から揉みほぐすことで、一時的に血流が良くなり、楽になることはあります。でも、筋肉が「なぜ硬くなっているのか」という根本的な原因にアプローチしていないため、またすぐに硬くなってしまうんです。

さらに、間違ったやり方でストレッチやマッサージをすると、かえって筋肉を痛めてしまうこともあります。

例えば、痛いのに無理に強くストレッチをする。これは筋肉や腱にさらなる負担をかけてしまいます。強く揉みすぎるマッサージも、筋肉の組織を傷つけてしまうことがあります。

「もっとしっかりやらなきゃ」「もっと強くやらなきゃ」と思ってしまうお母さんの気持ち、とてもよく分かります。でも、頑張りすぎることが、かえって逆効果になることもあるんです。

それから、もう一つ大切なポイントがあります。

オスグットの原因は、膝の痛みが出ている場所だけにあるわけではないんです。実は、太ももの筋肉だけでなく、お尻の筋肉、股関節の動き、骨盤のバランス、腰の筋肉など、体全体のバランスが関わっているんですね。

お母さんが自宅で太もものストレッチをしても、お尻の筋肉の機能低下や、股関節の動きの悪さまでは改善できません。そして、それらが改善されないと、太ももの筋肉への負担は減らないんです。

つまり、自宅ケアだけでは、痛みが出ている「結果」に対するケアはできても、痛みが出ている「原因」までは届かないことが多いんです。

だから、お母さんが毎日頑張ってケアをしているのに良くならないのは、お母さんのせいではないんです。自宅ケアの限界なんです。

体から発する痛みの信号を、一時的にケアで和らげることはできます。でも、根本的な原因が解決されていないと、次に痛みが現れるときには、その時の危険信号を超える、もっと危険な状態に変化していることもあるんです。それを繰り返すと、最終的には重い障害につながることもあります。

お母さん、もう一人で頑張らなくていいんです。専門家の力を借りる時期に来ているのかもしれません。

筋肉の「機能回復」には専門的なアプローチが必要です

では、「筋肉の機能回復」とは具体的にどういうことなのでしょうか。そして、なぜ専門的なアプローチが必要なのか、詳しく説明しますね。

ひのくま整骨院で行っている神経筋整復法は、まさにこの「筋肉の機能回復」に特化した施術方法なんです。

神経筋整復法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)療法の理論をベースに、春日スポーツ医学研究所の春日啓先生が研究開発された手技療法です。筋肉の筋代謝力を向上させることを目的としています。

「筋代謝力」って難しい言葉ですよね。簡単に言うと、筋肉がエネルギーから力を生み出すシステムのことなんです。

私たちの筋肉は、食事から得た栄養をエネルギーに変えて、それを使って動いています。この「エネルギーを作って使う」というシステムが、筋代謝なんですね。

オスグットのお子さんの筋肉は、このシステムがうまく働いていない状態なんです。エネルギーはあるのに、それを効率よく力に変えられない。だから、無駄に頑張らなきゃいけないし、疲れやすいし、骨への負担も大きくなってしまうんです。

では、神経筋整復法では具体的にどういうことをするのか、もう少し詳しく説明しますね。

筋肉の中には、「感覚受容器」という小さなセンサーがたくさんあります。このセンサーが、「今、筋肉がどのくらい伸びているか」「どのくらい力が入っているか」といった情報を、神経を通じて脳に送っているんです。

脳はその情報を受け取って、「もっと力を入れなさい」とか「もう少し緩めなさい」といった指令を、また神経を通じて筋肉に送り返します。このやり取りがスムーズに行われることで、筋肉は適切に働くことができるんですね。

ところが、オスグットのお子さんの筋肉は、このセンサーの感度が鈍くなってしまっています。すると、脳に正確な情報が届かなくなり、脳からの指令も筋肉にうまく伝わらなくなる。このコミュニケーション不全が、筋肉が働けない大きな原因なんです。

神経筋整復法では、この感覚受容器を適切に刺激することで、神経のコミュニケーションを回復させます。

感覚受容器が刺激されると、感覚神経を通じて中枢(脊髄・脳)へ情報が伝達されます。すると、中枢器官は刺激を受けた筋肉だけでなく、それに関連する筋肉たちも働かせるために、運動神経へ情報伝達を行うんです。

運動神経の末端である神経終末から、筋肉内の神経筋接合部に伝播されて、筋肉が活動を起こす。この一連の神経回路を「神経反射弓」と呼びます。神経筋整復法は、この神経反射弓を整える施術なんです。

「難しくてよく分からない」と思われるかもしれませんね。もっと分かりやすく例えてみましょう。

筋肉と脳の関係は、会社と本社の関係に似ています。現場(筋肉)で何が起こっているかを本社(脳)に報告して、本社が適切な指示を出す。このコミュニケーションがうまくいっていれば、会社は順調に回ります。

ところが、電話回線(神経)の調子が悪くなると、現場の声が本社に届かない、本社の指示が現場に伝わらない。すると、現場は混乱して、効率が悪くなってしまいますよね。

神経筋整復法は、この電話回線を修理するようなものなんです。コミュニケーションが回復すれば、現場(筋肉)は本来の働きを取り戻すことができるんですね。

そして、これは自宅でのストレッチやマッサージではできないことなんです。なぜなら、感覚受容器を適切に刺激するには、専門的な知識と技術が必要だからです。

どこを、どのタイミングで、どのくらいの強さで、どの方向に刺激するか。これらすべてが計算されて初めて、神経反射弓が正しく働き始めるんです。

さらに、神経筋整復法では、痛みが出ている膝だけでなく、全身のバランスを見ながら施術を進めていきます。

オスグットの場合、太ももの筋肉だけでなく、お尻の筋肉、股関節周りの筋肉、骨盤のバランス、腰の筋肉まで、全体を評価します。そして、どこの筋肉の機能が落ちているか、どこのバランスが崩れているかを見極めて、一人ひとりに合った施術プランを組み立てていくんです。

筋肉の活動量が増えると、酸素と栄養が必要になりますよね。すると、血液の運搬に関係する血管の働きも活発になります。これは副交感神経の機能促進にもつながるため、自律神経系にも良い影響を与えることができると考えています。

つまり、神経筋整復法は、単に筋肉をほぐすだけでなく、神経系、血管系、自律神経系まで含めた、体全体のシステムを整える施術なんです。

久喜市内で神経筋整復法を行っているのは、ひのくま整骨院だけです。

多くの医療機関では、電気治療器を使った施術が主流です。確かに、最新の医療機器は素晴らしい技術ですが、当院では機械に頼るのではなく、患者さん自身が持っている自然治癒力を引き出すことを大切にしています。

優しい手技療法で、一人ひとりの体の状態に合わせた、その人だけの施術プランを組み立てていきます。お子さんの体に優しく、痛みのない施術ですので、安心してください。

お母さん、自宅ケアを頑張ってこられたあなたの努力は、決して無駄ではありません。でも、ここから先は、専門家の力を借りてみませんか。お母さん一人で抱え込む必要はないんです。

医療機関でのオスグット治療の基本を知っておきましょう

ひのくま整骨院の考え方をお伝えする前に、一般的な医療機関ではオスグットがどのように治療されているのか、お母さんにも知っておいていただきたいと思います。

整形外科などの医療機関では、オスグット・シュラッター病は次のように治療されることが一般的です。

基本は保存療法とされます。保存療法というのは、手術をしないで治療する方法のことですね。

まず第一に、安静が推奨されます。スポーツ活動を休止または制限して、膝への負担を減らします。「痛みがあるときは運動を控えてください」と指導されることが多いです。

アイシング。練習後や痛みが強いときに、膝を冷やして炎症を抑えます。これはお母さんも自宅でやっていらっしゃることですね。

薬物療法。湿布や、場合によっては消炎鎮痛剤の内服薬が処方されることもあります。炎症を抑え、痛みを和らげるための対症療法です。

ストレッチ指導。大腿四頭筋のストレッチ方法を指導されます。筋肉の柔軟性を高めることで、骨への牽引力を減らすという考え方です。これも、お母さんが自宅で実践されていることですね。

サポーターやテーピング。膝を保護するために、サポーターの使用やテーピングの方法を指導されることもあります。

物理療法。温熱療法や電気治療、超音波治療などが行われることもあります。これらは血流を改善したり、炎症を抑えたりする効果が期待されます。

治療期間については、「成長が止まるまで痛みが続くこともある」「数ヶ月から1年以上かかることもある」と説明されることが多いです。基本的には、成長が終われば骨が固まって、自然に症状は落ち着くとされています。

痛みが非常に強い場合や、骨片が大きく剥離している場合には、手術が検討されることもありますが、これは非常に稀なケースです。

これらの治療方針は、決して間違っているわけではありません。医学的に確立された標準的な治療法であり、実際にこの方法で症状が改善するお子さんもたくさんいらっしゃいます。

お母さんが自宅で行っているケアも、この標準的な治療法に沿ったものなんですね。つまり、お母さんは正しいことをされているんです。

でも、それでも良くならない。そんなケースも実は多いんです。

なぜでしょうか。それは、これらの治療法が主に「症状を和らげる」「悪化を防ぐ」ことを目的としているからなんです。痛みが出ている「結果」に対する治療であって、痛みが出ている「原因」までは深く掘り下げていないことが多いんですね。

特に、筋肉の「機能」という視点が抜けていることが多いんです。筋肉を伸ばすことはしても、筋肉が「なぜ硬くなっているのか」「なぜうまく働けないのか」という根本的な問題にはアプローチしていないんですね。

ひのくま整骨院が考える、オスグット改善に必要なこと

ひのくま整骨院では、オスグットの痛みを少し違った角度から捉えています。

痛みには大きく分けて3つの種類があります。

一つ目は、ケガや感染に関する炎症性疼痛。骨折や捻挫、感染症などで起こる痛みです。

二つ目は、水腫や腱鞘炎などの代謝性疼痛。体の代謝がうまくいかなくなって起こる痛みです。

そして三つ目が、筋肉の閾値の低下による痙攣性疼痛。筋肉が正常に働けなくなって起こる痛みです。

オスグットの多くは、この3つ目の痙攣性疼痛に分類されると考えています。もちろん、炎症性疼痛の要素もありますが、根本的な原因は筋肉の機能低下なんです。

「筋肉の閾値の低下」という難しい言葉が出てきましたね。閾値というのは、境界線、限界点という意味です。

簡単に言うと、筋肉が正常に働ける限界点が下がってしまっているということなんです。本来100の力を出せる筋肉が、機能低下によって50の力しか出せなくなっている。そこに60の負荷がかかったら、もう限界を超えてしまって痛みが出る、というイメージです。

本来、筋肉はいくつもの筋肉が連続性、協調性、拮抗性を持って働くことで、スムーズな動きを作り出しています。

例えば、膝を曲げるときには、太ももの前の筋肉が緩んで、太ももの裏の筋肉が縮む。膝を伸ばすときは逆に、太ももの前の筋肉が縮んで、太ももの裏の筋肉が緩む。この絶妙なバランス、この連携プレーで、私たちはスムーズに動くことができるんです。

ところが、このシステムが崩れると、筋肉がこわばるように常に緊張状態になってしまいます。緊張したまま動き続けると、筋機能の低下が起こります。

そして、筋肉への負荷がその時点の筋肉のシステムキャパシティを超えてしまったときに、「これ以上は危険です!」という信号として、痛みが出るんです。

オスグットで痛みが出ているお子さんの体を検査すると、太ももの筋肉だけでなく、お尻の筋肉、腰の筋肉、股関節周りの筋肉など、広い範囲で筋肉の機能低下が見られることが本当に多いんです。

筋肉の機能障害がシステムのバランスを崩すと、関節周囲の均衡も崩れてしまいます。すると、関節にゆがみが起こり、関節の隙間が狭くなったり、腱の通り道がずれてしまったりします。

これによって関節の動きがさらに崩れ、骨と腱の間で摩擦が発生して熱を生み、痛みを起こすという悪循環に陥ってしまうんですね。

オスグットの場合、膝のお皿の下で、大腿四頭筋の腱(膝蓋靭帯)が脛骨結節を引っ張り続けています。でも、なぜそんなに強く引っ張ってしまうのでしょうか。

それは、大腿四頭筋が正常に働けていないからなんです。筋肉が機能低下を起こすと、力を出そうとしても効率的に力が出せません。すると、同じ動きをするのにも、より強く引っ張らないといけなくなる。これが骨への過度な負担につながっているんです。

さらに、太ももの筋肉だけの問題ではありません。

例えば、お尻の大きな筋肉(大殿筋、中殿筋)がうまく働いていないと、太ももの筋肉がそれをカバーしようとして、余計に頑張らなければならなくなります。

股関節の動きが悪かったり、骨盤の位置がずれていたりすると、膝への負担はさらに増えます。腰や背中の筋肉の緊張も、下半身のバランスに影響を与えます。

つまり、膝に痛みが出ているからといって、必ずしもそこだけに原因があるわけではないんです。痛みが出ている場所と、痛みの再試行日続ける原因がある場所は、違うことが多いんですね。

だからこそ、ひのくま整骨院では、痛みが出ている膝だけでなく、全身の筋肉のバランス、関節の動き、体の使い方まで総合的に評価して、一人ひとりに合った施術プランを組み立てています。

神経筋整復法で筋肉の機能を回復させることで、筋肉が本来の力を発揮できるようになります。すると、骨への過度な牽引力が減り、炎症が治まり、痛みが軽減していきます。

そして、筋肉の活動量が増えることで血流も改善します。血流が良くなると、疲労物質の代謝が促進され、組織の修復も進みやすくなります。これが根本改善につながっていくと、私たちは考えています。

筋機能の向上が血管の末端の集合管の再構築を促すことで、疲労の代謝を促し、改善しようとする良いサイクルが起こります。このサイクルが重なることで、痛みを出す必要のなくなる体内環境を構築することができると考えています。

よく「弱いから鍛える」という考え方がありますよね。確かに、筋力トレーニングは大切です。でも、オスグットの場合、この考え方が逆効果になることもあるんです。

筋肉に異常があるから、痛かったり重かったりする。つまり、筋肉はあるけど働けないことが問題なんです。

筋肉が落ちているから鍛えるというのは、実は筋肉が機能停止してしまっている筋線維が多いから落ちているのであって、そこに筋肉に負荷をかけてトレーニングを行うと、まだ働けていた筋繊維にさらに負担をかけることになってしまいます。

例えば、10人で仕事をしていたチームで、7人が動けなくなってしまったとします。残りの3人で頑張っているところに、「もっと頑張れ!」と負荷を増やしたらどうなるでしょうか。3人も倒れてしまいますよね。

筋肉も同じなんです。まずは、動けなくなっている7人を復活させること。全員が働けるようになってから、チーム全体を強化していく。これが正しい順序なんです。

だからこそ、まずは働けなくなっている筋肉を目覚めさせること。筋肉の機能を回復させることが、オスグット改善の第一歩だと考えています。

お母さんが自宅で行っているストレッチやマッサージは、「悪化を防ぐ」「症状を和らげる」という点では効果的です。でも、「筋肉の機能を回復させる」という点では、専門的なアプローチが必要なんです。

自宅ケアと専門的な施術、両方を組み合わせることで、より効果的に改善を目指すことができるんですね。

「もっと早く来れば良かった」とおっしゃったお母さんの声

ここで、実際にひのくま整骨院で施術を受けたお子さんと、そのお母さんの体験談をご紹介します。

来院されたのは、サッカーを頑張っている中学1年生の男の子でした。身長は155センチ、体重は45キロくらいのやせ型体格で、ポジションはミッドフィルダーでした。

お母さんは40代前半の方で、看護師の経験があり、医療についての知識もある程度お持ちでした。だからこそ、「自分で何とかできるはず」と思って、自宅でのケアを一生懸命やってこられたそうです。

半年ほど前から右膝のお皿の下に痛みを感じるようになり、整形外科を受診してオスグット・シュラッター病と診断されました。「成長期だから仕方ない。痛いときは運動を控えて、ストレッチをしっかりやってください」と言われたそうです。

お母さんは、医療系の情報サイトやYouTubeで徹底的に調べ、毎晩寝る前に30分かけて丁寧にストレッチをさせていました。お風呂上がりには太ももをマッサージし、練習後は必ずアイシング。サポーターも購入して着けさせていました。

「これだけやっているんだから、きっと良くなるはず」と信じていたそうです。

でも、3ヶ月経っても、4ヶ月経っても、一向に良くなりません。それどころか、だんだん痛みが強くなってきて、練習だけでなく、階段の上り下りや、自転車に乗るときにも痛みを訴えるようになってしまいました。

「私のやり方が間違っているのかな」「もっとちゃんとやらないとダメなのかな」お母さんは自分を責めるようになり、さらに時間をかけてストレッチをさせたそうです。

でも、子どもは「痛い」と言うようになりました。実は、お母さんが一生懸命やればやるほど、力が入りすぎて、子どもにとっては苦痛なストレッチになっていたんです。

そんなとき、同じサッカーチームの保護者から「うちの子もオスグットだったんだけど、ひのくま整骨院に行ったらすごく良くなったよ」という話を聞いたそうです。

最初は「整骨院なんて…マッサージするだけでしょ?それなら私も家でやっている」と思ったそうです。でも、その保護者が「全然違うよ。神経筋整復法っていう特別な方法なんだって。うちの子、3ヶ月で痛みがなくなったから」と勧めてくれて、半信半疑ながら来院されました。

初診時のカウンセリングで、お母さんは涙ながらに話してくださいました。「私、毎日頑張ってストレッチもマッサージもやってるんです。でも全然良くならなくて。私のやり方が悪いんでしょうか。もっと早く病院に連れて行くべきだったんでしょうか」

私は、お母さんにこう伝えました。「お母さん、本当によく頑張ってこられましたね。お母さんのやり方は間違っていません。ただ、自宅ケアだけでは届かない部分があるんです。お母さん一人で抱え込む必要はないんですよ」

初診時の検査では、右膝の脛骨結節の突出と圧痛が確認できました。そして、詳しく体全体を検査すると、股関節の動きが硬く、骨盤のバランスも崩れていました。お尻の筋肉も、腰の筋肉も、機能が低下していました。

「膝だけの問題ではないんですね。股関節や骨盤、腰まで関係しているなんて、知りませんでした」とお母さんは驚いていらっしゃいました。

初回の施術では、骨盤の位置を整え、股関節の動きを改善し、腰から太ももにかけての筋肉の機能を回復させる施術を行いました。

施術後、子どもに膝を曲げてもらうと、「あれ、さっきより楽です!」と嬉しそうな顔。お母さんも「本当ですか?たった一回でこんなに変わるんですか?」と信じられない様子でした。

その日から、週に2回のペースで通院していただきました。お母さんには、自宅でのストレッチは続けていただいて大丈夫ですが、無理に強く伸ばさないこと、痛みが出るほど頑張らないことをお伝えしました。

「え、もっと頑張らなくていいんですか?」とお母さんは驚いていらっしゃいましたが、「お母さんのストレッチは、悪化を防ぐという意味でとても良いことです。でも、筋肉の機能を回復させるのは、私たちに任せてください」とお伝えしました。

3回目の施術後には、階段の上り下りが楽になりました。5回目の施術後には、自転車にも痛みなく乗れるようになりました。8回目の施術後には、サッカーの練習も全力でできるようになりました。

合計10回の施術を終える頃には、痛みはほぼ消失していました。

最後の日、お母さんはこうおっしゃいました。「先生、もっと早く来れば良かったです。私、一人で何とかしなきゃって思い込んでいました。でも、専門家の力を借りることって、恥ずかしいことでも、負けることでもないんですね。子どものために、もっと早く決断すべきでした」

私はお母さんにこう伝えました。「お母さん、今まで一人で頑張ってこられたこと、本当に素晴らしいことです。お母さんの愛情があったからこそ、症状がこれ以上悪化せずに済んだんですよ。そして、今、専門家の力を借りることを決断されたこと、それも正しい選択です。お母さんは、ちゃんとお子さんのために最善を尽くされています」

お母さんは涙を浮かべながら、「ありがとうございます。これからは無理せず、困ったときは相談させてください」とおっしゃいました。

この患者さんのケースで大切なポイントは、お母さんの自宅ケアが間違っていたわけではないということです。お母さんは正しいことをされていました。ただ、自宅ケアだけでは届かない部分があった。それだけなんです。

自宅ケアと専門的な施術を組み合わせることで、より効果的に改善できたんですね。

お母さん、一人で抱え込まないでください

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

お母さん、今、どんな気持ちでいらっしゃいますか?

「やっぱり私のやり方では足りなかったんだ」と落ち込んでいらっしゃるかもしれません。でも、そんな風に思わないでください。

お母さんが毎日、仕事や家事で忙しい中、時間を作ってお子さんのケアをしてこられたこと。YouTubeで調べて、一生懸命ストレッチの方法を学んだこと。お子さんの痛みを少しでも和らげようと、マッサージをしてあげたこと。

その愛情と努力は、決して無駄ではありません。お母さんのケアがあったからこそ、症状がこれ以上悪化せずに済んでいるんです。

ただ、ここから先は、専門家の力を借りてみませんか。

お母さん一人で全部抱え込む必要はないんです。専門家の力を借りることは、恥ずかしいことでも、負けることでもありません。むしろ、お子さんのために最善の選択をする、賢明な判断なんです。

痛みを我慢し続けることは、お子さんの体にとっても、心にとっても良いことではありません。体から発する信号を一時的に我慢すると消えることが多くありますが、次に現れるときには、その時の危険信号を超える危険な状態に変化していることもあります。それを繰り返すと、重い障害につながることもあるんです。

大切な成長期に、痛みのために好きなスポーツを思い切り楽しめないのは、もったいないことです。

ひのくま整骨院では、神経筋整復法という筋肉の機能回復に特化した施術で、お子さんの体が持っている自然治癒力を引き出し、根本からの改善を目指しています。

一人ひとりの体の状態をしっかりと検査し、その人だけの施術プランを組み立てます。電気治療器に頼るのではなく、優しい手技療法で、患者さんに寄り添いながら施術を進めていきます。痛みのない、お子さんに優しい施術ですので、安心してください。

久喜市内で神経筋整復法を行っているのは、ひのくま整骨院だけです。

初回のカウンセリングでは、お母さんが今まで頑張ってこられたこと、どんなケアをされてきたか、どんな不安を抱えているか、じっくりとお話を伺います。お母さんの努力を否定することは絶対にありません。むしろ、その努力を尊重しながら、そこにプラスアルファの専門的なアプローチを加えていくんです。

「本当に良くなるのかな」「今までいろいろ試してきたけど、また同じなんじゃないかな」そんな不安もあるかもしれません。その気持ち、本当によくわかります。

でも、その不安を一人で抱えたまま、お子さんの痛みを我慢させ続けるよりも、まずは一歩踏み出してみませんか。

「もっと早く相談すれば良かった」というお母さんの声を、本当にたくさん聞いてきました。でも、「今」がまさにそのタイミングかもしれません。

お子さんが痛みを気にせず、思い切りスポーツを楽しめる日が来ることを、私たちは心から願っています。そして、そのお手伝いをさせていただきたいと思っています。

お母さん、一人で頑張りすぎないでください。私たちと一緒に、お子さんの笑顔を取り戻しましょう。

ひのくま整骨院は、お母さんとお子さんを全力でサポートいたします。

💝 頑張っているお母さんへ 💝

一人で抱え込まないでください。私たちにお手伝いさせてください

自宅ケアと専門的な施術を組み合わせて、お子さんの笑顔を取り戻しましょう

📍 所在地:〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7

📞 電話番号:0480-31-7775

🌐 予約サイト:https://airrsv.net/hinokuma-kinseifukuin/calendar

💬 LINE公式アカウント:https://lin.ee/3FPEctx

⏰ 診療時間

月~金:午前8:30~午後1:00 / 午後3:00~午後8:00

土曜日:午前8:30~午後1:00 / 午後3:00~午後5:00

休診日:日曜日、祝日

お電話でのご予約が難しい方は、24時間受付可能なWeb予約、またはLINE公式アカウントからもご予約いただけます。

「ホームページを見て」とお伝えいただくとスムーズです

まずはお気軽にご相談ください。お母さんの頑張りを、私たちがサポートします。

オスグットの痛みは、自宅ケアと専門的なアプローチを組み合わせることで、改善を目指すことができます。お子さんの大切な成長期を、痛みではなく笑顔で満たすために、ぜひひのくま整骨院にご相談ください。

お母さん、あなたは一人じゃありません。私たちがいます。一緒に頑張りましょう。

あなたとお子さんのご来院を、心よりお待ちしております。

トップへ戻る