埼玉県久喜市|ひのくま整骨院ブログ
はじめに
「朝、腰が痛くて起き上がれない」「生理のたびにお腹や腰がズーンと重くなる」
そんなお悩みを抱えていませんか?
埼玉県久喜市にあるひのくま整骨院では、筋肉の深部にある「筋腱移行部」へ施術を行い、神経と筋肉の協調的な働きを回復させる**「神経筋整復法」**を提供しています。
今回は、実際の症例として、15歳の女性患者の腰痛と生理痛の症状が緩和したエピソードを通して、私たちの施術の考え方をご紹介します。
15歳女性の「朝起きられない腰痛」との出会い
朝、腰が痛くて起き上がれない
ある日、母親の紹介で来院された15歳の女子中学生。主訴は「朝、腰が痛くてベッドから起き上がるのがつらい」というものでした。学校の体育などで特別に激しい運動をしているわけでもなく、姿勢や生活習慣に大きな問題があるわけではありません。
初検でわかった筋肉の緊張と骨盤のゆがみ
触診・動作確認を行ったところ、以下のような所見がみられました:
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腹斜筋系に硬結(筋肉のこわばり)
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骨盤に回旋制限
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体幹の前屈・後屈・側屈・回旋すべてに制限あり
痛みの原因は「腰そのもの」ではなく、筋肉の機能不全と骨盤の歪みが連動した結果であると考えられました。
「生理痛が強くないですか?」の一言から変わった施術方針
会話の中で明かされたもう一つの悩み
施術中、骨盤の可動制限や筋肉の緊張を見ながら私はこう尋ねました。
「生理痛、けっこうつらくないですか?」
その子は、驚いたように「はい、悩んでます」と答えてくれました。
毎月、学校を休むほどではないけれど、下腹部や腰の痛みに耐えているとのこと。
初回の施術で腰痛と生理痛の症状に変化
初回の施術後、腰痛の緩和だけでなく、「生理痛もいつもより軽かった」との報告を受けました。
2回目の施術後には明らかに症状が落ち着き、1週間の経過観察後、3回目の施術で症状の安定を確認。「朝起きられない腰痛」も「生理痛」も、日常生活に支障のないレベルに改善されました。
筋腱移行部(腱紡錘)へのアプローチとは?
筋肉と骨のつなぎ目にある“情報センサー”
筋肉が骨に付着する「筋腱移行部」には、ゴルジ腱器官というセンサーのような構造があり、筋肉にかかる張力や負荷を感知しています。
神経筋整復法は、腱紡錘に微細な圧をかけて刺激
私たちが行う「神経筋整復法」は、関節の最大可動域で止めた状態から、患者自身は力を入れず、術者が微細な圧を加え続けることで腱紡錘(ゴルジ腱器官)に刺激を与える施術です。
これは、**感覚神経(求心性)→中枢神経→運動神経(遠心性)**というルートを活性化し、筋肉と神経の協調を促します。
自律神経系への間接的な影響とは?
この感覚—運動ループが正常に働くようになると、筋肉の機能が回復するだけでなく、交感神経・副交感神経を含む自律神経系のバランスにもよい影響が期待されます。
つまり、筋肉の機能を整えることが、間接的に内臓機能やホルモンバランスにも働きかけるのです。
10年後に再び聞いた“改善の声”
別の女性患者様からの紹介
ある日、初診で来院された女性患者様が、受付後にこうお話しくださいました。
「実は、こちらには○○さん(※旧患者さんのお母さま)に紹介されて来たんです。あの時の娘さんの話、聞いてびっくりして…」
その一言で、私は10年ほど前に施術を行った、当時15歳だった少女のことを思い出しました。
「娘の生理痛は、あのあとほとんど出ていないのよ」
患者様はこう続けました。
「腰の症状を見て“生理痛あるでしょ?”って言われて、生理痛まで楽になったって聞いて…それって本当なの?って思って、紹介してもらいました。」
その少女のお母様からは、**「娘の生理痛は、あのあとほとんど出ていないのよ」**という言葉を伺ったとのことでした。
10年という長い年月を経て、症状が再発することなく過ごせていることに、私自身も深く感動しました。
腰痛や生理痛に悩む方へ—神経筋整復法ができること
痛みの原因は“筋力不足”ではなく“機能不全”
痛みがあると「筋力をつけた方が良い」と思われがちですが、ひのくま整骨院では筋肉の疲労蓄積や神経伝達の遅延による痙攣痛に着目します。
鍛えるのではなく、正常に働ける状態へ
疲労物質がたまった筋肉を無理に使うと、筋線維がさらに損傷し、慢性的な痛みの悪循環に陥ります。
**回復に必要なのは、“負荷”ではなく“調整”**です。
自律神経を整えるには、筋肉と神経の調和がカギ
直接的に交感神経・副交感神経にアプローチするのではなく、感覚と運動神経の回路を活性化させることで、間接的に全身の神経バランスを整えていく。
これが、ひのくま整骨院が大切にしている考え方です。
不調の“背景”を探りたい方へ、まずはご相談ください
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「痛み止めで何とかやり過ごしている」
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「年齢のせいとあきらめている」
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「病院では異常がないと言われた」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
症状の“背景”にある筋肉と神経の状態を確認し、その人に合った調整方法をご提案いたします