今年も残すところあとわずかとなりましたね。新しい年を気持ちよく迎えるために、寒空の下、窓拭きや高いところの掃除など、大掃除を頑張った方も多いのではないでしょうか。
「よし、これで家はピカピカだ!」と一息ついたとき、ふと腕を上げようとして「イタタッ…」と顔をしかめてしまうことはありませんか?
「久しぶりに動いたから筋肉痛かな?」「数日休めば治るだろう」
そう思って我慢しているその痛み、実は体からの「危険信号」かもしれません。今日は、大掃除後に多くの患者様が訴える「肩や腕の痛み」について、当院独自の視点でお話しします。安心して読み進めてくださいね。
目次
- 頑張った証拠?それとも危険信号?大掃除後の体の声
- 「神経筋整復法」で眠っている筋肉を目覚めさせる
- 一般的な病院での診断と治療
- ひのくま整骨院が考える「痛みの原因」と施術
- 【改善事例】窓拭き後に腕が上がらなくなった50代女性
- 本気で治したいあなたへ
頑張った証拠?それとも危険信号?大掃除後の体の声
高い場所にある窓を拭くために、普段はしないような姿勢で長時間腕を上げ続けたり、重い家具を動かしたり。大掃除は想像以上に体に負担をかけます。
掃除が終わった直後は達成感で気づかないこともありますが、夜になってから、あるいは翌朝になってから、ズキズキとした痛みや、腕が鉛のように重くなる感覚に襲われることがあります。
「このくらいの痛みなら…」と湿布を貼って我慢してしまうお気持ち、とてもよく分かります。しかし、その「我慢」が、後々もっと大きな痛みとなって返ってくることがあるのです。
私たちの体はとても賢く、異常があると痛みや違和感としてサインを出してくれます。そのサインを無視して無理を続けると、次はもっと強いサインを出さなければならなくなります。それが繰り返されると、重い障害に繋がってしまうこともあるのです。
「年だから仕方ない」と諦める前に、まずはその痛みの正体を一緒に見ていきましょう。
「神経筋整復法」で眠っている筋肉を目覚めさせる
当院では、久喜市では唯一となる「神経筋整復法(しんけいきんせいふくほう)」という施術を行っています。
これは、PNF(固有受容性神経筋促通法)というリハビリテーションの理論をベースに、春日スポーツ医学研究所の春日啓先生が考案された画期的な手技療法です(別名:神経筋整合法)。
少し難しい言葉が出てきましたが、簡単に言うと「サボっている筋肉を呼び覚まして、正しく働けるようにする」ための整体です。
筋肉の代謝力と神経のループ
私たちの筋肉は、ただあるだけでは動きません。脳や脊髄(せきずい)からの「動け!」という指令が神経を通って届くことで初めて力を発揮します。
神経筋整復法では、筋肉の中にあるセンサー(感覚受容器)を優しい手技で刺激します。すると、その信号が神経を通って脳や脊髄へ送られ、「あ、ここの筋肉を使わなきゃ!」という命令が運動神経を通って再び筋肉へと戻ってきます。
この情報のループ(神経反射弓)を整えることで、今まで機能停止していた(サボっていた)筋肉が目覚め、本来の働きを取り戻すのです。
筋肉がしっかり働くと、エネルギーを使って熱や力を生み出す「筋代謝力(きんたいしゃりょく)」が向上します。すると、酸素や栄養を運ぶために血流が良くなり、自律神経のバランスも整いやすくなるのです。
久喜市で唯一の技術・自然治癒力を引き出す
一般的な整骨院や整体院では、電気を当てたり、強くマッサージをしたりすることが多いかもしれません。
しかし、当院では機械に頼りません。患者様ご自身の体が持っている「治ろうとする力(自然治癒力)」を最大限に引き出すために、手技だけで優しくアプローチします。
「筋肉が落ちているから鍛えましょう」と言われて、痛みをこらえてトレーニングをした経験はありませんか?
実は、筋肉が落ちているように見えるのは、筋肉の量が減ったからではなく、「働けていない筋肉」が多いからなのです。
疲弊して動けなくなっている筋肉に、さらに負荷をかけてトレーニングをするのは、疲れ切った人に「もっと走れ!」と言うようなもの。かえって逆効果になることもあります。
まずは、神経筋整復法で筋肉が働ける環境を整えてあげることが、根本改善への近道だと私たちは考えています。
一般的な病院での診断と治療
今回のタイトルのような「腕が上がらない」「肩が痛い」という症状で病院(整形外科)に行くと、多くの場合「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」、いわゆる四十肩・五十肩と診断されることが一般的です。
レントゲンを撮って「骨には異常ありませんね」と言われ、以下のような処置が行われることが多いでしょう。
- 痛み止めの薬や湿布の処方
- 関節内へのヒアルロン酸やステロイド注射
- 「痛みが引くまで安静にしてください」という指示
- 温熱療法や電気治療
もちろん、これらが必要な場合もあります。しかし、「安静にしていたけれど、動かそうとするとやっぱり痛い」「注射の効果が切れるとまた痛む」と悩まれている方が多いのも事実です。
ひのくま整骨院が考える「痛みの原因」と施術
当院では、痛みを大きく3つの種類に分けて考えています。
- ケガや感染による炎症性の痛み
- むくみや腫れによる代謝性の痛み
- 筋肉の機能低下による痙攣(けいれん)性の痛み
大掃除後の長引く痛みの多くは、3つ目の「筋肉の機能低下」が関係していると当院では考えています。
筋肉のシステムエラーが痛みを呼ぶ
筋肉は、一本の線ではなく、いくつもの筋肉が協力し合ったり(協調性)、反対の動きをしたり(拮抗性)することで、スムーズに関節を動かしています。
しかし、普段使わない筋肉を急激に使ったり、無理な姿勢を続けたりすると、この連携システムが崩れてしまいます。
システムが崩れると、筋肉は常に緊張した「こわばり状態」になり、関節を引っ張ってしまいます。すると、関節の位置が微妙にズレて(ゆがみ)、骨と骨の隙間が狭くなったり、腱(けん)の通り道が変わったりしてしまいます。
その状態で無理に動かそうとするから、関節の中で摩擦が起き、熱を持ち、痛みが発生するのです。
つまり、痛みがある場所(肩)だけを揉んでも解決しません。システムエラーを起こしている筋肉の連携を、神経筋整復法で正常に戻してあげることが必要なのです。
【改善事例】窓拭き後に腕が上がらなくなった50代女性
ここで、実際に当院に来院された患者様のケースをご紹介します。
【患者様データ】
久喜市在住、50代女性。主婦。普段はあまり運動をせず、家事中心の生活。
【症状と経緯】
年末の大掃除で、半日かけて家中の窓拭きを実施。高いところを拭くために腕を上げ続け、雑巾を強く絞る動作を繰り返しました。
翌日から右肩に違和感を覚え、3日後には「洗濯物を干すときに腕が上がらない」「エプロンの紐を後ろで結べない」ほどの痛みに悪化。
【当院での検査と施術】
整形外科的な検査に加え、当院独自の筋肉の連動性をチェックしました。
仰向けで検査をしたところ、肩そのものだけでなく、腕を支える背中の筋肉や、体幹を支える腰の筋肉との連携がうまくいっていないことが判明しました。
「五十肩」のような症状ですが、原因は「肩甲骨周りの筋肉の機能不全」でした。
施術では、うつ伏せや仰向けの状態で、筋肉の神経反射を利用した「軸合わせ」を行いました。ボキボキするような施術ではなく、関節の運動軸に合わせて優しく調整を行います。
【結果】
初回の施術後、90度までしか上がらなかった腕が、120度付近まで上がるように変化しました。
「あれ?軽い!」と驚かれていました。
その後、計5回の施術で筋肉の機能システムが再構築され、痛みなく大掃除前と同じように家事ができるようになりました。
※施術効果には個人差がありますが、正しいアプローチをすれば体は必ず応えてくれます。
本気で治したいあなたへ
「もう年だから」「使いすぎたから」と諦めて、痛みを我慢していませんか?
その痛みは、筋肉からの「助けて!」というサインです。
一時的に痛みを抑えるだけでなく、「なぜ痛くなったのか」という根本原因である筋肉の機能不全を改善し、痛みの出ない体作りを一緒に目指しましょう。
久喜市で神経筋整復法を受けられるのは、ひのくま整骨院だけです。
本気でその悩みを治したいなら、一度専門家にご相談ください。私が全力でサポートいたします。
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