その五十肩、実は炎症期じゃない?回復を遅らせる3つの勘違い

はじめに

「五十肩って、自然に治るんでしょ?」 そんなふうに言われて半年以上――実はそれ、炎症期を長引かせているかもしれません。

久喜市でご相談の多い五十肩の中には、“治りにくくなってしまった人に共通する誤解”が存在します。 この記事では、五十肩が長引く理由と、正しい向き合い方について、神経と筋肉の専門視点からわかりやすく解説します。


読者像:久喜市在住 50代女性のケース

「半年くらい前から右肩がうまく上がらなくなって、特に朝起きたときがつらいんです。 整形外科に行って五十肩って言われましたけど、湿布と電気だけで、特に変化もないまま半年……。 最近では、洗濯物を干すのも、上着を着るのも一苦労です。」


五十肩には「炎症期・拘縮期・回復期」がある

五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、自然治癒するケースもあります。 しかし、回復には数ヶ月〜1年以上かかることもあり、正しい段階理解が必要です。

  • 炎症期(〜3ヶ月程度):動かすと激しい痛み。夜間痛も多い。
  • 拘縮期(3〜6ヶ月):痛みは和らぐが、関節が固く動かしづらい。
  • 回復期(半年以降〜):少しずつ動きが戻るが、無理は禁物。

この3段階を無視して無理に動かしたり、自己流でリハビリを始めてしまうと、かえって炎症が再発し、治りにくくなることがあります。


長引く人がやりがちな3つの勘違い

1. 「痛くても動かした方がいい」と思って無理をする

拘縮期や回復期では少しずつ動かすことが大切ですが、炎症期に無理をすると悪化することがあります。特に夜間痛があるうちは、無理に動かさず神経と筋肉の再調整が先決です。

2. 「五十肩は肩だけの問題」と思っている

実は肩関節だけでなく、背中・首・腕の筋肉や神経の連動不全が原因になっていることが多いのです。肩に原因がなくても、肩が動かなくなることもあります。

3. 「時間が経てば自然に治るはず」と放置してしまう

放っておくことで、筋肉が萎縮し、関節が固まり、年単位で可動域が戻らないケースもあります。早期に専門的な評価とアプローチが必要です。


神経と筋肉の視点から見る五十肩

当院では「どの筋肉が働いていないか」よりも、「なぜその筋肉が働かないのか」を大切にしています。

  • 筋肉の出力が落ちる
  • 動かしづらくなる
  • 無理に動かす
  • 神経が混乱し痛み・炎症が悪化

この悪循環を断ち切るには、神経の働きを整える必要があります。


神経筋整合法による施術方針

神経筋整合法では、以下のような流れで施術を行います:

  1. 神経信号の通り道を確認
  2. 筋の反応テスト(筋力・反射)
  3. 肩だけでなく全身の連動評価

重要なのは「痛みのある肩に強くアプローチしない」こと。 肩そのものではなく、関連する筋や神経の動きを整えることで、結果的に肩が楽に動くようになります。


無理せず、安全に日常生活へ戻るために

五十肩を長引かせないためには、正しい段階理解と、神経と筋肉のつながりに基づいたアプローチが不可欠です。

「いつか治るだろう」「まだ我慢できる」と思っているうちに、半年、1年と症状が続いている方は、ぜひ当院の施術方針をご検討ください。


まとめ

五十肩は「放っておけば治る」症状ではありません。 その放置こそが、治りを遅らせる最大の要因になることもあります。

久喜市・幸手市・白岡市などで 「五十肩が長引いてつらい」「動かすと痛いが、動かさないのも不安」 といったお悩みがあれば、

神経と筋肉の連携を読み解く「神経筋整合法」を取り入れているひのくま整骨院へ、ぜひ一度ご相談ください。

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