手先足先を動かすことで体を動かすか、その逆で体を動かすか

映画を観たらそれに影響されやすい私、先日、映像配信サービスの中で中国拳法のとある映画を観て、太極拳的な動きをしてみたくなってしまいました。

適当なんですけど左右対称にゆっくりとした動きで、と、手先だけの動きと体からの動き、鏡を見ながら動かしていると、あまり変わらないのに体はかなり違うことを知りました。

体から動かすということはよく言われていますけど、これがまたいろいろなスポーツにおいてあたりまえなんですが、できないというのが私の本音。けど鏡を見ながら、シャドーの動きの中でただ動かすのではなく手で物を動かす、手で壁を押す、などのイメージを持ちながらすると、手先で壁や物を動かすイメージでするよりも、体で動かすイメージにする方が全体が使えて気持ちがいい、これはどんなスポーツにも当てはまると思うんです。

スポーツではなくても、まず私たちの生活の中で必要な歩行、これも僕はいつも皆さんに注意をするのですが、一般的には腿(もも)をあげて、足をつくときは踵からと、この動きが僕のイメージする歩行動作には非常に不自然になるのです。そもそも歩くということは、足をあげることから体を動かすわけではありません。目的(例えば、次の扉まで進むため)に向かって体を移動させるので、体幹(胴体)を前に移動させると自然と脚が出るはずです。重心を左右にずらすという人もいますが、重心はふつうわかりませんので「みぞおち」あるいは「首元(背中と首の境あたり)」を軸足の上にずらすというのが最初の動作に、そのあとは惰性で動くこと、目的に向かって。みぞおち、首元はご自身でイメージしながらどちらが動きやすいかで良いと思います、これは、4スタンス理論に習っています。

だからスポーツとなると私が経験してきたのは少ないんですが、例えばサッカー、僕はいつも足で蹴ることだけを考えていたから、ボールのコントロールが下手で上達できなかったのかもしれませんが、力強いボールを蹴りだすときは、蹴りだす足で目に見えているボールよりも大きなボールを全身で、とイメージすると違ったかもしれません。足でボール蹴ることはわかっているんですから、体の使い方を足にするか体のわずかな動きにするのか。考えることは少ない方が、もっと別のことに気持ちや考えを巡らせることができます。

野球でもバッティングで、ボールにバットを当てますけど、手でボールを当てにいくというよりも、自然とバットを動かした先にボールをとらえることができれば、強い弾丸が飛び出るはずです。もちろん手で打つのはわかっています。

質量とかで考えても、手と全身、足と全身比べれば一目瞭然です。質量の差は大きな力の差になります。つまり少ない労力で行動できるわけです、体からになれば。

この考えを糧というか芯にするというかして、ゴルフなんかでも、手で振らないのではなく、手にクラブの感触を感じつつ動かしたときに捻転差や腰をひねるや重心の移動などを考えずに、大きな球を棒でたたくをイメージして動かすことで体が使えるそうです。

体を止めるわけではなく、目の前に大きなものがあるとして、それをどう動かすか、この考えの先に体から動かすという概念につながると私は考えます。

なかなかできないんですけどね。それでも少ない考察力と、目をつむっていても動けるくらいの自然な全身の使い方で健康寿命を向上させたいですね。

私の目指す施術も、全身を整えるということはこれにつながるという考えのもとで行っています。野球肘の患者さんも、腰の動きの調整をすると、痛みが出なくなる、ということもありますからね。

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