体が自動車だとすると・・・

筋肉を車のエンジンに例えると、
ガソリンタンクから燃料がエンジンに送られる管を、動脈
インジェクションやキャブレターは、肺や肺胞
空気と燃料が爆発するシリンダーが、筋線維とすると、
気筒数が筋肉の大きさとも考えられます。
動力にはモーターを合わせるハイブリッドもありますが、
モーターアシストを考えると、
歩き出す時に働く大型の筋肉の他に、小さな補助動筋と別名を持つ筋肉が、モーター
そこに排気管があり、マフラーにつながりますね。
この排気管、マフラーが静脈です。排気管のつまりがあると、
シリンダー内に二酸化炭素や、完全燃焼できなかった煤が付着して爆発力が劣ります。
つまりエンジン出力が低下するわけですよね。

購入当初はアクセルを踏み込むとすごく気持ちよく反応して、
加速力が感じられたのに、
メンテナンス不足で、排気効率が落ちて、シリンダーの煤がたまってしまうと、
アクセル操作に今までよりももたつく感じなど、不快な現象があるようです。

つまり筋肉も幼いころや、小学生くらいのころは何をやっても疲れない、
疲れても、ちゃんと睡眠をとれば、翌朝爽快に目が覚め、また元気よく生活ができるようになります。
新車のようです。
大人になるにつれて、運動量や、
勉強などで同じ姿勢でいる時間が増え、
不完全燃焼や収縮伸展による静脈血の流れが停滞してしまい、
筋肉内に疲労物質がたまっていってしまい、
睡眠をとっても、寝返りなども減り、十分な休息が取れないまま、
睡眠時間が減り、筋肉内により疲労物質がたまってしまい、
機能低下が起こってしまうという現象がさまざまな痛みの根本だと、私は考えています。

ハイブリットのモーターもバッテリー内の電気が全部放出されてしまうと、
モーターアシストがなくなりエンジンだけの始動となるため、
結構小さなエンジンだともたつく感じになりますよね。

自然な動きの中でスムースに動き出せるのは、
小さな筋肉が、大きな筋肉の初期動作のパワーを補助しているからだと思っています。
それから、衝撃を吸収するのも大きな筋肉は、大きな力を受け止め、それをさらに柔らかく吸収するのに、小さな筋肉が複数で細かく受け止めます。
筋肉の収縮には筋肉の長さを短くする等長性収縮と、筋肉の長さを変えないように収縮を起こす等尺性収縮、等長性収縮をしながら筋肉が伸ばされる等運動性収縮に分けられるそうです。
衝撃吸収は、等尺性収縮を得意とする脊柱起立筋群が、等運動性収縮を足や腕の筋肉が担っています。
等運動性収縮は、筋肉にかかる負荷が一番強く疲労物質がたくさん生まれやすい収縮作用です。
自動車のエンジンや、ダンパーではこのような事の一部しかできません。

さらに私たちの体には、自己修復力があります。
そのための休息が必要になりますが、
痛みが出てしまう状況の体に必要な休息がなかなか取れませんね。
そのような状況の関節はとても狭くなっていて筋肉、靭帯などの軟部組織がちぢこまり、
背骨や骨盤、地面と接する部位の骨が押されているような感覚に錯覚して、
睡眠時も無意識に力み続け、寝返りで痛みだしたり、朝痛みで目が覚めるようになってしまうからだ、
と私は考えています。

だから言いたいことは、痛みが出てからはなるべく早く調整に来院してほしい、ということと、
日ごろから体のメンテナンスに来てほしい、
自分でメンテをできるなら毎日続けてやってほしいということ。
メンテ、すなわちストレッチング。

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