突き指

先日、2歳の男の子の「突き指」(第4趾関節捻挫)の整復及び施術をする機会がありました。何回か来院してくれている男の子なので、怖がることなく自分一人で椅子に座ることができる賢い男の子です。

2歳ぐらいになると、問診や触診でしっかりと痛いところをしゃべることができるようです。お母様やお父様は子供がわかるはずないと思っているたようです。でも、結構しっかり、はっきりと痛いところを、私に伝えてくれましたよ。

肘を脱臼された時はさすがにもっと幼かったのと、初めて来院された恐怖とで大雑把に痛いと表現されていたのを思い出します。でもその整復がうまくいったことで「私」を信用してくれたみたいです。

突き指はいつ誰がなるかわからないぐらい、とても多い現象です。その中でも捻挫は非常に多いものです。でも皆さんその捻挫を結構軽く考えられていますが、捻挫ほど後遺症を残してしまうケガは多くないはずです。

大きなずれこそなかったのですが、圧迫という変位をしていましたので、軽い捻じれを整復しながら、関節の圧迫を整復し完全に関節を屈曲できるようにしました。2歳ぐらいのお子様は、筋肉や靭帯、軟骨もとても柔らかいので靭帯を部分断裂するようなことが少ないようです。出血をみることは、あまりありません。もちろん損傷の度合いによりますが、中学生ぐらいからの大人の体つきの人だったら、結構出血しているだろうなぁ、というレベルのケガでしたからね。

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