体のこわばり

私たちの体の痛みのほとんどは慢性痛なんです。
さて慢性痛とはどういったものか、
多くの大人は肩こりという現象のつらさを、覚えてしまっていますよね。
まさにそれが慢性痛なんです。
程度はいろいろあります。

なぜ起こるのか、大雑把には私は2通りあると思います。

・潜在意識の中で、体の中心軸が傾いている物
・骨格がゆがんで現実に体が傾いている物

潜在意識は、なかなか理解しがたいと思いますし、アプローチはできにくいです。
しかし、骨格のゆがみは、実際に触って動かして整えることができます。

ただ慢性痛を引き起こしている大元の原因は、筋肉疲労です。
なのでむやみに関節整復はしません、アジャストという整復操作のことです。
ではなぜ、骨格がゆがむと筋肉がこわばるのか?

例えば、坂道直立します。
平坦なところと違って、坂の面に対して地面なりに立ってしまう(地面に垂直)と、倒れてしまいますよね。
その時、地軸に対してまっすぐ立とうとします。
つまり坂の面に対しては傾いて立っていることになります。この姿勢は、力は入っていますよね。

とくに一番に私が気にする関節が足首です。
足首がゆがんでいると、足首の上のスネの骨が、足に対して傾いているのと同じです。
つまり、その上の骨の大腿骨も、骨盤も背骨も、順番に足首・膝・股関節・骨盤環・椎間関節・・・・、と頭に至るまで、
下面に対して傾き調整して立っています。
ゆがみの程度も人それぞれですし、どこの関節に比重が大きくなるかも違います。

痛みは一番のストレスになるため、早急に出さなくしようと体が働きかけるのですが、その機能も限界があり、
限界を超えてしまうと、痛みが静かな時間が無くなります。
それがよくわかるのが、以前はギックリ腰は年に一回だったのが、最近は季節の変わり目の春と秋口に起こり、2~3日で痛みが静まっていたのに、今回は全然ひかない、という場合です。もうそろそろ本腰をを入れた調整をしてくださいと、自分で体が訴えているんです。
そのような人の身体は、カチンカチンで指が入らなかったりしますが、関節が整復され筋肉の代謝が高まると、筋肉はゆるゆるになります。
もちろん力を入れたときは、今まで以上に筋肉はカチンカチンに縮んで最大の力が出せるようになります。

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