歯が浮く(知覚過敏)かなと思ったら、肩こりも疑ってください

歯茎の痛みや、知覚過敏の症状の一つの、歯が浮く、といったものは、肩こりの影響も考えてみた方がいいですよ。真面目に歯磨き、歯茎マッサージをしているのに、さらに「〇ュミテクト」も使っているのに・・・、という人はなおさらです。

ここ何日間も続く猛暑のため、屋内でスマホやパソコンでゲームやweb検索閲覧などを繰り返すことや、屋外に出ても、うちわやハンディタイプの小型扇風機を手で握りしめていたりと、わりと手先が疲れていると考えられます。自覚症状がなかったとしても、です。

手先、指の疲れはそこだけにとどまらず、肩や首にまで広範囲で影響を起こします。スマホを観る姿勢が悪いということを言われがちですが、そうではなく指先の疲労から肩関節の運動制限を生み、さらに肩関節の一部の肩甲骨と、背骨をつなぐ筋肉の働きを低下させることで、頭を支える筋肉の力不足となって、いつもこわばった力んだ状態になるから首や肩が痛くなるのです。

また、指先の方が、首や背中にくらべて神経が感受性が敏感です。感覚神経(求心性神経)を河川に例えてみます。川の上流は細く浅く、中流下流にかけて何本かの上流の川がまとまって、川幅が広がり深い川底となっていきます。上流の方が水量のキャパは小さいので、決壊を起こしやすいです。また、下流に比べて上流はくねくねと曲がっていることが多いです。私たちの体の末梢血管や末梢神経も同じように細くなり曲がりくねっています。神経の中は水ではなく情報の流れがあり、大きな中枢神経に比べて末梢神経はキャパは小さくなっています。つまり、中枢に近いほど言葉悪く言えば鈍感になります。末梢の神経の情報伝達のキャパを超えそうになったときに痛みを出したり、今回の知覚過敏のような冷たすぎるという感覚が起こるわけです。

外出制限は今のところありませんが、もっと増えたらあるかもしれません。そんなとき施術にも出にくくなると思います、だから今のうちから予防を兼ねてケアにいらしてください。

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