朝、目が覚めた瞬間はまだ大丈夫なのに、いざ布団から起き上がろうとした瞬間に「痛っ…」と声が出てしまう。そんな腰の痛みに、心当たりはありませんか。
不思議なことに、日中動いているうちに少しずつ楽になっていく。だからこそ「そのうち治るだろう」と我慢を重ねてしまう方も多いのですが、朝だけつらいというその特徴にこそ、痛みの理由が隠れていると私たちは考えています。今日は、そんな朝の腰の痛みと、少しでも穏やかに一日を始めるための方法について、お話しさせてください。
そのお悩み、お一人で抱え込んでいませんか?
布団から起き上がる瞬間、腰にズキッとした痛みが走る。寝返りを打とうとして、その痛みで目が覚めてしまう。洗面所まで歩くうちに、少しずつ腰が伸びていくような感覚がある――。
「日中は普通に過ごせているから、大したことはない」と、ご自身の痛みを軽く見てしまってはいませんか。朝だけつらいという症状には、寝ている間の姿勢や、寝る前後の身体の状態が大きく関わっていることが多く、決して気のせいや怠けではありません。
まずは、この「朝だけつらい腰痛」について、一般的にどのように考えられているのかを整理していきましょう。
一般的な医療機関での見立てと対処法
朝の起床時に腰が痛み、日中は軽減するというタイプの腰痛は、医療機関では「腰部の筋・筋膜性の腰痛」や、姿勢の崩れによる負担の蓄積として説明されることが一般的です。長時間同じ姿勢で眠ることで血流が滞り、周囲の筋肉が硬くなった状態から、急に起き上がる動作によって負担が集中しやすいと考えられています。
医療機関での主な対処法(一般例)
- ✓ レントゲンやMRIなどで骨や神経の状態を確認する
- ✓ 湿布や消炎鎮痛薬による症状の緩和
- ✓ 寝具や生活姿勢についてのアドバイス
強い痛みやしびれを伴う場合、また痛みが長期間続く場合には、こうした検査を受けて骨や神経に問題がないかを確認していただくことが、何よりも大切だと考えています。そのうえで、日々の身体の使い方や筋肉の状態にも目を向けていくことが、朝の痛みと向き合う一つの方法になると私たちは考えています。
一般的な処置と「少し違う」当院の考え方
「腰が痛い=腰そのものだけが原因」とは限らない、と私たちは考えています。眠っている間、身体はほとんど動かないまま同じ姿勢を長時間保ち続けています。この「動かない時間」が、実は腰まわりの筋肉に静かな負担をかけているのです。
当院が着目しているのは「痙攣性疼痛」という考え方です
長時間同じ姿勢で寝ていると、腰まわりの筋肉は収縮したまま固定されたような状態が続きます。筋肉が長時間こわばったままでいると、熱を作る力が落ちたり、機能的なシステムがうまく働かなくなったりして、けいれんに近いこわばりと痛みの閾値の低下が起こりやすくなる――これが、朝の起床時に腰が痛みやすい理由の一つだと考えています。日中は身体を動かすことで血流が促され、この状態が徐々に和らいでいくため、痛みが軽減していくのだと考えられます。
つまり、朝の腰の痛みは「寝ている間の筋肉の固まりやすさ」に理由があることが多い、というのが当院の視点です。だからこそ、寝る前後のちょっとした身体の動かし方が、朝の痛みを穏やかにする鍵になると考えています。
神経筋リセット療法という「優しい」アプローチ
当院の神経筋リセット療法は、バキバキと関節を鳴らすような施術ではありません。受けているうちに眠くなってしまうほど、ソフトな刺激で身体に働きかけていく手技です。
PNF理論という神経生理学の理論をベースに、柔道整復術の関節整復・筋整復の技術を組み合わせながら、こわばったまま働き続けている神経のスイッチを、そっと切り替えてあげるイメージで施術しています。電気機器には頼らず、手技だけで一人ひとりの状態と丁寧に向き合っています。
そして、施術の効果を長く保っていただくためには、ご自宅でのちょっとした習慣もとても大切だと考えています。今日は、朝と夜、それぞれのタイミングでできる簡単な運動をご紹介します。
ご自宅でできるセルフケア|膝の抱え込み運動
① 起床時(朝、布団の中で)
目が覚めたら、いきなり起き上がらず、布団の中で膝の抱え込み運動を行います。無理をしない程度に、ゆっくりと膝を胸に近づけていきましょう。腰まわりの筋肉に少しずつ血流を届けてから起き上がることで、負担を和らげることを目指します。
② 就寝前(寝る直前)
- ✓ 片膝を、つっぱり感を感じる程度に胸に引き寄せ、5秒間静止する
- ✓ 反対の膝も同様に行い、これを交互に5回繰り返す
- ✓ 続いて、両膝を同様の感覚が出るところまで胸に引き寄せ、5秒間静止する
- ✓ いったん元に戻し、これを5回繰り返す
※痛みが強く出る場合は無理をせず、途中で中止してください。
どこを施術させていただいても、料金は一律7,000円です。
気になる場所すべてを安心してお話しいただきたい――そんな思いから、この形にしています。
すでに通院してくださっている方には、これまでと変わらず、今のまま大切に施術させていただきます。
まとめ・ひのくま整骨院へのご案内
朝だけつらい腰の痛みは、寝ている間の筋肉のこわばりが関係していることが多いと考えられます。今日ご紹介した膝の抱え込み運動を、無理のない範囲で続けていただきながら、痛みが強い場合や長引く場合には、専門的な検査もあわせて受けていただくことをおすすめします。少しでも穏やかに一日を始められるよう、一緒に向き合っていきましょう。












