靴下を履くたびに腰が痛む…その原因と整骨院のアプローチ

朝、いつものように靴下を履こうとしゃがんだ瞬間、腰にズキッと痛みが走る。

「またか…」とため息をついたこと、ありませんか?

この動作、実はそれほど大げさな動きではありません。でも、その「ちょっとしゃがむだけ」が腰にとって大きな負担になってしまっているとしたら、体の中で何かが変化しているサインかもしれません。

このブログでは、靴下を履く動作で腰が痛くなる仕組みと、整骨院の視点から見たその原因、そして久喜市のひのくま整骨院が行っている神経筋整復法というアプローチについてお話しします。「病院に行くほどでもないかな…」と我慢されている方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

その症状、あなただけじゃありません

「靴下を履くのが一番つらい」——そう話される患者さんは、思っているよりずっとたくさんいらっしゃいます。

靴下を履く動作って、考えてみると結構大変な動きです。椅子に座って足を持ち上げる、あるいは立ったまま前にかがんで足元に手を伸ばす。腰を丸めながら体重を前にかけるこの動作は、腰にとってはかなり負荷のかかる姿勢なんですね。

「若いころはこんなことなかったのに」「少し前まではなんともなかったのに」——そんな言葉もよく耳にします。痛みが出始めた時期や、きっかけを明確に覚えていない方も多いです。気づいたらじわじわと…というパターンですね。

腰の痛みは日常生活のありとあらゆる場面に影響します。靴下だけでなく、床に落としたものを拾う、洗顔のために顔を洗面台に近づける、車に乗り込む——そういった何気ない動作のたびに「また痛い」と感じながら過ごされている方も少なくありません。

「大げさに考えすぎかな」と思う必要はありません。体が出しているサインを、丁寧に受け取ってあげることが大切だとひのくま整骨院では考えています。

一般的な医療機関での診断と対処法

前かがみで腰が痛むという症状で整形外科を受診した場合、どのような診断がつくことが多いのでしょうか。代表的なものをご紹介します。

よく見られる傷病名

① 腰椎椎間板ヘルニア
背骨(脊椎)のクッションの役割を果たしている椎間板が、何らかの原因で外側に飛び出し、近くにある神経を圧迫している状態です。前かがみになると椎間板への圧力が高まるため、腰や足にかけて痛みやしびれが出やすくなります。

② 腰椎捻挫(いわゆるぎっくり腰)
腰の筋肉や靱帯が急激な負荷によって損傷を受けた状態です。前かがみや重いものを持つ動作が引き金になることが多く、突然の強い痛みが特徴です。

③ 変形性腰椎症
加齢などによって背骨の椎体や椎間板が変形・摩耗していく状態です。じわじわと進行することが多く、前屈動作で痛みが増すケースもよく見られます。

④ 腰部脊柱管狭窄症
脊髄の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫される状態です。歩行時の下肢のしびれや痛みが特徴で、前かがみになると楽になる方も多いです。

一般的な処置・安静の目安

医療機関では、症状の程度や原因によって対応が異なりますが、一般的には以下のような対処が行われます。

  • 湿布・痛み止め(消炎鎮痛剤)の処方
  • コルセット(腰部固定帯)の着用指示
  • 安静・日常動作の制限
  • 牽引療法・物理療法
  • 症状が重い場合は、神経ブロック注射や手術の検討

急性期(痛みが強い発症直後)は数日〜1週間程度の安静が勧められるケースが多く、慢性化した症状には数週間〜数か月単位での対応になることもあります。

医療機関の診断と処置は、症状を見極める上でとても重要です。まだ受診されていない方は、まず整形外科を受診することもひとつの選択肢です。

整骨院の視点から見た、その症状の原因

整骨院では、腰の痛みをどのように見ているのでしょうか。
ひのくま整骨院では、体に生じる「痛み」をまず大きく3種類に分けて考えています。

① 炎症性疼痛(えんしょうせいとうつう)

ケガや感染など、体への強い刺激に対して免疫反応が起こることで生じる痛みです。
患部が赤く腫れ、熱感があるのが特徴です。
ぎっくり腰の直後のような急性期の痛みがこれにあたります。

② 代謝性疼痛(たいしゃせいとうつう)

関節の中には「滑液(かつえき)」という、なめらかな動きを助ける液体があります。
関節にゆがみが生じると滑液のすべりが悪くなり、体が過剰反応を起こして
関節の内側からあふれ出してしまうことがあります(いわゆる「水がたまる」状態)。
また、腱鞘(けんしょう)と呼ばれる腱を包むさや状の管が過剰な摩擦にさらされると、
体が滑液を大量に増やして自己防衛しようとする腱鞘炎もこの分類に入ります。
いずれも、体の代謝のしくみが関わっている痛みです。

③ 痙攣性疼痛(けいれんせいとうつう)

痙攣性疼痛を理解するには、まず筋肉がどのように動いているかを知る必要があります。

筋肉は、神経から届く電気信号を筋肉内の「受容器(じゅようき)」が受け取ることで
収縮し、力を生み出します。
この受容器は筋肉の中にたくさんあり、多くの受容器が電気信号を受け取れるほど、
筋肉は大きな力を発揮できます。

ところが、筋肉が疲労してくると問題が起きます。

筋肉が活動すると、乳酸や二酸化炭素といった疲労物質が生まれます。
これらは本来、筋肉内の毛細血管にある「集合管(しゅうごうかん)」という
細い管で吸収され、静脈へと流し出されます。
ところが疲労が積み重なると、この集合管がキャパオーバーになり、
疲労物質を代謝しきれなくなってしまいます。

すると同時に、筋肉が活動するために必要な酸素や栄養も、
この詰まった集合管を通じて取り込めなくなっていきます。
こうして筋肉の機能はじわじわと低下し、神経からの電気信号を
受け取れる受容器の数が減っていくのです。

ここで「棒倒し」をイメージしてみてください。

1本の棒(身体・骨)を40人で支えているとします。
1人ずつ支え手が減っていくと、残った人たちにかかる負担はどんどん重くなります。
20人になれば1人あたりの負担は2倍、10人になれば4倍です。
受容器を失った筋肉の状態は、まさにこれと同じです。

この状態を「シナプス遅延」といいます。
疲労が重なるほどシナプス遅延は早まり、筋肉が受け取れる電気信号の総量が
減っていきます。その結果、筋肉は本来の最大収縮を出せなくなり、
支持力が低下した状態で普段通りの動作を続けようとします。

残った少ない受容器に電気信号が集中し、筋肉は過負荷に耐えかねて
痙攣(けいれん)を起こします。
この痙攣そのものが痛みの正体——それが「痙攣性疼痛」です。

靴下を履く動作の腰痛は「③」が原因と考えています

「靴下を履こうとしたら腰が痛い」という症状。
ひのくま整骨院では、この痛みは③の痙攣性疼痛、すなわち筋肉の閾値低下による
痙攣が原因である可能性が高い
と考えています。

腰まわりの筋肉(脊柱起立筋・多裂筋・大腰筋など)の閾値が低下すると、
「前に屈む」というわずかな動作にも筋肉が耐えられなくなります。
体はそれを防ごうとして筋肉を瞬時に固め、収縮させます。
その結果「前に屈もうとするたびに、腰に激しい痛みが走る」という状態が
起きていると考えています。

では、なぜ腰の筋肉の閾値が下がってしまうのでしょうか。
ひのくま整骨院では、その原因が腰だけにあるとは限らないと考えています。
たとえば足首の関節にゆがみが生じると、その上の膝がねじれ、股関節やお尻の
筋肉が固まり、最終的に腰まわりの筋肉へ過剰な負担が積み重なっていく、
という連鎖が起きている可能性があります。

筋肉は「連続性・協調性・拮抗性」という性質でつながり合いながら働いています。
体のどこか一か所の連携が乱れると、離れた部位の筋肉の閾値にも
影響が及ぶことがあると考えています。
「腰だけ診てもなかなか変化を感じにくい」ケースがあるのは、
こうした体全体のつながりが関係しているかもしれません。

神経筋整復法というアプローチ

ひのくま整骨院では、「神経筋整復法」という手技療法を行っています。これはPNF(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースに研究開発された手技療法で、柔道整復術の「関節整復」と「筋整復」の考え方を組み合わせたアプローチです。

神経筋整復法の考え方

私たちの体の動きは、「感覚神経 → 脊髄・脳 → 運動神経 → 筋肉」という流れで成り立っています。筋肉の中や関節の中には、体の位置や動きを感じとる「感覚受容器」がたくさんあり、これが正常に機能することで、スムーズな動きが生まれます。

神経筋整復法では、この感覚受容器に適切な刺激を加えることで、筋肉と神経の連携(神経回路)を整えることを目指しています。

具体的には、以下の2つのアプローチを組み合わせて行います。

  • 関節整復:関節の可動範囲を回復させ、傾きや偏りを整えることを目指します。
  • 筋整復:筋肉と関節の連携のズレ(協調性・拮抗性のバランス崩れ)を整え合わせることを目指します。

この2つを組み合わせることで、筋肉・関節・神経システム全体のバランス回復を目指していくのが、神経筋整復法の考え方です。

また、筋肉の活動量が向上することで、血管末端への酸素・栄養の運搬や、副交感神経の働きへの相乗効果も期待できると考えています。「筋代謝力(筋肉がエネルギーから力を生み出すシステム)」の向上を目指すことで、体が「痛みを出す必要のない状態」に近づいていくことを施術理念として大切にしています。

靴下が履けない腰痛へのアプローチ

前かがみで腰が痛む場合、ひのくま整骨院では次のような部位に着目してアプローチを考えています。

関わりの深い筋肉・関節・神経

  • 腸腰筋(ちょうようきん):骨盤と腰椎をつなぐ深部の筋肉。前かがみ姿勢に大きく関与します。
  • ハムストリングス:太ももの裏側の筋肉。股関節の前傾に連動して腰への負担に影響します。
  • 大臀筋・中臀筋:骨盤の安定に関わるお尻の筋肉。機能が低下すると骨盤が傾きやすくなる可能性があります。
  • 多裂筋・脊柱起立筋:腰椎を支える背中深部の筋肉。疲労や機能低下で腰椎の安定性に影響する場合があります。
  • 足首・股関節・仙腸関節:ゆがみが生じると腰への負担が連鎖しやすい関節と考えています。

神経筋整復法のアプローチの流れ(イメージ)

まず足首・股関節・骨盤の関節整復を行い、各関節の可動範囲の回復と偏りの修正を目指します。次に腸腰筋・ハムストリングスなど腰の動作に連動する筋肉群への筋整復を行い、筋肉と関節の連携不全の改善を目指します。これにより、体幹を支える筋肉群が本来の協調性を取り戻し、前かがみ動作での腰への過剰な負担が軽減されていくことを期待しています。

ひのくま整骨院では電気療法などの機器を使わず、手技だけで一人ひとりの体に向き合う施術スタイルを大切にしています。機械ではなく「手」を通じて体の状態を感じながら、その方に合ったアプローチを心がけています。

「筋機能の向上 → 血管末端の環境改善 → 疲労代謝の促進」という良いサイクルを始めることで、体が自然に持っている力を引き出すことを目指しています。

まとめ・ひのくま整骨院へのご案内

靴下を履く動作で腰が痛むのは、腰だけの問題ではなく、足首・股関節・骨盤・筋肉の連携が乱れているサインである可能性があります。痛みを我慢し続けることで体が別の部位で補正しようとし、症状が複雑になるケースもあると考えています。「日常のちょっとした動作が痛い」というサインを、ぜひ大切に受け止めてください。

ひのくま整骨院では、神経筋整復法により体全体の筋肉・関節・神経システムのバランスを整えながら、「痛みを出す必要のない体内環境づくり」を目指したアプローチを行っています。本気でその腰の悩みをどうにかしたいと思われているなら、一度ひのくま整骨院にご相談ください。

久喜市を中心に、幸手市・加須市・鴻巣市・宮代町・杉戸町・白岡市・春日部市からも通いやすい立地でお待ちしています。

🏥 ひのくま整骨院

📍 所在地:〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7

📞 電話番号0480-31-7775

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月〜金:午前 8:30〜13:00 / 午後 15:00〜20:00
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