物を持つと肘が痛い！湿布で治らない原因は筋肉の酸欠？

ブログ 2025/12/3 2025/12/3

雑巾が絞れない、フライパンが重い…その肘の痛み、我慢していませんか？

「最近、雑巾を絞る動作が辛い」
「フライパンを振ると、肘の外側がズキッと痛む」
「スマホを持っているだけで腕がだる重い」

もしあなたがこのような症状でお悩みなら、それは一般的に「テニス肘（上腕骨外側上顆炎）」と呼ばれる状態かもしれません。「テニスなんてしていないのに？」と驚かれる方も多いですが、実は家事やデスクワークなど、日常の手指の使いすぎで発症することが非常に多いのです。

整形外科で湿布をもらったり、サポーターをして様子を見ているけれど、なかなかスッキリ治らない…。そんな経験はありませんか？

実はその痛み、体からの「筋肉が酸欠状態で悲鳴を上げている」という危険信号かもしれません。
この信号を「これくらいなら大丈夫」と我慢して消してしまうと、次はもっと大きな痛みや、腕が動かしにくくなる重い障害につながる恐れがあります。

埼玉県久喜市にある「ひのくま整骨院」では、そうした治りにくい肘の痛みに対し、筋肉と神経の連携を整える「神経筋整復法」という独自のアプローチで、多くの患者さんの笑顔を取り戻すお手伝いをしています。

肘の外側が痛む「テニス肘」とは？一般的な治療法

医学的には「上腕骨外側上顆炎（じょうわんこつがいそくじょうかえん）」と呼ばれます。手首を反らしたり指を伸ばしたりする筋肉が、肘の外側の骨に付着する部分で炎症を起こしている状態と説明されることが一般的です。

一般的な医療機関での対処法

多くの病院や整骨院では、以下のような指導や処置が行われます。

• 安静・固定：「使いすぎ（オーバーユース）」が原因とされるため、サポーターやバンドで固定し、なるべく腕を使わないように指導されます。
• 薬物療法：湿布や塗り薬、痛みが強い場合はステロイド注射を行うこともあります。
• 物理療法：電気をかけたり、温めたりして患部の血行を促します。
• ストレッチ：腕の筋肉を伸ばす柔軟体操を行います。

しかし、患者さんからは「安静にしている時はマシだけど、家事を再開するとまた痛くなる」という声をよく耳にします。なぜ、痛みは繰り返されるのでしょうか？

なぜ治らない？ひのくま整骨院が考える「痛みの本当の原因」

当院では、痛みを単なる「炎症」だけで片付けず、その背景にある「筋肉の機能不全」に注目します。

痛みには種類がある

痛みは大きく分けて3つの種類があると考えています。

1. 炎症性疼痛：ケガや感染による急性の痛み。
2. 代謝性疼痛：筋肉の代謝が悪くなり、腫れぼったさや腱鞘炎などを伴う痛み。
3. 痙攣性疼痛：筋肉が常に緊張し、閾値（いきち）が低下して過敏になっている痛み。

慢性的なテニス肘の多くは、2の代謝性疼痛や3の痙攣性疼痛が複雑に絡み合っています。

筋肉はあるけど「働けていない」ことが問題

「筋力が弱いから鍛えましょう」と言われたことはありませんか？
しかし、痛めている時に無理に鍛えるのは逆効果になることがあります。

問題なのは筋肉の量ではなく、「筋肉が正常に働くシステムがダウンしていること」です。
筋肉は通常、複数の筋肉が協調し合ってスムーズに動きます。しかし、疲労や使い方の癖でこのシステムが崩れると、特定の筋肉だけがこわばり、常に緊張状態（痙攣状態）になります。

こうなると、筋肉は硬く縮こまり、骨を引っ張り続けて関節の隙間を狭めてしまいます。その結果、関節にゆがみが生じ、腱が骨と摩擦を起こして熱を持ち、痛みが発生するのです。
つまり、「筋肉の酸欠（エネルギー不足）」と「システムの誤作動」こそが、湿布では治らない痛みの正体だと私たちは考えています。

久喜市で唯一の技術「神経筋整復法」の効果と仕組み

では、どうすればこの「システム」を正常に戻せるのでしょうか。
ひのくま整骨院では、久喜市で当院だけが行っている「神経筋整復法」を用いて施術を行います。

神経筋整復法とは？

この施術法は、春日スポーツ医学研究所の春日啓先生が考案された「神経筋整合法」をベースに、PNF（固有受容性神経筋促通法）の理論を応用して研究開発された手技療法です。

簡単に言うと、「神経と筋肉の連絡通路（神経反射弓）を修理し、筋肉の代謝機能を再起動させる整体」です。

体の中で起こる変化

施術では、筋肉の中にあるセンサー（感覚受容器）に特殊な手技で刺激を与えます。すると、その情報は以下のようなルートで体を巡ります。

1. 感覚神経を通って、脳や脊髄（中枢）へ情報が届く。
2. 中枢から運動神経を通って、「正しく動きなさい」という指令が出る。
3. 指令が筋肉の末端（神経筋接合部）に届き、眠っていた筋肉が目覚めて活動を始める。

このサイクル（反射）が整うと、筋肉は本来の動きを取り戻します。
筋肉が正しく動けば、ポンプ作用で血液が巡り、酸素と栄養が運ばれ、溜まっていた老廃物（疲労物質）が排出されます。これを「筋代謝力の向上」と呼びます。

ひのくま整骨院の根本改善とは、この良いサイクルを作り出し、「そもそも痛みを出す必要のない体内環境」を構築することです。
電気治療器などの機械に頼らず、患者さん自身の自然治癒力を最大限に引き出す優しい手技ですので、どなたでも安心して受けていただけます。

【症例報告】家事が辛かった50代女性の回復事例

実際に当院に来院された、久喜市在住の50代女性（事務職・主婦）のケースをご紹介します。

【患者様のお悩み】
半年ほど前から、雑巾を絞ったり、重い鍋を持ったりすると右肘の外側に激痛が走るようになりました。整形外科で「テニス肘」と診断され、湿布とサポーターを使用していましたが改善せず、日常生活にも支障が出ていました。

【ひのくま整骨院での検査と施術】
初診時の検査では、仰向けの状態で手首・肘・肩の軸を確認しましたが、大きな異常は見られませんでした。
しかし、うつ伏せ（伏臥位）になっていただき、背中から腕にかけての筋肉の連動性をチェックすると、肩甲骨周りから上腕、そして前腕にかけての筋肉のねじれ（捻転）に強い反応（陽性）が見られました。

そこで、神経筋整復法を用い、背中から指先にかけての筋肉の「神経伝達」を整える施術を行いました。

【経過と結果】
初回の施術で、筋肉と関節の軸を合わせる調整を行ったところ、その場で「肘の痛みが6割ほど減った」と驚かれていました。
その後、週1回のペースで3回通院いただき、関節を正しい位置に並べる施術を継続。さらに計10回の施術を通じて、股関節の動きや全身のバランスも整えました。

結果、雑巾絞りはもちろん、スーパーの買い物袋を提げても痛みが出なくなり、不安なく家事やお仕事をこなせるようになりました。
「もう手術しかないかと諦めかけていたけれど、腕が軽くなって本当に嬉しい」とのお言葉をいただきました。

まとめ：痛みを繰り返さない体へ

肘の痛みは「使いすぎだから仕方がない」「歳だから」と諦める必要はありません。
痛い場所だけに湿布を貼るのではなく、体全体のシステム（神経と筋肉の連携）を見直すことで、辛い症状は改善へと向かいます。

体からの「助けて」という信号を無視せず、危険な状態になる前に対処することが大切です。
久喜市で原因のわからない腕の痛み、長引くテニス肘にお悩みの方は、ぜひ一度ひのくま整骨院にご相談ください。
私たちが全力で、あなたの「治りたい」をサポートします。