「首から腕にかけてのしびれ」や「肩の重だるさ」が続く——その原因のひとつに「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」があります。
整形外科で「骨には異常なし」と言われても症状が続く場合、この症候群が隠れていることがあります。
■ 胸郭出口症候群とは
胸郭出口とは、首から腕へ向かう神経や血管が通る通路(鎖骨と肋骨の間)のこと。
この部分で神経や血管が圧迫されると、
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首・肩・腕の痛み
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手のしびれ
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握力の低下
などの症状が起こります。
症状は左右どちらかに現れることが多く、慢性的な肩こりや腕のだるさと間違われやすい点が特徴です。
■ 女性に多い理由
統計的に、胸郭出口症候群は20〜40代の女性に多く見られます。
その背景には次のような要因が関係しています。
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なで肩の骨格
女性は男性に比べて肩幅が狭く、鎖骨の角度が下がりやすいため、神経や血管を圧迫しやすくなります。 -
姿勢の崩れ
長時間のスマートフォン操作やデスクワークで、猫背・巻き肩になると、胸郭出口部分の圧迫が強くなります。 -
筋肉の緊張・筋力低下
特に小胸筋や斜角筋が緊張すると神経を圧迫しやすくなり、反対に肩甲骨周囲の筋力が低下してもバランスが崩れ、症状が出やすくなります。
■ 改善のためのポイント
胸郭出口症候群の改善には、神経や筋肉の緊張を整え、肩の位置を正しく保つことが大切です。
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猫背や巻き肩の改善
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肩甲骨をやさしく動かすストレッチ
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首・肩の筋肉を緩める施術
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姿勢を整える日常指導
ひのくま整骨院では、筋肉の緊張や神経の働きを回復させる「神経筋整復法」を用いて、無理な力をかけずに整える施術を行っています。
筋肉や神経のバランスを整えることで、自然に「腕が軽い」「しびれが減った」と感じる方が多くいらっしゃいます。
■ まとめ
胸郭出口症候群は、女性に多く見られる首・肩・腕の不調です。
長時間同じ姿勢を続けたり、なで肩体型の方は特に注意が必要です。
早めに筋肉・神経のバランスを整えることで、症状の悪化を防ぎ、日常生活を快適に過ごせます。
📍ひのくま整骨院(埼玉県久喜市栗原)
神経筋整復法による優しい施術で、動ける健康な体を取り戻しましょう。












