駅のホームへ向かう階段を前にして、無意識にエレベーターを探している自分に気づく。
買い物袋を両手に提げて、アパートの2階にある自宅のドアが、とても遠く感じる。
数年前までは、二段飛ばしだってできたはずなのに…。
あの頃の軽やかだった自分の体を思い出し、「ああ、歳をとったんだな」と、胸の奥でため息をついていませんか?
こんにちは。久喜市で、痛みに悩む方々の心と体に寄り添う「ひのくま整骨院」の日隈です。
多くの人が、階段を辛く感じ始めると「歳のせいだ」という一言で片付けてしまおうとします。ですが、私はこれまで何千もの膝と向き合ってきた専門家として、あなたに強くお伝えしたいのです。
その痛み、本当に「歳のせい」という言葉だけで諦めてしまって、いいのでしょうか?
この記事は、ただの気休めやその場しのぎの方法をお伝えするものではありません。あなたの膝に起きている「本当の変化」の正体を突き止め、もう一度、あなた自身の足で軽やかに人生を歩んでいくための、希望の物語です。ぜひ、最後までお付き合いください。
【この記事の目次】
なぜ、数年前まで平気だった膝が痛み出すのか?
「特に何もしていないのに、急に膝が痛くなった」
多くの方がそうおっしゃいます。しかし、体の中では、痛みというサインが出るずっと前から、静かな変化が始まっています。
それはまるで、コップに少しずつ水を注いでいくようなものです。
一滴一滴はごくわずかでも、気づかないうちに水が注がれ続け、ある日、コップの縁から水があふれ出す。その「あふれ出した瞬間」こそが、「痛み」としてあなたが自覚する時なのです。
では、そのコップに注がれ続けていた「水」の正体とは何でしょうか?
それが、日常の些細なクセや体の使い方によって生まれる「筋肉のアンバランス」という名の、見えない負担なのです。
知らず知らずのうちに蓄積された負担が、あなたの膝の許容量を超えてしまった。それが、数年前まで平気だった階段が、急に辛くなった本当の理由かもしれません。
あなたの膝を守る「筋肉のオーケストラ」が乱れているかも
当院では、痛みの根本原因にアプローチする「神経筋整復法」という手技を用いています。これは、筋肉と神経の連携を取り戻すための、いわば「体の再教育」です。
少し、想像してみてください。
私たちの体は、たくさんの筋肉が集まって美しいハーモニーを奏でる「オーケストラ」のようなものです。膝を曲げ伸ばしするという一つの動きにも、太ももの前、後ろ、お尻、ふくらはぎといった、たくさんの筋肉(演奏者)たちが、脳(指揮者)からの指令を受けて絶妙なタイミングで協力し合っています。
ところが、長年のクセなどで、一部の筋肉が「サボる」ことを覚えてしまうとどうなるでしょう。
オーケストラの一部の楽器が音を出すのをやめてしまうと、他の楽器がその分まで無理に大きな音を出して、なんとか曲を続けようとしますよね。その結果、全体のハーモニーは崩れ、不快な不協和音(=痛みや炎症)が鳴り響いてしまうのです。
神経筋整復法は、このオーケストラの調律(チューニング)をするようなものです。指揮者である脳からの指令が、サボっている演奏者(筋肉)にまで正しく届くように神経の通り道を整備し、再び美しいハーモニー(スムーズな動き)を奏でられるように導きます。これこそが、痛みの根本原因にアプローチするということです。
「加齢による変化」という説明だけでは見えない真実
病院へ行くと、レントゲンを見ながら「加齢で軟骨がすり減っていますね」と説明されることがほとんどでしょう。それは、画像に写る紛れもない事実です。
しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。
「なぜ、同じように歳を重ねていても、膝が痛くない人がいるのでしょうか?」
その答えのヒントこそ、前述した「筋肉のオーケストラ」にあります。たとえ軟骨が多少すり減っていたとしても、膝周りの筋肉がオーケストラのように見事に連携し、関節をしっかり支え、衝撃を吸収してくれていれば、痛みとして感じることはないのです。
つまり、問題の本質は「軟骨がすり減ったこと」そのものよりも、「軟骨がすり減らざるを得ないほど、膝に過剰な負担をかけ続けてきた、体の使い方や筋肉のアンバランス」にあるのです。湿布や注射が、その場では楽になっても根本的な解決に至らないことがあるのは、この「体の使い方」までは変えてくれないからです。
痛みのサインは膝からでも、原因は体の土台の傾きにあり
ひのくま整骨院では、膝が痛いからといって、膝だけを揉んだり温めたりすることはありません。なぜなら、痛みの本当の原因は、離れた場所にあることがほとんどだからです。
体を「家」に例えてみましょう。
膝は、家の「2階の部屋」です。今、その部屋の床がギシギシと音を立てて(痛んで)いるとします。床板を張り替える(膝に注射する)のも一つの手ですが、もしその原因が、「1階の柱(股関節)」や「家の基礎(足首や骨盤)」の傾きにあったとしたらどうでしょう?
根本的な原因である家の傾きを直さない限り、何度床板を張り替えても、またすぐにギシギシと鳴り始めてしまいますよね。
私たちは、あなたの体の「基礎」や「柱」がどうなっているのかを丁寧に見極めます。そして、その傾きの原因となっている筋肉の機能低下を「神経筋整復法」で正常化することで、家全体のバランスを整えていきます。その結果として、2階の部屋のきしみ、つまり膝の痛みがおさまっていくのです。
【患者様の声】パートと趣味の山歩きを取り戻した、50代の物語
(※個人の感想であり、効果を保証するものではありません)
【久喜市在住 K様 58歳女性】
立ち仕事のパートと、週末に友人たちと低山を歩くのが生きがいでした。ところが1年ほど前から、特に階段を下りる時に膝の内側が痛むようになり、だんだんと悪化。大好きだった山歩きも、みんなに迷惑をかけるのが嫌で断るようになりました。「このまま動けなくなるんじゃないか」という不安で、夜も眠れない日がありました。
整形外科では「変形性膝関節症の初期ですね。歳のせいだから、うまく付き合っていくしかない」と言われ、湿布をもらっただけ。絶望的な気持ちでいた時に、こちらのホームページを見つけました。
先生は私の話をじっくり聞いてくれた後、膝だけでなく股関節や骨盤の動きを入念にチェックし、「Kさんの膝の痛みは、お尻の横の筋肉がうまく働いていないせいで、体の軸がブレてしまっているのが原因ですよ」と、初めて納得のいく説明をしてくれました。
施術は驚くほど優しく、最初は半信半疑でしたが、終わった後に階段を下りてみると、痛みが半分くらいになっていることに気づきました。希望の光が見えた瞬間でした。10回ほど通った今では、パート中の痛みはほとんどなくなり、先週末、ついに友人たちと山歩きに復帰することができました。自分の足で坂道を下りられた時の感動は、一生忘れません。
「歳のせい」という言葉で、あなたの可能性に蓋をしないでください
ここまで、長い文章を読んでくださり、本当にありがとうございます。
あなたの体には、あなたが思っている以上に、まだまだ良くなろうとする力が眠っています。「もう歳だから」という言葉は、その素晴らしい可能性に蓋をしてしまう、とても悲しい言葉です。
階段が辛いのは、あなたのせいではありません。ましてや、歳のせいだけでもありません。
それは、長年あなたの体を支え続けてくれた「筋肉のオーケストラ」が、少しだけ調律を必要としている、というサインなのです。
もし、あなたが心の中で少しでも「もう一度、あの頃のように軽やかに動きたい」と願うなら、どうかその気持ちを諦めないでください。
私たちは、あなたの体の声に耳を澄まし、そのオーケストラが再び美しいハーモニーを奏でられるよう、誠心誠意、指揮のお手伝いをさせていただきます。その一歩を踏み出す勇気を、私たちはいつでもここで、お待ちしています。
今すぐご予約・ご相談ください
「本気で治したい」あなたのための初回特別価格もご用意しております。
お電話、Web予約、LINEからお気軽にお問い合わせください。
ひのくま整骨院|基本情報
所在地: 〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7
電話番号: 0480-31-7775
診療時間:
月~金:8:30~13:00 / 15:00~20:00
土曜日:8:30~13:00 / 15:00~17:00
休診日: 日曜日、祝日












