まず知っておきたい|親ができるオスグッド対策まとめ
成長期の子どもが膝の下を痛がるとき、それは「オスグッド(オスグット・シュラッター病)」の可能性があります。GW中は部活動の練習や外遊びが増え、膝に負担がかかりやすい時期です。悪化を防ぐため、以下のポイントを押さえておきましょう:
- 運動後は太ももの前側(大腿四頭筋)をしっかりストレッチ
- 膝に違和感があるときは無理をさせず休ませる
- 痛みが出たら氷で膝の前後を冷却・圧迫する
- 長引く場合は整形外科や専門家に早めの相談を
さらに、神経筋整合法では膝周囲の筋緊張やバランスを調整し、運動を止めずに回復を目指すサポートが可能です。
なぜ今?GW中にオスグッドが増えやすい理由
ゴールデンウィークは練習量や遊ぶ時間が増える一方で、疲労がたまりやすい時期でもあります。さらに春からの新学年・新チームで張り切りがちな時期でもあるため、痛みを我慢して無理をしてしまうケースも多く見られます。
オスグッドとは?成長期の子どもに起こる膝のトラブル
オスグッドとは、膝の下にある「脛骨粗面」という部位に起きる炎症です。身長が急激に伸びる時期に、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)に引っ張られることで膝に負担がかかり、痛みや腫れが生じます。
発症しやすい子どもの特徴
- バスケ、バレー、サッカーなどジャンプやダッシュが多いスポーツをしている
- 小学生〜高校生の成長期で、特に男子に多い
- ストレッチの習慣がなく筋肉の柔軟性が不足している
- 部活動やクラブ活動で休息が不足している
神経筋整合法によるアプローチ
ひのくま整骨院では、膝に直接負荷をかけるような施術ではなく、筋肉と神経のつながりに着目した「神経筋整合法」によってアプローチします。
膝周辺に無意識の筋緊張や使い方のクセがある場合、それを整えることで症状の軽減につながります。無理な運動制限をしない方針で、部活動を続けたいお子様にも適したケアです。
親ができる!オスグッド対策チェックリスト
① ストレッチの習慣化
運動後だけでなく、日頃から太もも前側の柔軟性を意識しましょう。お子様が自主的にやらない場合は、親御さんから声をかけて環境を整えてあげてください。
② クールダウンと冷却
痛みが出た場合は、氷で膝の前と裏を挟むように冷やすと効果的です。ビニール袋に氷を入れて、タオルで巻いて使うのがおすすめです。
(注)氷をあてがう部位(患部)を氷で圧迫するようにタオルやバンドで固定し、10分間そのまま放置することが大切です。氷には塩はかけないで、水も入れない。
③ 無理をさせず、しっかり休ませる
夜更かしを避け、睡眠や休息も大切な回復手段です。「痛みがあるのに試合に出る」という判断は避けましょう。
④ 長引く場合は早めに専門家へ
いつもの違和感と様子が違う、腫れが引かないなどの症状があれば、整骨院や整形外科での相談を検討してください。
GW明けに悩まないために|今こそ「気づき」と「備え」を
成長期の体は日々変化しています。親御さんがちょっとした違和感に気づき、早めにサポートすることで、大きなトラブルを防ぐことができます。
GWをきっかけに、体をいたわる意識づけを家族で共有してみてください。