野球のスポーツ障害に不安を感じたときに
こんにちは。ひのくま整骨院です。
野球をしていると、肩が重い、肘の内側が気になる、バットを振ると腰が張る。そんな小さな違和感が、ある日ふと「このまま投げて大丈夫かな」「試合に出られるかな」という不安につながることがありますよね。
とくに成長期のお子さんは、まだ骨や関節が育っている途中ですし、大人の選手でも仕事や学業と両立しながら無理を重ねてしまうことがあります。だからこそ、痛みを我慢する前に、体がどんなサインを出しているのかをやさしく見つめることが大切だと、私は考えています。
この記事では、野球に関するスポーツ障害として多い肩・肘・腰の負担について、一般的な医療機関での見立てと対応、そして当院が大切にしている「全身の連動からみる考え方」を、手紙のようにやさしくお届けします。久喜市はもちろん、幸手市・加須市・鴻巣市・宮代町・杉戸町・白岡市・春日部市から整骨院や整体を探している方にも、安心して読んでいただけたら嬉しいです。
そのお悩み、お一人で抱え込んでいませんか?
ボールを投げたあと、肘の内側がジンとする。
キャッチボールの途中から肩が上がりにくい。
ノックや送球のあと、腰が張って前かがみがつらい。
そんな状態でも、「まだ投げられるから大丈夫」「休むとレギュラーから外れるかもしれない」と思って、頑張ってしまう方は少なくありません。
でも、そのつらさは、気合いが足りないからでも、フォームが下手だからでもありませんよ。
野球は、足で踏ん張って、骨盤が回り、体幹がねじれ、肩甲骨が動き、肩・肘・手首へと力を伝えるスポーツです。ですから、肘が痛いときも、肩が重いときも、そこだけの問題ではないことがよくあります。
とくに野球肘は11〜12歳ごろ、野球肩は15〜16歳ごろに多いとされ、投手や捕手では肩・肘への注意がより大切とされています。練習量や投球数、休養日の考え方も、障害予防ではとても重要です。[参考:日本臨床整形外科学会]
「痛みがあるのに投げ続ける」より、まず体の声を聞くこと。
それは後ろ向きではなく、長く野球を続けるための前向きな一歩だと思います。
一般的な医療機関での見立てと対応
肘の負担で多い「野球肘」
一般的な医療機関では、成長期に投球をくり返すことで起こる肘の障害を、まとめて「野球肘」と説明することがあります。投球時や投球後に肘が痛む、肘の曲げ伸ばしがしにくい、急に動かしづらくなる、といった変化がみられることがあります。[参考:日本整形外科学会]
見立てでは、痛む場所が肘の内側なのか、外側なのか、後ろ側なのかを丁寧に確認し、必要に応じてレントゲンやMRI、超音波などで骨や軟骨の状態をみていく流れが一般的です。成長期の骨の端に負担がかかっている場合もあれば、軟骨に負担がたまっている場合もあります。[参考:日本整形外科学会]
対応としては、まず投球量を減らす、いったん投げることを休む、フォームや体の使い方を見直す、肩や股関節を含めた全身の動きを整える、といった保存的な方法が中心になります。痛みの出る場所や重なっている障害によって、休む長さは数週間で済むこともあれば、もっと長く慎重にみていく場合もあります。[参考:日本整形外科学会]
肩の負担で多い「投球障害肩」
いわゆる野球肩は、ひとつの傷病名だけを指すのではなく、投球動作に関連して肩まわりに起こる障害の総称として使われます。腕を上げたときの痛み、投げる瞬間の引っかかり感、投げたあとに肩が重い、といった訴えがみられます。[参考:谷口整形外科 / 霞ヶ浦医療センター]
一般的には、肩関節だけでなく肩甲骨の動き、胸まわりの柔らかさ、体幹や下半身の使い方も含めて確認していくことが多いです。強い痛みで日常生活にも支障がある場合には、一時的に投球を休むことが勧められますが、基本は機能訓練やコンディショニングを中心に進めていく考え方が主流です。[参考:霞ヶ浦医療センター]
また、投手では肘の負担が目立ちやすく、捕手や内野手では肩の負担が目立ちやすい傾向も報告されています。これは、送球の仕方や体幹の使い方がポジションによって少しずつ違うためと考えられています。[参考:谷口整形外科]
腰の負担で気をつけたい「腰椎分離症」など
野球の腰のスポーツ障害では、成長期を中心に腰椎分離症がよく知られています。投げる、打つ、反る、ひねるという動きをくり返すなかで、腰の骨の後ろ側に負担がたまっていく状態です。腰を反らすと痛い、ひねると痛い、練習後に腰が抜けるようにだるい、といった形で気づかれることがあります。[参考:日本整形外科学会 / 谷口整形外科]
一般的な確認では、レントゲンだけでなく、早い段階をみるためにMRIが使われることもあります。初期に見つかった場合には、スポーツ動作を休み、コルセットを使いながら数か月単位で慎重に経過をみることがあります。[参考:日本整形外科学会]
つまり、肩・肘・腰のどの部位でも、早めに状態を把握して、投げ方や練習量、体の使い方を調整することが大切だと考えられています。
一般的な対応と「少し違う」当院の考え方
ここからは、ひのくま整骨院が野球のスポーツ障害をどう見ているかをお伝えします。
当院では、痛い場所がそのまま原因とは限らない、と考えています。たとえば肘が痛くても、本当は踏み込み足の足首が不安定で、骨盤が先に開き、胸が早く開き、肩甲骨が追いつかず、最後に肘が無理を受けていることがあります。肩の痛みでも、股関節の回旋不足やお尻の筋肉の使いにくさが関わっている場合があります。
炎症性の痛みが前に出るとき
投げすぎたあとに熱っぽい、腫れぼったい、じっとしていてもズキズキする。そうしたときは、炎症性の痛みが前に出ている可能性があります。野球肘や投球障害肩の初期でも、こうした反応がみられることがありますので、まずは無理を重ねないことが大切です。[参考:日本整形外科学会 / 霞ヶ浦医療センター]
関節のすべりや代謝の負担が重なるとき
野球では、肩や肘、腰が毎回大きく動きます。そのくり返しのなかで、関節のすべりが悪くなったり、筋肉の周りのめぐりが落ちたりすると、張り、重だるさ、引っかかり感のような違和感につながることがあります。当院では、こうした状態を代謝性の痛みとして捉えることがあります。
たとえば肩甲骨の動きが小さくなると、肩関節ばかりが頑張りやすくなります。肘でも、前腕の筋肉がかたまりすぎると、内側だけが引っ張られているような負担が残りやすくなります。腰でも、骨盤まわりのしなやかさが落ちると、腰椎だけが反復して使われやすくなります。
筋肉のスイッチのズレから起こる痛み
当院がとくに大切にしているのは、痙攣性の痛み、つまり筋肉がうまく力を受け取れず、一部だけが頑張り続けてしまう状態です。
野球は、下半身でつくった力を体幹で受け取り、肩甲骨を介して、肩・肘・手へ伝えるスポーツです。本来なら、お尻、太もも、お腹、背中、肩甲骨まわり、前腕が順番に働いて、ひとつの流れになります。ところが、どこかの筋肉の反応が鈍くなると、元気な場所だけが代わりに働き、そこに緊張や痛みが集まりやすくなると考えています。
「肘が痛いから肘だけ鍛える」「肩が弱いから肩だけ強くする」という考え方だけでは、うまくいかないことがあるのはこのためです。筋肉は連続性・協調性・拮抗性のバランスで動きます。ある筋肉が縮むとき、反対側はほどよくゆるみ、別の筋肉は支える。そんな役割分担が崩れると、筋緊張、機能低下、痛みにつながることがあります。
痛みの場所だけを追いかけるより、なぜそこに負担が集まったのかを見ること。
それが、野球のスポーツ障害を長引かせにくくする大切な視点だと、私は考えています。
神経筋リセット療法という「優しい」アプローチ
ひのくま整骨院では、野球に関するスポーツ障害に対して、神経筋リセット療法という考え方で向き合っています。
これは、PNF(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースに研究開発された手技療法で、神経システムの組み立て直しと修正を目指すものです。土台にあるのは、柔道整復術の「関節整復」と「筋整復」の考え方です。関節整復では、関節の動く範囲の偏りを整えることを目指し、筋整復では、筋肉と関節の連動のズレを合わせていくことを目指します。[参考:春日スポーツ医学研究所 howto / 春日スポーツ医学研究所 tamatare]
言葉にすると少し難しく感じるかもしれませんが、イメージとしては「神経のスイッチをやさしく切り替える」ような施術です。バキバキしない、眠くなるほどソフトな刺激で、筋肉や関節の中にある感覚のセンサーへやさしく働きかけ、感覚神経から脊髄・脳、そして運動神経へ戻る流れが整いやすい状態を目指します。[参考:春日スポーツ医学研究所 tamatare]
野球の肩・肘にはどう向き合うのか
投球動作では、肩甲骨、肩関節、肘関節、手首、胸椎、股関節が連動します。当院では、肩だけ、肘だけを単独でみるのではなく、この流れ全体をみていきます。
たとえば筋肉では、前鋸筋や僧帽筋が肩甲骨を支え、腱板が肩関節を安定させ、広背筋や大胸筋が大きな力を伝え、上腕三頭筋や前腕の屈筋群・伸筋群がボールへ力をつなぎます。神経では、長胸神経、肩甲上神経、腋窩神経、筋皮神経、橈骨神経、正中神経、尺骨神経などが関わります。これらの連動が崩れると、肩や肘の一部に負担が寄りやすくなると考えています。
神経筋リセット療法では、関節整復で肩甲骨や肩、肘の動きの偏りを整え、筋整復で肩甲骨まわり、体幹、前腕の筋肉の役割分担を合わせることを目指します。そうすることで、可動範囲の回復と、筋関節の連係不全の軽減につながる可能性があると考えています。
野球の腰にはどう向き合うのか
腰の負担では、腰だけを押さえて終わりにはしません。骨盤、股関節、胸椎の動きが小さいと、腰椎がその分だけねじれや反りを引き受けやすくなるからです。
筋肉では、腸腰筋、腹斜筋、多裂筋、中殿筋、大殿筋、ハムストリングスなどを大切にみます。神経では、腰の神経や坐骨神経の流れを含め、体幹と下肢の連動を見直します。神経筋リセット療法では、股関節と骨盤の連動を整えながら、腰に集中していた負担を分散しやすい状態を目指します。
当院では、こうした手技によって筋肉の活動量が上がりやすくなると、酸素や栄養を運ぶ流れや、休む力にも関わる体の働きに相乗的な変化が出てくることがあると考えています。そして、筋代謝力が高まりやすい状態づくりを通して、痛みを出す必要のない体内環境づくりへつなげたいと思っています。これは、根本的な改善へのアプローチを目指す考え方でもあります。[参考:春日スポーツ医学研究所 tamatare]
電気に頼りすぎず、手で向き合う理由
野球のスポーツ障害は、同じ「肩の痛み」でも、投手なのか、捕手なのか、内野手なのかで体の使い方が違います。成長期なのか、大人なのかでも見方は変わります。
だから当院では、電気機器に頼るより、その日の反応を手で確かめながら、今どこで流れが止まっているのかを丁寧にみていきます。その方に合わせた手技療法で、自然に体が働きやすい方向へ整えていくことを大切にしています。
まとめ・ひのくま整骨院へのご案内
野球のスポーツ障害は、肩・肘・腰のどこに出ていても、そこだけの問題とは限りません。投球や打撃は全身の連動でできていますから、痛む場所と、負担が集まった理由の両方をみていくことが大切です。
「まだ投げられるから」と我慢し続ける前に、いまの体の状態を一緒に整理してみませんか。選手ご本人も、保護者の方も、どうぞ気軽にご相談ください。
一律料金に込めた、私の思い
「肩も肘も、腰もみてほしい」――野球をされている方からは、そんなご希望をよくいただきます。
だから当院では、部位ごとに料金を気にせず、お体のすべてを預けていただけるように、全身一律 7,000円にしています。肩だけ、肘だけではなく、踏み込み足や股関節、体幹まで含めて、お体全体を最適に調整していくためです。
通院中の方には、これまでの流れを大切にしながら、今のまま丁寧にお体をみさせていただきます。なお、前回から1か月以上あいた場合は、その間のお体の変化をあらためて確認しながら、やさしく全身を整える形になります。
まずは相談だけでも大丈夫ですよ。試合や練習のことも含めて、安心してお話しくださいね。
ひのくま整骨院
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