服の着脱で肩が痛い原因は?腕を後ろに回す動きと注意点

服を着る時に腕を通した瞬間、肩にズキッとくる。Tシャツを脱ぐ時、腕を上に上げたところで止まってしまう。そんな「服の着脱で肩が痛い」という悩みは、日常の中で思っている以上に負担になりますよね。

しかも肩の痛みは、じっとしている時よりも、服を着る・脱ぐ、髪を結ぶ、エプロンのひもに手を回す、洗濯物を干すといった何気ない動きで気になりやすいものです。この記事では、一般的な医療機関でよく知られている見立てを整理しながら、整骨院ではどのように体のつながりを見ていくのか、そしてひのくま整骨院が大切にしている神経筋整復法の考え方を、できるだけわかりやすくお伝えします。

「年齢のせいかな」で片づけず、体から出ているサインをやさしく見直すきっかけとして読んでみてください。久喜市で整骨院や整体を探している方にも、考え方の参考になればうれしいです。

その症状、あなただけじゃありません

服の着脱で肩が痛い時に多いのは、腕を前から上げる動きよりも、腕を横から上げる・後ろに回す・ひねる動きでつらさが出るパターンです。

たとえば、こんな場面はありませんか。

  • 上着を着る時、片方の袖に腕を入れる瞬間に肩の前や横が痛い
  • Tシャツや下着を脱ぐ時、腕を上げたところで肩が引っかかる感じがする
  • ブラジャーのホックに手を回す、背中を洗う、シートベルトを取る動きがやりづらい
  • 高い棚の物を取る時はもちろん、少し腕をひねるだけでも不安になる

こうした肩の痛みは、見た目ではわかりにくいぶん、周囲に伝わりにくいですよね。「たいしたことないかな」と思って我慢してしまう方も少なくありません。

ただ、服を着る・脱ぐという動きは、肩だけが頑張っているわけではありません。肩甲骨、鎖骨、首まわり、背中、胸、腕までが一緒に動くので、どこかの連携がうまくいかないと、肩に負担が集まりやすくなります。

「ただの肩こりかな」と感じていたものが、実は肩の動きそのものの問題につながっていることもあります。反対に、肩そのものに大きな異常がなくても、動かし方の偏りで服の着脱がつらくなることもあります。だからこそ、痛みの場所だけで判断しすぎないことが大切だと考えています。

一般的な医療機関での診断と対処法

服の着脱で肩が痛い場合、一般的な医療機関では、まず肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)腱板損傷などが候補として考えられます。どちらも日常動作での痛みや動かしにくさにつながりやすく、見た目だけでは区別しにくいことがあります。参考 参考

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

肩関節周囲炎は、肩の関節を包む袋のような組織が硬くなり、肩全体の動きが狭くなる状態として説明されることがあります。夜間に痛みが気になる、じっとしていてもつらい時期がある、腕を上げる・後ろに回す動きがしにくい、といった特徴が見られます。服を着る時や脱ぐ時につらいのも、この動きの制限が関係している場合があります。参考 参考

一般的な対処としては、痛みの強い時期には痛み止めや注射、肩の状態に合わせた運動療法などが行われます。経過には個人差があり、強い痛みが出る時期、動かしにくさが目立つ時期、少しずつ動きが戻る時期と、段階を踏むことがあるとされています。数か月単位でみていくことも珍しくありません。参考

腱板損傷

もうひとつ、肩を支える腱の集まりである腱板の損傷も、服の着脱時の痛みと関係しやすいとされています。腱板は、腕を持ち上げるだけでなく、肩関節がぶれすぎないように支える役目をしています。

腱板損傷では、腕を上げる途中がいちばん痛い、上げきると少し楽になる、下ろす途中でも痛い、といった特徴が見られることがあります。高い所の物を取る、袖に腕を通す、上着を脱ぐといった動きで強く気になりやすいです。検査では、必要に応じてレントゲン、超音波、MRIなどが使われます。参考 参考

一般的な対処としては、まず保存的な方法が選ばれることが多く、痛みのコントロール、肩の動きの確認、筋力や可動域のための運動療法などが行われます。状態によっては装具や手術が検討されることもあります。参考

早めに確認したいサイン

転倒やぶつけたあとから急に強く痛む、肩がほとんど上がらない、熱を持って腫れている、腕に力が入りにくい、しびれが強いといった場合は、肩以外の問題も含めて医療機関での確認が大切です。まず状態を見極めることが、遠回りに見えても結果的に安心につながります。

整骨院の視点から見た、その症状の原因

服の着脱で肩が痛い時、ひのくま整骨院では炎症性疼痛の要素と、長引くケースでは痙攣性疼痛の要素が重なっていることがあると考えています。

炎症性疼痛として見る視点

腕を上げるたびに熱っぽさを感じる、動かした時にズキッとする、夜にうずくようなつらさがある。こうした時は、肩まわりの組織に炎症が関わっている可能性があります。

ただし、痛い場所そのものだけが問題とは限りません。肩の前が痛くても、肩甲骨の動きが小さい、胸まわりが硬い、首から肩にかけての連携が乱れている、といった背景があると、肩の同じ場所に負担が集まりやすくなることがあります。

痙攣性疼痛として見る視点

一方で、服の着脱のたびに同じような痛みをくり返す、検査では大きな異常がはっきりしないのに動かすと痛い、肩だけでなく首や肩甲骨まわりまで張りや重だるさが広がる。こうしたケースでは、筋肉の働き方そのものに注目することがあります。

当院では、筋肉は「量」だけでなく、働けない筋線維が増えていくことが問題になる場合があると考えています。筋肉は単独で動くのではなく、縮む筋肉とゆるむ筋肉、支える筋肉と動かす筋肉がチームのように連係しています。この連係が崩れると、肩を上げる時に必要な筋肉の一部がうまく働けず、別の筋肉が無理に代わりをして、張りや痛みとして表に出てくることがあります。

たとえば服を脱ぐ時は、肩関節だけでなく、肩甲骨が外へ広がりながら上に回り、上腕骨が少し外へひねられ、鎖骨も一緒に動きます。ここで肩甲骨のすべりが足りない、胸やわきの筋肉が固まりやすい、反対に肩の前側ばかり緊張する、といったことがあると、肩の前や横で引っかかるような痛みが出やすくなると考えています。

つまり、痛みがある場所=本当に負担が始まった場所とは限りません。肩が痛くても、首、背中、胸郭、肩甲骨、肘、手の使い方まで含めて見たほうが、体のつながりが見えやすいことがあります。

筋肉・関節・神経はひとつのシステム

肩を上げる動きには、三角筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋といった肩まわりの筋肉だけでなく、前鋸筋や僧帽筋など肩甲骨を支える筋肉も関わります。さらに、肩関節だけでなく肩甲骨のすべり、鎖骨の動き、胸郭の広がりも影響します。

この連続した動きは、腋窩神経や肩甲上神経、長胸神経などを通じた神経の働きとも関係しています。どこか一か所の働きが落ちると、別の場所がかばい、関節の位置に偏りが出たり、摩擦が増えたりして、結果として「肩が痛い」と感じることがあります。

こうした状態が長く続くと、関節の動きにくさや偏りが強まり、組織への負担が積み重なる可能性もあります。そのため、ただ鍛えるだけではなく、どの筋肉が働きにくく、どこが代わりに頑張りすぎているのかを見ていくことが大切だと考えています。

神経筋整復法というアプローチ

ひのくま整骨院では、久喜市で整骨院・整体を探している方に向けて、手技を中心に体の状態を見ていく考え方のひとつとして神経筋整復法を大切にしています。院の案内でも、神経と筋肉のつながりに着目し、局所だけでなく総合的にみることを重視していることが紹介されています。参考

神経筋整復法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースのひとつとして研究開発された手技療法として位置づけられています。筋肉や関節にある感覚受容器への手技的な刺激を通して、感覚神経から脊髄・脳へ、そこから運動神経、神経筋接合部へとつながる反射の流れを整え、筋肉と関節の連係を見直していく考え方です。参考

神経筋整復法とは

当院では、神経筋整復法を神経システムの構築・修正を目指す手技療法として捉えています。その土台には、柔道整復術の考え方である関節整復筋整復があります。

  • 関節整復:関節の可動範囲の回復や、動きの偏りの調整を目指す考え方
  • 筋整復:筋肉どうし、筋肉と関節の連携不全を見直し、協調性や拮抗性のバランスを整える考え方

これらを組み合わせながら、筋・関節・神経システム全体のバランスを整え、筋肉の活動量や動きやすさを引き出す方向を目指していきます。神経筋整復法では、筋代謝力、持久力、可動域、筋の協調性といった視点が重視されています。参考 参考

服の着脱で肩が痛い方への見方

服を着る時や脱ぐ時の肩の痛みでは、肩関節の可動範囲だけでなく、肩甲骨の動き、鎖骨の連動、胸まわりや背中の筋緊張まで含めて確認していきます。

具体的には、腕を上げる時に働く三角筋や棘上筋、肩を安定させる棘下筋・肩甲下筋・小円筋、そして肩甲骨を動かす前鋸筋や僧帽筋などの連係を見ていきます。これらがうまくつながることで、肩関節が一か所に偏らず、服の着脱で必要な「上げる・回す・後ろに引く」といった動きがなめらかになりやすいと考えています。

神経筋整復法の関節整復では、肩関節や肩甲骨まわりの動きの偏りを見直し、動ける範囲を広げることを目指します。筋整復では、頑張りすぎている筋肉と働きにくい筋肉の連携を整え、肩だけに負担が集まりにくい状態を目指します。

その結果として、筋肉の活動量が高まり、酸素や栄養の運搬に関わる働きや、休息に関わる体のはたらきにもよい循環が生まれることを期待しています。当院ではこれを、痛みを出す必要のない体内環境づくりという考え方で捉えています。

また、ひのくま整骨院では、電気に頼るのではなく、その方の体の反応を見ながら手技で向き合うことを大切にしています。局所だけで終わらせず、服の着脱という日常動作が少しでもしやすくなる方向へ、体全体のつながりからサポートしていく姿勢です。参考

まとめ・ひのくま整骨院へのご案内

服を着る時、服を脱ぐ時の肩の痛みは、肩だけの問題に見えて、実は肩甲骨や胸まわり、筋肉どうしの連係、神経の働き方まで関わっていることがあります。一般的には肩関節周囲炎や腱板損傷などが知られていますが、日常動作の中でどのように痛むのかを丁寧に見ることも大切です。

もし本気でその悩みをどうにかしたいと感じているなら、一度、専門のひのくま整骨院に相談してみてください。久喜市で整骨院や整体を探している方にとって、体の使い方を見直すきっかけになるかもしれません。

ひのくま整骨院 ご案内

所在地:〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7

電話番号:0480-31-7775

受付時間:
月〜金 午前8:30〜13:00 / 午後15:00〜20:00
土曜 午前8:30〜13:00 / 午後15:00〜17:00

お休み:日曜日・祝日

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