サッカーで股関節が痛いグロインペインの原因と動きの整え方

サッカーで股関節(鼠径部)が痛い…それ、我慢しないでください

「キックのときに股関節の付け根がズキッとする」「ダッシュや切り返しで鼠径部が痛い」――サッカーを頑張っている人ほど、練習を休みたくなくて我慢しがちですよね。

でも、痛みや違和感は体からの大切なサインです。いったん落ち着いたように見えても、同じ負担を繰り返すほど次はもっと強いサインとして出てくることがあります。早めに“原因の方向”を整えることが、結果的に遠回りを防ぎます。

目次

股関節(鼠径部)の痛み、こんな悩みありませんか?

グロインペイン(鼠径部痛)は、サッカーでとても多いスポーツ障害のひとつです。

痛みがあると、こんな気持ちになりやすいです。

  • 「休むとレギュラー争いに遅れる…」
  • 「病院で骨に異常なしと言われたけど、結局ずっと痛い」
  • 「ストレッチしても、その場しのぎでまたぶり返す」
  • 「キックフォームまで崩れてきた」

ここで大事なのは、痛みを“根性で消す”のではなく、痛みが出る仕組みをほどくことです。ひのくま整骨院では、体の反応を丁寧に読み取りながら、無理のない形でサポートしていきます。

一般的に言われる「グロインペイン」の説明

グロインペインは「この病名が必ず1つ」というより、鼠径部周囲に痛みが出る状態の総称として扱われることが多いです。サッカーでは特に、ダッシュ・切り返し・キック・片脚支持の繰り返しで負担が集中します。

医療機関では、次のような原因が候補に挙がります(重なっていることもあります)。

  • 内転筋の肉離れ/炎症(内転筋痛):太ももの内側~鼠径部が痛い
  • 腸腰筋など股関節前面の筋の障害:股関節の前側が詰まる・引っかかる
  • 恥骨まわりの炎症(恥骨結合部痛):中央寄りがズーンと痛い
  • 股関節関節内の問題:可動域が落ちたり、引っかかり感が出る
  • 疲労骨折など:強い痛み、走れない、夜間痛など(要注意)

検査としては、問診と動きのテストに加え、必要に応じてレントゲン・超音波・MRIなどで確認します。

一般的な対応は、まず痛みを増やす練習量を一時的に落とす(完全休止か調整かは状態によります)、アイシングや消炎鎮痛、リハビリ(柔軟性・動きの再教育・段階的な復帰)などです。復帰までの期間は個人差が大きく、軽い筋損傷は比較的早い一方、腱の炎症や再発を繰り返すケースは長引くこともあります。

歩くのもつらい痛み急な腫れ発熱しびれ夜も痛くて眠れない転倒や接触後から急に悪化などがある場合は、早めに整形外科などでの評価をおすすめします。

施術家の視点:痛みは“そこ”だけの問題じゃない

ここからは、久喜市で整体・整骨の現場で体を見てきた視点です。

痛みを大きく3つに分けて考えます。

  • ①ケガ・感染など炎症性の痛み:捻挫や打撲、明確な損傷が中心
  • ②水腫・腱鞘炎など代謝性の痛み:循環や回復の遅れが関わる
  • ③筋肉の閾値低下による痙攣性の痛み:筋肉が働けず、かばって固まり、痛みが出る

グロインペインは、③の要素(筋肉が“働けない”状態)が関わると、特にぶり返しやすくなります。

大事なポイントは、痛い場所=そこが壊れているとは限らないこと。体の動きは、筋肉が連続性・協調性・拮抗性で連携して成り立っています。その連携が崩れると、どこかの筋肉が“がんばり過ぎ”になり、逆に別の筋肉が“働けない”状態になります。

その結果、関節まわりのバランスが崩れ、関節の動きのルートが偏り、摩擦が増え、熱や張りが出て痛みにつながる…という流れが起きやすいと考えています。

「弱いから鍛える」がすべて正解とは限りません。筋肉が“働けない”状態のまま強い負荷をかけると、さらにかばいが増えてしまうことがあります。まずは働ける状態に戻すことが先、というのが当院の考え方です。

神経筋整復で何を整えるのか(筋肉・神経・関節)

ひのくま整骨院では、筋肉の整体である神経筋整復(PNF理論をベースにした考え方)で、体の“働きやすさ”を整えることを目指します。

筋肉には、動きや力加減を感じ取るセンサー(感覚受容器)があり、その情報が感覚神経を通って脊髄・脳へ伝わります。中枢で受け取った情報は運動神経へつながり、筋肉がスムーズに働くための指令になります。

ところが、疲労の蓄積や同じ動きの繰り返しで、この回路がうまく回らなくなると、「筋肉はあるのに働けない」「一部だけ緊張して、力が抜けない」状態が起こります。神経筋整復は、この流れ(神経反射の通り道)を整えて、筋肉が力を出しやすい体内環境へ近づける発想です。

グロインペインでは特に、次のような部位を“セット”で見ます。

  • 内転筋群(太もも内側)
  • 腸腰筋(股関節前面・骨盤の内側)
  • 腹部~骨盤底の安定に関わる筋
  • 股関節・骨盤・膝・足首の連動

痛い場所だけに注目せず、「どの動きで」「どの順番で」「どこが遅れているか」を見ながら、整体としてのアプローチを組み立てます。最終的に目指すのは、当院が大切にしている根本改善――痛みを出さなくても済む体の使い方へ戻していくことです。

今日からできる負担の減らし方・セルフケア

まずは、痛みを“消しにいく”より、痛みを“増やさない”工夫が先です。

1)練習の調整(ゼロか100かにしない)

  • 痛みが出る動作(全力キック、切り返し、ダッシュ)の回数を一時的に減らす
  • 走るなら「痛みが増えない範囲のジョグ」へ
  • 翌日に痛みが強く残るなら、その負荷は今の体には強すぎのサイン

2)こまめなストレッチ(強くやり過ぎない)

当院では、施術期間中は筋トレよりストレッチを優先する考え方を提案することが多いです(状態により調整します)。

  • 内転筋ストレッチ:痛みの出ない角度で、息を吐きながら20〜30秒
  • 腸腰筋ストレッチ:腰を反らし過ぎず、股関節の前を“伸ばす”感覚
  • お尻(臀部):片側に頼り過ぎるクセをほどく

ストレッチ中に「コキッ」と音が鳴ることがあります。無理に鳴らしにいくのはおすすめしませんが、正しい可動域で優しく動かしていて起こる音は、過度な緊張をかけなければ必要以上に恐れなくてよい場合もあります。大切なのは、痛みを増やさない範囲で、こまめにです。

3)プレー環境の見直し

  • スパイクの摩耗(滑る・引っかかる)
  • 硬いグラウンドでの切り返し量
  • 疲労が抜けない睡眠不足・食事の偏り

(仮)サッカー選手の体験談:痛みが変わる流れ

17歳・男性・高校サッカー部(週6日練習)。ポジションはサイド。スプリントと切り返しが武器。最近、キック後とダッシュで右鼠径部が痛い。

最初は「張ってるだけ」と我慢していましたが、練習後にズーンと重く、翌日も痛みが残るように。整形外科で大きな損傷は否定され、湿布と安静指示。でも部活を完全に休めず、結局ぶり返し…。

初回のチェックでは、痛い場所だけでなく、骨盤の傾き・股関節の動きの左右差・足首の硬さを確認。特に、内転筋が“頑張り過ぎ”になり、腸腰筋がうまく使えない状態が見えました。

神経筋整復の考え方で、筋肉が働くスイッチを整えながら、セルフケアは「痛みを増やさないストレッチ中心」に切り替え。練習もゼロにせず、ダッシュと全力キックの回数を調整。

数回の施術で「走り出しのズキッ」が減り、切り返し時の不安感も軽く。最終的に、痛みが出にくいフォームへ戻り、練習後の重さも減っていきました。

まとめ:本気で整えたい人へ

サッカーのグロインペインは、内転筋や腸腰筋、股関節の動きの乱れが重なって起こることが多く、我慢を続けるほどぶり返しやすくなります。

「骨に異常がないのに痛い」「休んでも戻る」「フォームが崩れてきた」――そんなときは、筋肉が“働けない状態”になっているサインかもしれません。

久喜市でスポーツ障害(股関節・鼠径部痛)にお悩みの方は、整体・整骨の視点から、神経筋整復で動ける体を取り戻すサポートを行っています。ひとりで抱え込まず、早めにご相談ください。


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