整骨院に通っているのに、「なんとなく変わらないな…」「電気をかけてもらうとその場は楽なんだけど、翌日にはまた元に戻っている気がする」と感じたことはありませんか?
あるいは、「整骨院って電気とマッサージがセットだと思っていたけど、本当にそれだけでいいのかな?」と、なんとなくモヤモヤしたままでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ひのくま整骨院では、開院以来一貫して、低周波などの電気療養器を使わない手技一本の施術を行っています。それには、筋肉と神経のはたらきに関する、ひとつの大切な考え方があります。今回はその理由を、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
📋 目次
その「なんか変わらない」、気のせいじゃないかもしれません
整骨院に通い始めたころは「少し楽になったかも」と感じたのに、何度か通ううちに「あれ、あまり変わっていないな」と感じてきた…そんな経験をお持ちの方は、意外と少なくないのではないでしょうか。
特に多いのが「電気をかけた後はスッキリするんだけど、数時間後にはまた元に戻る」「毎回同じことをくり返している感じがする」という声です。
もちろん、整骨院での施術が合っている方もたくさんいらっしゃいます。ただ、「体が電気に慣れてきてしまったのかな」「そもそも電気って自分の体に合っているのかな」と疑問を感じることは、とても自然なことだと思うのです。
そのモヤモヤに、筋肉と神経のしくみを知ることで、少しだけ答えが見えてくるかもしれません。
電気療法とはどんな施術なのか
整骨院でよく使われる電気療法には、低周波治療器や干渉波治療器、極超短波(マイクロ波)などがあります。これらは、皮膚の上に導子(パッドや電極)をあて、体の表面や軟部組織(筋肉・靭帯・腱など)に電流や電磁波を作用させることで、血行促進や筋肉のほぐれ、痛みの緩和を目的とする療養機器です。
整形外科やリハビリ施設でも広く使われており、特定の症状や状態においては有用とされています。急性期のけがや炎症が強い時期には、手技よりも電気・温熱などの物理療法が選ばれることも多く、それ自体は一般的な対応です。
一方で、「慢性的な肩こりや腰痛に長期間使い続けている」という状況では、効果の実感が薄れてきたり、まれに施術後にだるさや違和感が出るケースもあると言われています。これは、電気療法が悪いということではなく、体の状態や個人差によって、反応の仕方が変わってくることが関係していると考えられています。
整骨院の視点から考える、電気と筋肉・神経の関係
ここからが、ひのくま整骨院が電気療養器を使わない理由につながるお話です。
筋肉は「神経からの電気信号を受け取る抵抗体」である
私たちが体を動かすとき、脳や脊髄から「動け」という指令が運動神経を通じて筋肉に届きます。その指令は電気信号であり、筋肉はその信号を受け取ることで収縮し、力を生み出します。
このとき大切なのが、筋肉が「適度な抵抗体」として機能しているということです。電気信号を受け取る側(筋肉)に適切な抵抗があるからこそ、信号はしっかりと力に変換される、とひのくま整骨院では考えています。
外部から電気刺激を加えると、その周囲の軟部組織の電気的な状態が変わります。それが「電気の通りやすい状態」をつくることにつながる場合があります。電気が通りやすくなるということは、神経から筋肉への信号も透過しやすくなる方向に傾く可能性がある、というのが私たちの考えです。
つまり、筋肉本来の「信号を受け止める力(閾値)」が変化してしまうことで、筋肉が本来の機能を発揮しにくくなる可能性があると考えています。
「揉み返しのような症状」が電気だけでも起こる理由
「電気しかやってもらっていないのに、翌日なんだかだるい・重い」という経験をされた方がいらっしゃるとしたら、それは筋肉への過剰な刺激になった可能性があるかもしれない、とひのくま整骨院では考えています。
ひとり一人、体の状態・体型・生活習慣によって神経や筋肉の許容量(閾値)は違います。外部からの電気刺激が、その方にとって許容量を超えた場合、揉み返しに似た反応として体に現れることがあるのではないか、というのが私たちの見方です。
これは「電気療法がいけない」ということではなく、「筋肉と神経のシステムに合わせた刺激の量と質が大切」という考え方に基づいています。
筋肉の本当の問題は「量」より「はたらけない線維が増えること」
慢性的な痛みや不調の背景には、筋肉の「量」ではなく、筋肉内ではたらけない筋線維が増えていることが関係していると、ひのくま整骨院では考えています。
筋肉は動脈から酸素と栄養を受け取り、使った後は老廃物(二酸化炭素や乳酸など)を静脈に戻します。しかし静脈側の回収能力には限りがあり、疲労が回収しきれなかった分は筋肉の中に蓄積してしまいます。その状態が続くと、その部分の筋線維は機能を停止してしまいます。
機能停止した筋線維が増えると、残った筋線維への負担が増え、常に緊張した状態が続きます。すると、神経からの電気信号を受け止められる量(閾値)が低下し、筋肉本来の力が出にくくなります。これが痛みや重だるさにつながっていく、とひのくま整骨院では考えています。
神経筋整復法というアプローチ
では、ひのくま整骨院ではどのような考え方で施術を行っているのか、ご紹介します。
PNFの理論をベースにした手技療法
ひのくま整骨院が行う「神経筋整復法」は、PNF(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースに研究・開発された手技療法です。PNFとは、筋肉や関節の中にある「感覚受容器」に刺激を与え、神経と筋肉のつながりを整えることを目的としたアプローチです。
感覚受容器への刺激は、感覚神経を通じて脊髄・脳へと伝わります(求心性伝達)。そして脳・脊髄からの指令が運動神経を通じて筋肉へ戻ってきます(遠心性伝達)。この一連の流れを「神経反射弓」と呼びます。神経筋整復法は、この神経反射弓をより円滑に働かせることを目指す施術です。
「関節整復」と「筋整復」という二つの柱
神経筋整復法には、柔道整復術の考え方を土台にした「関節整復」と「筋整復」という二つのアプローチがあります。
関節整復とは、関節の可動範囲を回復させ、動きのかたよりを整えるアプローチです。筋整復とは、筋肉と関節の連携のズレ(協調性・拮抗性のバランスの崩れ)を整えるアプローチです。この二つを組み合わせることで、筋・関節・神経システム全体のバランス回復を目指していきます。
外部電源ではなく、体内の反応を引き出す
電気療養器が「外から電気を入れる」アプローチであるとすれば、神経筋整復法は「体の中で起こる科学反応(神経反射弓の促進)を引き出す」アプローチ、と私は考えています。
ひとり一人の体調・体型・生活習慣によって神経反射弓のレベルは異なります。だからこそ、機械的に一定の刺激を与えるのではなく、その方の状態に合わせた手技によって、体が本来持っている神経と筋肉のシステムを整えることを目指しています。
これは、老若男女を問わず、またさまざまな症状に対して、より幅広く対応できるアプローチだとひのくま整骨院では考えています。
筋代謝力の向上から始まる良いサイクル
神経筋整復法が目指す流れは、次のようなイメージです。
筋肉の活動量が上がる → 血管の末端(毛細血管)の機能が回復していく → 疲労物質の代謝が促進される → 筋線維がはたらける状態に戻っていく → 神経からの信号をより受け止めやすくなる
この良いサイクルが回り始めることで、「痛みを出す必要のない体内環境」が少しずつ整っていくことを目指しています。一回で劇的に変わるというものではなく、体のシステムを少しずつ整えていくという考え方です。
すべて手技だけで向き合うのは、そのためです。機械ではなく、その方の体の状態を手で感じながら、刺激の量・方向・タイミングを調整できるのが手技療法の強みだと考えています。
まとめ・ひのくま整骨院へのご案内
筋肉は神経からの電気信号を受け取ることで動きます。その信号をしっかり受け止められる筋肉の状態をつくること、そして体内の神経反射弓を整えることが、ひのくま整骨院が目指す施術の根本にある考え方です。外部から電気を当てるのではなく、体の中から変わっていける環境づくりを手技でサポートしたい、という思いが、電気療養器を使わない理由です。
「ずっと通っているのになかなか変わらない」「電気が自分の体に合っているのか不安」そんなお悩みがあれば、ぜひ一度ひのくま整骨院にご相談ください。お一人おひとりの体の状態をしっかり確認しながら、一緒に考えていきます。
🏥 ひのくま整骨院
| 所在地 | 〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7 |
| 電話 | 0480-31-7775 |
| 診療時間 | 月〜金 午前 8:30〜13:00 / 午後 15:00〜20:00 土曜 午前 8:30〜13:00 / 午後 15:00〜17:00 |
| 休診日 | 日曜日・祝日 |
予約画面を開くと「ご予約内容の選択」という画面が表示されます。
画面中央の右側にある「▼(下向きの三角形)」マークを押していただくと、メニュー一覧が表示されます。












