最近、20歳前後の若い方の間でも「顎関節症」に悩むケースが増えています。今回は、ある学生さんの症例をもとに、整体によるアプローチとその結果をご紹介します。
症例紹介
患者情報
- 年齢:20歳くらい
- 性別:女性
- 職業:学生
- 主訴:口の開閉時に両顎関節の痛み、特に左側に強い痛み
- 経過:1週間ほど前から痛みが悪化、以前からアゴの「ガクガク」する音が気になっていた
- 日常生活への影響:勉強中に顎の違和感を感じることが多く、手で押して確認するクセがあった
整体施術内容
この患者さんには、以下のアプローチを行いました。
- 上肢の多関節整復
顎の問題は肩や腕の関節の歪みとも関係しています。そこで、まず上肢の関節を整え、全身のバランスを調整しました。 - 顎関節および頭蓋骨の整復
顎関節の歪みを整えるため、細かく調整を行い、表情筋・咀嚼筋の神経反射の調整を実施しました。 - 読脳法による重力バランス軸の検査と調整
患者さんの体全体の重力バランス軸の歪みを検査し、足関節からのアプローチでバランスを整えました。
施術は1回で終了し、施術後には痛みの大幅な軽減が見られ、患者さんも驚かれていました。
若くても起こる顎関節症
「顎関節症」と聞くと、中高年の方に多いと思われがちですが、若い世代にもよく見られます。特に勉強中や考え事をしているときに軽い症状があると気になり触っていることが多いようです。顎に限らず体のいずれかに違和感があると、例えば爪のわきのささくれなども気になり引っ張ってしまうでしょう。
話を戻して、そのような顎の症状を放置してしまうと、痛みや噛み合わせの問題だけでなく、頭痛や肩こりなどの症状につながることもあります。その逆もありますので、顎関節の違和感や痛みを感じたら、恥ずかしがらずにぜひご相談ください。
施術で大切にしていること
当院では、神経筋整復法を中心に様々な体の悩みに向き合っています。ただ、それでも変化を感じ取れないことも多いので、患者様が安心できるようにいろいろな施術方法でサポートしています。読脳法による重力バランス軸調整もその一つです。ひのくま整骨院では、電気や機械を使うことなく安全な手技療法で、一人一人の患者様に寄り添うように、私の持てる術を使ってサポートします。
顎関節の不調でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。