特定のスポーツで起こりやすい「O脚変形」、必ずしもそのスポーツを続けているから起こるわけではありませんが、生まれつきの体の使い方(4スタンス理論)で考えられる「O脚」になりやすい人

スポーツ選手の中には「O脚」に悩む人が少なくありません。特にサッカー選手など、脚を酷使する競技においては、その特徴的な動作やフォームがO脚を引き起こしやすいと言われています。しかし、必ずしもスポーツの影響だけでO脚になるわけではなく、実は生まれ持った「体の使い方」も大きく関係しています。

4スタンス理論から考える「O脚」

「4スタンス理論」とは、人それぞれ異なる体の重心のかけ方や動作のパターンを4つのタイプに分類する理論です。この理論によると、人はそれぞれ生まれつき決まった身体の使い方があり、それによって負担がかかる部位や姿勢のクセが異なります。

O脚になりやすいタイプとしては、

  • A1タイプ・B1タイプの傾向:足の外側に重心をかけやすく、外側の筋肉を優位に使うため、膝が外側に広がりやすくなる。
  • A2タイプ・B2タイプの傾向:内側の筋肉を使う傾向があり、O脚を避けやすいが、バランスを崩すと外側に体重がかかることも。

これらの動作のクセが、サッカーのような競技において、無意識のうちに膝や足に負担をかけ、O脚が進行する要因となります。また、ジャンプやステップワークの多いスポーツでは、膝への負担が増し、O脚のリスクがさらに高まります。

サッカー選手に多いO脚の原因

サッカーは特に以下の動作が多いため、O脚につながりやすいとされています。

  1. キック動作による片脚重心:片脚で強くボールを蹴る際に、軸足側に過度な負担がかかり、バランスが崩れやすい。
  2. 急激な方向転換:切り返しの動作が頻繁に行われるため、膝に不均衡な負荷がかかる。
  3. 過度なストレッチや筋力のアンバランス:特定の筋肉ばかりを鍛えすぎることで、姿勢の崩れが助長される。
  4. 成長期の体の変化:成長痛や骨の成長スピードに対する筋力の不足が、膝関節への負担を増加させる要因となる。

さらに、サッカーにおける繰り返しのジャンプ動作や、相手選手とのコンタクトによる衝撃も、O脚の進行を促す可能性があります。

O脚を予防・改善する整体アプローチ

O脚を放置すると、将来的に膝関節の負担が増し、ケガのリスクが高まります。そこで、整体を活用した「神経筋整復法」によるアプローチが有効です。

神経筋整復法とは?

神経と筋肉のバランスを整え、正しい動作パターンを身体に覚えさせる施術法です。具体的には、

  • 筋肉のアンバランスを調整し、脚の内外の筋力バランスを回復
  • 正しい姿勢と動作の再教育を行い、無意識のクセを改善
  • 骨盤や股関節の調整によるO脚矯正
  • 足底アーチの調整による膝への負担軽減

これにより、競技生活を続けながらも、O脚の進行を防ぎ、パフォーマンス向上につなげることができます。正しい歩行やランニングフォームを習得することで、さらに効果的な予防が可能となります。

日常生活での注意点

スポーツだけでなく、日常生活の習慣もO脚に影響を与えます。

  • 長時間の片足重心姿勢を避ける
  • 正しい靴選びとインソールの活用
  • デスクワーク中の姿勢を見直す

これらの対策を取り入れることで、スポーツ中だけでなく、日常生活でも膝の負担を軽減できます。

まとめ

「O脚」は、特定のスポーツを続けているから必ずしも起こるものではなく、生まれつきの体の使い方(4スタンス理論)によってなりやすい人となりにくい人がいます。サッカー選手など脚を多用するスポーツでは、適切な整体ケアや神経筋整復法を取り入れ、体のバランスを整えることが重要です。

O脚の悩みを抱えている方は、自分の体の使い方を知り、整体の力を活用して、健康な身体づくりを目指しましょう。ひのくま整骨院では、「O脚」矯正のサポートを行っています。まずはお気軽にご相談ください。

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