寝違い

年末の仕事の追い込み、大掃除などが重なり、睡眠で疲労の回復が間に合わなくなる季節です。若さゆえ頑張れると思っていても、のちの数年先にはその影響が出ると、私は考えちゃうので、一応皆さんに忠告はいつもしているつもりです。実際私のカラダも、20~30代に比べたら傷の治りも遅くなりましたからね。

疲労が悪いわけではないと思います、ある程度疲労をしないと睡眠もしにくいですからね。ただ、デスクワークの疲労は、動きの少ない疲労ゆえに、疲労物質の筋肉内への蓄積は多いように思われます、さらにそれが毎日だから、動かないということに自然に慣れてしまいます。

ストレッチングをお勧めするのは、本来の動物の動きだからです。

ワンコちゃんやニャンコちゃんなどの動物と暮らされている人はよく目にすると思いますが、伸びてるでしょう?私たちは、あまり伸びをしなくなっていませんか?柔軟、ストレッチングというからやりたくない衝動が発生してしまうのかもしれません。普段から何気なくできるように習慣にしておくと、すっごく良いと思うんです。

さて前置きが長くなりましたが、寝違い、は寝ている間に起こるもので、激しい動きをするものではありません。一応、傷病名が「頸部捻挫」となっているところがほとんどなんですけど、関節がズレるほどの外力が加わるわけでもないし、ズレてもいません。ただ、動きにくくなっています。

なぜ起きているかまでははっきりとは分かりませんが、深い眠りや、酒量が多く寝返りが少なかった場合に、腋窩神経の長時間の圧迫により、筋肉をこわばらせることもあるそうです。また寝相により、圧迫ではなく牽引が長時間続くことで痛みを出すこともあるようです。

なにが原因だから注意しなさいとは断定できませんが、体を動かす習慣をつけましょう、という提案が私の一番伝えたいことです。そして、睡眠不足にならないように早めに床に就きましょう。深酒も頻繁には行わないようにもしましょう。もしかしたら、コロナ明けということで忘年会される方も増えるかもしれません。立て続けに予定は入れないように気を付けてほしいなと考えています。

痛みが出たら、安静にしていても首が動かせなくなることの方が多いので、早めに来院なさってください。さらに、痛いかもしれませんがなるべく力を抜きゆっくり目で、振り向く運動と横倒しの運動をこまめにしましょう。

それと、寝違いを起こすような体の人の多くは、手や腕の疲労によりこわばってしまっている人がと~っても多いので、指から手のストレッチングや、腕のストレッチングもできればされると良いと思います。

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