寄り添ってみる施術

施術の方法として、攻めるものと受けるものとがあります。
攻めるもの、これは主導権が施術者にあると考えています。
もう一方の、受けるものとは、主導権は患者様にあると、私はおもってます。
ただ、施術は臨機応変に行うもので、どちらが良いというものでもなく、
必要なときに必要な方法で行うべきものだと考えています。

つまり攻めの関節整復を行った後に、受け身の施術をすることで、
メンタルからゆがんだ構造の痛みを、深層部から整えられることがあります。

初めから弛緩という目的で患者さんに接しようとしても、受け入れてもらえないこともあります。
このときは緊張と緩和のシステムから、攻める能動的施術の刺激をし、緊張を与え、
緩和の受けの受動的施術をすることで受け入れてもらえるようになることがあります。

受け入れる受け入れないは、意識的ではないものの時のことをいいます。
意識的に患者様が受け入れない場合は、来院されませんからね。

無意識の中での反応です。

つまり、寄り添う施術とは、メンタルの深層に寄り添うという願望のような、
自然な反応にたいする動きの補助をする施術です。
無意識を施術の対象に行う、ひとりひとり違った特別な施術です。

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