手を洗う時、物を持ち上げる時、手首が痛い

先日まで来院してくれていた患者さんのお悩みが、手を洗う時、不意の動きをした時の痛みが手首にある、ということでした。
ゴルフをされていて、痛みだした、ということで来院していただいていました。

初めてのときに、手首のズレを整復し、筋肉の調整をして症状が軽くなられたので、その日の施術は終了です。
二回目三回目と施術を続けてもらい、その3日後にゴルフ。
来院時には2日目も3日目も、「全然痛みは変わらないけど、本当に痛みが出なくなるの?」と、そのようなニュアンスの言葉で問われるのですが・・・

ゴルフはダフらない限りできていたそうです、でもダフってから痛くなってしまって、とおっしゃっていました。

初めての時の、関節のズレ、が起こっているようなことはありませんでしたが、筋肉の緊張による以前からの複雑なゆがみは少し大きくなっていました。
4日、5日といつも通り来院時には、まったく変わらないとおっしゃるので、触診、可動域検査など初めての時のように検査を続けると、
初めての時とは体のゆがみが変わっていました。もちろん、「腕関節痛」「遠位橈尺関節亜脱臼」の発症の原因を踏まえてのプラスアルファです。

首の筋肉が痛みを訴えている側はとても固く、肩甲骨周り、上腕部の特に力こぶの上腕二頭筋も固く、さらに上腕二頭筋の長い方の筋肉のとおる上腕骨の溝が外側にねじれていて、肘の部分の上腕骨は内側に向いています。骨は柔軟性がありませんから、上腕の中でゆがんだ位置にずれてしまったというわけです。それに伴う筋肉もおのおの固くなっていて、常時力みが抜けない状態となっていました。その頃一回目の「後、何回来れば、良いんですか」と会計後に言われるようになりました。

6回目までは4,5回の肩関節を中心とした腕関節痛の施術を行っていました。その頃から、「痛みは変わらない、施術後は楽になっているんだけど、家に着いたら変わらない」という表現に変化をしていました。

7回目からはまた初めての時と同様に、いろいろと探っていき、肩の状態はかなり戻りつつあって良い状態になっていたものの、指先と手首の手のひら側かつ、小指側に曲げる力が入ってしまうので、その機能のゆがみを整えることを中心に腕関節痛の施術を7,8,9回と続けて、9回目のときに肘の上腕骨と橈骨の作る関節のズレが整復されました。幼児期に肘が抜けるという肘関節障害、肘内障と呼ばれる大人バージョンです。わっかの靭帯がづれていたのだと思われます。
「施術を受けた後は楽になっているんだけど、不意の動きで何をどう動かしたら痛みが出るかわからないんだけど痛いし、手を洗う時が痛い」に言葉が変わってきました。

そこで10回目の時、さらに初心に戻り、いろいろと探り、最終的に、座っているときに手を洗う動作をしても痛みが出ていないけど、立っていつも手を洗うような動作をしてもらったときに症状の変化がどうかを確認しました。すると、前かがみになると痛みが出ることが判明しました。そんなに関係がないと思うかもしれませんが、患者さんの体がそのような変化を訴えているのですから、腰の施術を中心に行うと手を洗う動作での痛みはなくなったというのです。11回目に来院していただきましたが、「手を洗う動作で痛まないけど、何かの拍子に痛みが出る」というのです。可動域も左右変わりはありません、日常常に感じる状態ではなくなっているというので、お話を聞いて療養期間を中止することとなりました。

でも
すごいことが私自身発見することができたと思っています。手首の痛みが、腰脚との関連性が出るということを。

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