急性の腰痛症と慢性の腰痛症

先日も腰痛症に悩む患者さんが診えました。

とても辛そうなんです。

急性の腰痛症で、ギックリ腰かな?と思ったのですが違いました。

問診でギックリする原因がないんです。ただ、痛くなってから3日が経って、いても立ってもいられないほどの痛みになってしまったというのです。

つまり、急性でも、慢性でも似たようなことが起こるので注意したほうが良いのですが、なんとか我慢ができる、と思ってかばいながら生活をし続けると、その疲労が2次傷害となってしまうことがあります。

この患者さんはその典型で、初期の症状の上乗せで、ギックリ腰ではない慢性腰痛からの強度腰痛症に移行してしまい、動作のし始めに痛みが強くなり、寝るという動作も座るという動作も常に痛みを強く感じてしまう状態でした。

施術もあまり手技をかけられない、筋肉のキャパシティでしたので寝る動作よりも座る動作のほうが、運動範囲が少ないので、座位にて施術を行い終了しました。

その後施術の効果があり、寝る体制を取ることができるようになり、背中の筋肉の調整と、股関節の回旋筋群の調整をして、何回かで治癒しました。

何かをした動作で痛み出す急性、徐々に歪んできて限界が来て痛みを出す慢性、どちらも痛みを出しているのは筋肉です。痛みを感じたらかばって緊張して生活し続けると、2次傷害が起きてしまいやすいです。

早期にご来院なさってください。

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