筋肉 さらに続きの続き

筋肉は関節をまたいでついているというお話も前回でしました。

関節をまたいでついていることで、関節のゆがみは筋肉が作ります。
筋肉は大・小様々ありとお話ししましたよね。
一つの骨に同じところから様々ついているわけではありません。
一つの骨に場所が変わり、いろいろなところか様々な筋肉がついています。
膜や靭帯も骨に付きます

1,体を支える
2,体温の一定保持
3,体を動かす

と筋肉の働きがるのは前々回までのお話で分かっていただけたと思います。
運動による疲労の蓄積も、1・2の生命維持に関係する疲労が常時あるので、排泄できる程度ならば睡眠によって綺麗になると考えられますが、それを超えてしまうと筋肉内に蓄積してしまいます。
疲労物質の排泄にはまず、毛細管の静脈側に集められますが、蓄積してしまうくらいの疲労物質があると、その毛細管が詰まってしまいます。例えばシンク(流し)の排泄行にある網にごみがたまりすぎると水が流れなくなりますよね。
筋肉内にある毛細管も同じ状況にあり排泄できなくなってしまいます。ただ、筋肉の疲労物質の排泄は、毛細管のキャパを一定にしているので、疲れ切った翌日、翌々日・・・と十分な休息が取れると復帰できることもあります。
なぜ排水口のあみと同じという例えをしたのかというと、疲れ切った体であっても日常生活を普段通りしようとします。疲労がたまりすぎると筋肉の機能低下をします。筋肉が休もうとするからです。
会社や工場でも多くの人が休んでしまうと出社している人の仕事に、負担が加算されることがありませんか。
筋肉も同じで、1・2の生命維持は必ずやらなければならないので、それに普段の動きをしようと脳が働きかけると余力がなくなるので、筋肉のついている位置を近づけようとします。初めは一つ二つであればそんなに体も不具合を感じないかもしれません。実際はその状態が起こり始めると、すごいスピードで進んでいきます、体のゆがみが。

みなさんがとても気にされる骨盤のゆがみも、このシステムでゆがみます。だからたとえ骨盤の位置だけを整えたとしても筋肉が変わらなければ、より悪いゆがみを起こしてしまい、今までの整体ではにっちもさっちもいかない、関節の変位を招きます。

みなさんは骨が気になるのですが骨を傾けさせるのは筋肉ですから、筋肉の機能を整えることが最重要で、筋肉の機能低下のキャパ、疲労物質の蓄積のキャパが許容範囲内におさまれば、危険信号の「痛み」は生まなくなると考えています。

筋肉は動くための物であっても、生命維持に欠かせない臓器の一つです。よく言う筋肉は骨格筋で、内臓器のほとんどが平滑筋、さらに心臓は心筋という筋線維でできています。

つまり一番言いたかったことは、疲労がたまっている筋肉が、体を支える機能も自然にできないほどの状態になり、こり(ケイレンして)、動き初めに痛みが出たりしているような状態に、トレーニングをするのはやってはいけないこと。
関節のゆがみも大切だけど、それを作り出しているのは筋肉で、その調整をしない限り、一時は痛みが出なくなることもあるけれど、くりかえし悩みを抱える体になってしまう、といこと。

筋肉を理解したうえで、トレーニングしていってくださいね。では~失礼します。ひのくま整骨院の日隈でした。
(≧▽≦)

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