腰が痛くて朝起きあがれない。

おなか周り、腰椎(ようつい:背骨の腰の部分の5個の骨)を支える筋肉の疲れから、腰を支える力不足となって痛みを起こします。

この力不足になってしまった筋肉を、また働けるようにすることでこの痛みはなくなります。

※ 注意:力不足なんだから「筋トレ」しなければ、という考えは間違いです。余計に痛くなります。

まず、関節が柔らかく大きく動かせるようにします。体の中で力不足が起こると、不安定になって緊張します。初めて何かをする時、例えばみんなの前で話をする、説明をするとき、ドキドキして手に汗をかいてしまったり、口がかわいてしまったりしますよね。筋肉も働ける量が許容量より少なくなったことがない中で迎えた生活なので緊張(常に力が入った状態)しています。ですから、寝ている間疲れるはずがないのにまっすぐの姿勢を固定しようと力が入っていて、体を曲げようとしても、曲げるために働く筋肉もまっすぐ姿勢をたもつように働いているので曲がらず痛みを起こすんです。ただし初期の段階は動き始めだけ痛いと感じるのは、すぐにまっすぐする働きを取りやめて、曲げるように働けるから動き始めだけ痛い、という状態になるのですね。

まず、骨盤の動きを仰向け(あおむけ)や、うつ伏せ(うつぶせ)で小さくゆっくり行い、足首から膝、股関節、骨盤、そして背骨の動きをつけていきます。

徐々に広げて大きく関節を動かしても、スムースに連動して動けるようにすることで、いつもと変わらない動きができるようになり、朝の起き上がりに感じていた痛みも出なくなっています。

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