股関節が痛い、という症状

朝、掃き掃除をしていると多くの散歩愛好者に出会います。気軽に挨拶をしてくださるご婦人や、紳士な男性と様々です。もちろん、その時間は通勤時間ですのでお仕事に向かわれる人もたくさんいます。

皆さんの歩き方を観察していると、「腰が痛いんだな」とか「腰の周りの筋肉に問題がありそうな歩き方」、「膝が働きワルそうな人だな」、「あの人はふくらはぎ、大丈夫かな?」と、いろいろ気づきます。でも、声をかけることはしません、してあげたほうがいいのかなぁ。( ´∀`)

先日来院された患者さんは、股関節が痛い、という主訴で来院されました。意外と多い「股関節の痛み」と訴える患者様。でも、現実の問題が股関節にあるものは3割程度です。(当院での統計で診て・・・)では、どこに問題があるのか、これは腰を支えている筋肉の問題が関与している場合と、膝と足首に問題を抱えている場合などがあります。もちろん触ってみたり動かしたり動かしてもらったり、いろいろとレントゲンやMRI、CTと言った検査ができないぶん、徒手筋力検査やいろいろな観察によって判断します。

また、1手法をかけてみて、体にどのような変化が生まれたか、患者様に動かしてもらって変化をみます。これが一番手っ取り早し、正確な療養につながる検査だと思っています。

数字や画像ではわからない原因不明のしょうがいから、原因があってもとおりいっぺんの結果から導き出された治療、施術では本当の根本からの改善はできないと私自身、怪我をしてから実感することが多いです。

ただ、私の経験から、この「股関節が痛い」とうったえているという主訴を鵜呑みにして診療を始めることでなかなか結果に結びつかないことが非常に多かったものですから、ご自身の判断で股関節が原因と思って股関節を治療もしくは施術されないからといって、間違った医療行為だと感じないで欲しいのです。

もし、ずっと悩まれて苦しんでおられるならば、一度で良いので足を運んでみてください。きっと、必ずお力になれるように施術にあたらせてもらいます。

トップへ戻る