骨に異常なしと言われた脇腹・お腹の痛み、原因は背中にあるかも

こんにちは。埼玉県久喜市にある「ひのくま整骨院」院長の日隈(ひのくま)です。

「背中が痛いなと思っていたら、最近は脇腹や下腹部まで痛くなってきた」

「足の付け根(鼠径部)に違和感があるけれど、病院でレントゲンを撮っても『骨には異常なし』と言われた」

もし、あなたがこのような原因のはっきりしない不調にお悩みなら、その原因は内臓ではなく、「背中と腰の境目」にある筋肉と神経のトラブルかもしれません。

今回は、なかなか良くならないその痛みについて、当院の専門分野である筋肉と神経の視点から、わかりやすく解説していきます。

脇腹・お腹に響く痛み、一人で悩んでいませんか?

「内科で検査を受けたけれど異常なし」「整形外科でレントゲンを撮っても骨には問題ないと言われた」——それなのに、脇腹や下腹部、足の付け根の痛みが続いている。

原因がわからないまま痛みが続くのは、身体的な辛さだけでなく、精神的な不安も大きいですよね。

当院には、久喜市はもちろん、幸手市・加須市・白岡市・杉戸町など周辺からも、このような「原因不明」と言われた不調でお悩みの方が多くご来院されます。

こうした痛みの多くは、内臓の問題ではなく、背中と腰の境目にある筋肉と神経のトラブルが関係していることがあります。体のサインを長く放置すると、状態が少しずつ変化していくことがあります。気になる症状は、早めに専門家へご相談ください。

脇腹・下腹部・鼠径部の痛みが続く場合は、まず内科・泌尿器科・婦人科などで内臓疾患の有無を確認することをおすすめします。内臓に異常がないと確認できた上で、筋肉・神経へのアプローチをご検討ください。

なぜ背中の問題がお腹・鼠径部に痛みを出すのか

「背中と腰の境目」とは?

腰痛というと、ベルトのあたりが痛くなるイメージが強いですが、実はもう少し上、「背骨の胸の部分(胸椎)と腰の部分(腰椎)のつなぎ目」周辺のトラブルが非常に多く見られます。

専門的には「胸腰椎移行部(きょうようついいこうぶ)」と呼ばれるこの場所は、体の構造上、非常に負担がかかりやすいポイントです。上半身の動きと下半身の動きが切り替わる場所であり、デスクワークや前かがみの姿勢が続くと、この周辺の筋肉が固まりやすくなります。

神経の「誤作動信号」が脇腹・お腹に届く仕組み

「背中が悪いのなら、背中だけが痛くなるはずでは?」と思いますよね。しかし、人間の神経の配線はとても複雑です。

この背中と腰の境目(胸椎11番・12番〜腰椎1番・2番あたり)から出ている神経は、背骨を出た後、脇腹を通り、お腹の前側や足の付け根(鼠径部)、あるいはお尻の方へと長く伸びています。

神経は電気コードのようなものです。背中の筋肉がカチカチに固まってしまい、この神経の根本を締め付けてしまうと——根本が圧迫された信号の行き先である「脇腹」「下腹部」「足の付け根」「お尻」に、痛みやしびれ、重だるさといった関連痛が現れます。

これが、「内臓が悪いのかな?」と不安になってしまう痛みの正体であるケースが少なくありません。

胸腰椎移行部に関連する主な筋肉

胸腰椎移行部の痛みに関係する主な筋肉は以下のとおりです。

  • 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):背骨に沿って縦に走る筋肉群。背骨を支え、姿勢を保つ中心的な役割を担います。
  • 腰方形筋(ようほうけいきん):骨盤と肋骨をつなぐ腰の深層の筋肉。体幹の側屈や安定に関わります。
  • 多裂筋(たれつきん):背骨の深層にある小さな筋肉群。背骨の細かい動きの安定に関わります。
  • 腸腰筋(大腰筋・腸骨筋):腰椎から骨盤・太ももへつながる深層筋。胸腰椎移行部の動きと密接に関係します。

ひのくま整骨院が考える「痛みの本当の原因」

痛みには大きく3種類あります

当院では、痛みを大きく3つの種類に分けて考えています。

  • 炎症性疼痛:ケガや感染など、組織が傷ついて炎症を起こしている痛み。
  • 代謝性疼痛:むくみや腱鞘炎など、使いすぎや循環の悪さが関係する痛み。
  • 痙攣性疼痛(けいれんせいとうつう):筋肉が疲労して、常にスイッチがONになったような緊張状態が続く痛み。

長引く脇腹・下腹部の痛みは、3番目の「痙攣性疼痛」が大きく関わっていることが多いのです。

筋肉が「働けない状態」になると何が起こるか

筋肉は本来、伸びたり縮んだりしてポンプのように動きます。しかし姿勢の悪さや過度な負担が続くと、筋肉のセンサー(閾値)が低下し、常に強張った状態になります。

こうなると、筋肉は本来の働きができず、関節を無理な方向に引っ張り続けます。その結果、背骨の関節の動きが悪くなり、神経の通り道を狭め、広範囲な関連痛を引き起こしてしまいます。

「痛い場所=悪い場所」とは限らない

脇腹やお腹が痛いから、脇腹やお腹が悪いとは限りません。痛みを感じている場所が、根本的な原因のある場所とは限らないのです。

筋肉の量が減っているのではなく、「働けない筋線維が増えている」ことが問題です。その状態で湿布を貼ったり、電気施術を受けたりしても、筋肉の機能そのものへのアプローチがなければ、なかなか状態が変化しないのはそのためです。

神経筋整復法で筋肉と神経を整えるアプローチ

神経筋整復法とは?

ひのくま整骨院で行っている神経筋整復法は、筋肉の中にある感覚のセンサー(固有受容器)を活用して、神経の回路(反射の通り道)を整え、筋肉が働きやすい状態へ戻すことを目指す手技療法です。

強く揉んだり、電気機器に頼ったりするのではなく、患者さん自身の自然治癒力を引き出すやさしい手技です。患者さん一人ひとりの筋肉の状態・関節の角度に合わせ、手技だけで丁寧にアプローチします。

神経筋整復法のしくみ(神経反射弓を整える)

施術の流れは、体の中の通信回路(神経反射弓)を整える作業です。

  1. 入力:筋肉内のセンサー(筋紡錘・ゴルジ腱器官)を刺激し、感覚神経を通じて脳や脊髄(中枢)へ「今の筋肉の状態」を正しく伝えます。
  2. 処理:中枢神経が情報を受け取り、「この筋肉を動かしていいよ」「ここの緊張は解いていいよ」という指令を出します。
  3. 出力:その指令が運動神経を通って再び筋肉に届き、筋肉が正しく収縮・活動を始めます。

この一連の神経回路(ループ)を整えることで、脳と筋肉の間の「通信エラー」を解消し、筋肉が本来持っている働く能力を取り戻すことを目指します。

筋代謝力の向上と自律神経への影響

神経筋整復法の大きな目的の一つは、「筋代謝力」の向上です。筋肉が正しく活動し始めると、酸素と栄養が必要になります。すると体は自然と血管を開き、血流を送り込もうとします。

この「自前のポンプ作用」が働くことで、筋肉の中に溜まっていた疲労物質が流れやすくなり、新しい酸素が供給されます。これは副交感神経の機能促進にもつながり、自律神経系にも相乗的な好影響が期待できます。

当院の根本的なアプローチの考え方

当院では、柔道整復術の考え方を土台とした2つのアプローチを組み合わせます。

  • 関節整復:関節の可動範囲の回復・動きの偏りを整えるアプローチ
  • 筋整復:筋肉と関節の連携不全(協調性・拮抗性のバランスの乱れ)を整え合わせるアプローチ

筋肉の機能が回復すると、末梢血管のネットワークが整い、疲労代謝が促進されて、体が自分自身で回復しようとする良いサイクルが生まれます。当院ではこの流れを「痛みを出す必要のない体内環境をつくること」への根本的なアプローチと表現しています。

脇腹・下腹部の痛みに対する具体的なアプローチ

胸腰椎移行部の筋機能障害による脇腹・下腹部の痛みに対しては、背中だけでなく、骨盤〜股関節〜お尻まわりをセットで確認し、以下のようにアプローチします。

  • 胸腰椎移行部の脊柱起立筋・多裂筋・腰方形筋の筋整復
  • 背骨の回旋・伸展の可動範囲の回復(関節整復)
  • 腸腰筋・大臀筋・梨状筋など骨盤まわりの筋肉の連動性の調整
  • 神経の通り道を確保するための筋肉の緊張緩和

「痛みのある場所だけ」ではなく、体全体のつながりを整えるアプローチが、当院の施術の特徴です。

自宅でできる負担の減らし方(やっていいこと・控えたいこと)

まず”悪化スイッチ”を減らす

  • 長時間の前かがみ姿勢・デスクワークを避け、1時間に1回は姿勢を変える
  • 体を強くひねる動作(ゴルフのスイング・重い荷物を片側で持つなど)を控える
  • 腰・背中まわりを冷やさない(冷えは筋肉のこわばりを強めます)
  • 硬すぎる・柔らかすぎるマットレスの見直しを検討する

おすすめの”軽いケア”3つ(痛みが増えたら中止してください)

① 胸をひらく呼吸
背すじを軽く伸ばして、鼻からゆっくり吸って口から長く吐く(10回)。胸腰椎移行部の緊張をやさしく緩めます。仰向けで行うとなお良いです、その時腰椎(こし)が床に着くように、いわゆる腰部前彎をなくすようにイメージします。

② 体幹のやさしいストレッチ
仰向けで両膝を立て、ゆっくり左右に倒す(左右各10回)。腰方形筋・脊柱起立筋をやさしく動かします。

③ お尻のやさしいストレッチ
椅子に座って片足を反対の膝の上に乗せ、上体をゆっくり前に倒す(15秒×2回)。骨盤まわりの筋肉の緊張を緩めます。

控えたいこと

  • 痛みが強い時の無理なストレッチや腰をひねる動作
  • 腰を勢いよく捻って鳴らすような動き
  • 「湿布を貼って様子を見る」だけを長期間続けること
  • 原因不明のまま放置すること(内臓疾患の可能性もあるため、まず医療機関を受診することをおすすめします)

まとめ|あなたの悩みに向き合います

「骨に異常はない」と言われても、痛みがあるのには必ず理由があります。

脇腹・下腹部・足の付け根に広がる痛みは、背中と腰の境目(胸腰椎移行部)の筋肉が固まり、神経の通り道を圧迫することで起こる関連痛である可能性があります。湿布や安静だけではなかなか変化しないのは、筋肉の機能そのものへのアプローチができていないからかもしれません。

ひのくま整骨院の神経筋整復法は、筋肉の機能回復と神経の回路を整えることで、体が自ら回復しようとする力をサポートする施術です。電気機器に頼らず、手技だけで丁寧に向き合います。

「もう年だから」「体質だから」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。本気でその悩みを改善したいなら、一度専門家にご相談ください。

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※ 本記事の情報は一般的な健康情報を目的としており、施術の効果を保証するものではありません。脇腹・下腹部・鼠径部の痛みが続く場合は、まず内科などの医療機関で内臓疾患の有無をご確認ください。

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