少し楽になってきたはずなのに、また腰がつらくなったあなたへ
もし今、「せっかく少し楽になってきたのに、また腰がつらい…」と不安なお気持ちでこの文章を開いてくださったなら、まずはそのお気持ちを大切に受け止めたいと思います。
狭窄症と言われてから、歩き方や座り方に気をつけたり、無理をしないように過ごしたり、少しずつ体が落ち着いてきた時期ってありますよね。だからこそ、別の手術や入院のためにいつもの施術や体の調整をいったん中断せざるを得なくなり、そのあとに腰の強い痛みが出てしまうと、「また狭窄症が悪くなったのかな」と心配になるのはとても自然なことだと思います。
けれど実際には、狭窄症らしいしびれや歩きにくさではなく、別の場所の筋肉、たとえば大腰筋の強い緊張が腰痛に深く関わっていることもあります。今日は、そんな“少し似ているけれど、同じではない腰のつらさ”について、できるだけやさしい言葉でお話しします。
この記事でお伝えしたいこと
- 狭窄症の症状と、筋肉由来の腰痛は、似て見えても違うことがあります。
- 入院や安静が続いたあとに腰がつらくなるのは、体の使い方や筋肉のこわばりが関係する場合があります。
- 当院では、腰だけでなく股関節やお腹の奥の筋肉まで含めて、体全体の連係をみていきます。
そのお悩み、お一人で抱え込んでいませんか?
「歩くときのしびれは前より落ち着いてきたのに、今度は腰そのものがつらい」「入院中にあまり動けなくて、退院してから立ち上がるのがこわい」「前は前かがみで少し楽だったのに、今はじっとしていても腰が重い」。そんな変化があると、何が起きているのかわからなくなりますよね。
しかも、周りからは「手術も終わったし、もう少しで元通りかな」と見えやすい時期ほど、ご本人の中では説明しにくいつらさが残ることがあります。痛みが同じ“腰”に出ていると、全部ひとまとめに考えてしまいやすいのですが、体の中では別の理由が重なっていることもあるんです。
だから私は、こういう時ほど「また悪くなった」と決めつけてしまう前に、今の痛み方が本当に狭窄症らしいものなのか、それとも別の筋肉や関節のこわばりなのかを、ていねいに見分けることが大切だと考えています。
一般的な医療機関での見立てと対処法
腰部脊柱管狭窄症でよくみられる症状
一般的に、腰部脊柱管狭窄症では、腰からお尻、脚にかけてのしびれや痛み、歩いているうちに強くなって休むと少し楽になる「間欠性跛行」が特徴として知られています。また、背すじを伸ばして歩くとつらく、少し前かがみになると楽に感じやすいこともあります。これは、神経の通り道が狭くなり、立位や歩行で神経への負担が強まりやすいからと説明されています。参考:日本整形外科学会 / 日本臨床整形外科学会
保存的な対応と、手術が検討される場面
一般的な医療機関では、状態に応じて、リハビリテーション、コルセット、神経の血流に配慮したお薬、ブロックなどの保存的な対応が案内されることがあります。一方で、歩くこと自体が難しくなってきた、日常生活への影響が大きい、筋力低下や排尿に関わる症状がある、などの場合には手術が検討されることもあります。参考:日本整形外科学会パンフレット
ただし、腰痛のすべてが狭窄症とは限りません
ここで大切なのは、腰痛には原因がひとつではない、ということです。日本臨床整形外科学会でも、腰痛は筋肉や靭帯の挫傷・ねんざ、姿勢、疲労、体の別の部分からの関連痛など、さまざまな要因で起こると案内されています。つまり、狭窄症がある方の腰痛でも、今つらい痛みが必ずしも狭窄症だけから来ているとは限らないのです。参考:日本臨床整形外科学会
一般的な処置と「少し違う」当院の考え方
今回のような腰痛は、狭窄症のしびれとは少し表情が違うことがあります
当院では、狭窄症が落ち着きつつあった方に、入院や安静のあとで強い腰痛が出てきた場合、その痛み方をよく観察します。もし主なつらさが「歩くと脚がしびれて止まる」というより、「腰の奥が強く引っぱられる」「立ち上がりや寝返りで腰が固まる」「股関節の前が詰まる感じと一緒に腰がつらい」といったものであれば、狭窄症らしい神経症状とは少し違う見方が必要になることがあります。
大腰筋の強い緊張による“痙攣性の痛み”という考え方
こうしたとき、当院では痙攣性の痛みが強く関わっている可能性を考えます。少しやさしく言い換えると、筋肉がうまくゆるめず、ずっと力が入り続けてしまっている状態です。
大腰筋は、腰の骨の前側から股関節の内側へつながる、お腹の奥の大切な筋肉です。脚を持ち上げる、姿勢を支える、腰と股関節の動きをつなぐ、そんな役目を担っています。そのため、この筋肉が長くこわばると、腰が前に引っぱられるような感覚や、股関節の前側の詰まり感、立ち上がり時の強い腰痛につながることがあります。
入院中は、手術の影響だけでなく、横になっている時間が増えたり、歩く量が急に減ったり、体をかばう姿勢が続いたりしますよね。そうすると、お腹の奥や股関節まわりの筋肉が働きにくくなったり、逆に一部だけが緊張し続けたりして、腰そのものに強い負担が集まることがあります。当院では、そうした流れの中で大腰筋の過緊張が腰痛に関わることがあると考えています。
痛い場所が、ほんとうの出発点とは限らないのです
腰が痛いと、どうしても腰だけが悪いように感じますよね。でも実際には、股関節の動きが小さくなっていたり、骨盤の前後の傾きが偏っていたり、お尻やお腹の筋肉がうまく働けなくなっていたりすると、そのしわ寄せが腰へ集まりやすくなります。
筋肉は一つずつ独立して働いているのではなく、連続性、協調性、拮抗性という関係の中で支え合っています。大腰筋だけが強く固まり、お尻の筋肉やお腹の支えが弱くなると、腰椎まわりは常に引っぱられやすくなります。その状態が続くと、動き始めの痛み、反る動きのつらさ、寝返りの負担などが出てきやすくなることがあります。私は、こうした“筋肉のシステムの崩れ”が、狭窄症とは別の腰痛として表に出ることがあると考えています。
当院の見方
「また狭窄症が悪くなった」と急いでひとつに決めるのではなく、今出ている痛みが、神経のつらさなのか、筋肉のこわばりなのか、関節の連係の乱れなのかを分けて考えることが、回り道のようでいて大切だと思っています。
神経筋リセット療法という「優しい」アプローチ
バキバキしない、眠くなるほどソフトな手技です
当院の神経筋リセット療法は、バキバキと強く動かす方法ではありません。眠くなるほどやさしい刺激で、体が自分で力を抜きやすくなるように手で導いていく手技です。
考え方の土台のひとつには、PNF(固有受容性神経筋促通法)の理論があります。難しい言葉に見えますが、簡単にいうと、筋肉や関節の中にある「体のセンサー」にやさしく働きかけて、感覚神経から脊髄・脳へ、そこから運動神経を通して筋肉へ戻る流れを整えていくイメージです。当院ではこれを、「神経のスイッチを切り替える」ような感覚で捉えています。参考:参照ページ / 参照ページ
大腰筋だけでなく、股関節・骨盤・腰の連係をみていきます
今回のような腰痛では、大腰筋だけを押したり伸ばしたりして終わり、とは当院は考えていません。大腰筋と協力する腸骨筋、体を支える腹部の筋肉、お尻の筋肉、もも前・もも裏、さらに股関節と骨盤の動きのつながりをみていきます。
神経筋リセット療法では、関節の動きの偏りを整える関節整復、筋肉どうしの助け合いの乱れを合わせていく筋整復を組み合わせ、筋・関節・神経システム全体のバランス回復を目指します。大腰筋の緊張がやわらぎ、股関節が動きやすくなり、腰だけで支えなくて済む状態に近づくと、立ち上がりや歩き出しの負担も変わってくるケースがあります。
「痛みを出す必要のない体内環境づくり」を目指します
当院では、筋肉の活動量が整っていくことで、酸素や栄養の運ばれ方、疲労の抜けやすさにも良い流れが生まれやすくなるのではないかと考えています。つまり、痛みだけを追いかけるのではなく、痛みを出し続けなくてもよい体の状態を目指す、という考え方です。
電気に頼るのではなく、その方の体の反応を手で感じながら、その日の状態に合わせて進めていく。これが、ひのくま整骨院の大切にしている向き合い方です。
まとめ・ひのくま整骨院へのご案内
狭窄症のつらさが少し落ち着いてきたあとに、入院や安静をきっかけとして腰痛が強く出てくると、不安になりますよね。けれど、その痛みがいつも狭窄症そのものとは限らず、大腰筋の強い緊張や股関節まわりの連係の乱れが重なっていることもあります。
だからこそ当院では、腰だけ、しびれだけ、という見方ではなく、お体全体のバランスをみながら整えていくことを大切にしています。「腰も気になるし、股関節も気になる」「入院してから体の動かし方が変わってしまった気がする」。そんな時こそ、どうぞ遠慮なく全部お話しください。
ひのくま整骨院では、部位ごとに料金を気にせず、体のすべてをあずけていただきたいという思いから、全身一律7,000円にしています。腰だけでなく、骨盤も股関節も、首や膝まで気になることがあれば、まとめて安心してご相談ください。通院中の方へも、今のまま大切に施術させていただきます。前回から1か月以上あいた場合には、その時の体の状態をていねいにうかがいながら、無理のない形でご案内いたします。
久喜市はもちろん、幸手市・加須市・鴻巣市・宮代町・杉戸町・白岡市・春日部市で、整骨院や整体を探している方にも、まずは相談だけでも大丈夫ですよ、とお伝えしたいです。
ひのくま整骨院のご案内
所在地
〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7
電話番号
0480-31-7775
受付時間
月〜金 午前8:30〜13:00 / 午後15:00〜20:00
土曜 午前8:30〜13:00 / 午後15:00〜17:00
お休み
日曜日・祝日
「これ、狭窄症の再発なのかな」「それとも別の理由なのかな」と迷う時も、ひとりで抱え込まずにお声かけください。












