「手のしびれ」の意外な原因、見落としていませんか?
「最近、スマホやパソコンを使っていると、手や指がしびれる…」
そんな違和感を感じたことはありませんか?
しびれと聞くと「神経の問題」「加齢のせい」「病気かも?」と心配になりますが、実は**“首や姿勢のゆがみ”**が関係しているケースも少なくありません。
この記事では、手のしびれが起こる仕組みと、神経と筋肉のつながり、そして当院が取り入れている神経筋整復によるアプローチをご紹介します。
手がしびれるのは“手”のせいじゃない?
しびれというと、どうしても「手」や「指」そのものに原因があると思われがちですが、実際には首〜肩〜腕を通る神経のルートに問題がある場合が多く見られます。
▽ よくある誤解と本当の原因
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誤解:「手を使いすぎたからだろう」
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実際:「首や肩の筋肉がこわばり、神経を圧迫している」
たとえば、首の筋肉が緊張して硬くなると、その周辺を通る神経が圧迫され、手や指にしびれや違和感が出ることがあります。これは、神経が「通りづらくなっている」サインでもあります。
神経と姿勢の密接な関係
神経は、脳から脊髄を経て、全身に分布しています。
手や指へ向かう神経は、**首のあたり(頚椎)からスタートする“腕神経叢”**という神経の束から枝分かれしています。
▽ 姿勢が悪いと、神経は通りにくくなる
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長時間のデスクワークやスマホ操作
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首が前に出る(ストレートネック)
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肩が内巻きになる猫背姿勢
こうした状態では、神経の通り道に負担がかかりやすくなります。
特に鎖骨周辺・首の前側の筋肉が硬くなると、神経が締めつけられ、しびれを感じるきっかけになります。
神経筋整復による評価と施術方針
当院では、単にしびれている場所だけを見るのではなく、神経がどこで圧迫・引っ張られているかを丁寧に評価しながら施術を行います。
▽ 神経の「通り道」に注目したアプローチ
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首、肩、胸郭、腕を一連のルートとして確認
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筋肉のねじれ・圧縮・滑走不全を評価
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筋肉と神経の関係性を手技のみで整える
電器やトレーニングは使用せず、手技のみで神経の機能的な回復を目指します。
「痛い部分」に原因がない場合も多いため、身体全体のバランスを見ることが重要です。
放っておくと、しびれが慢性化することも…
しびれの多くは、一時的な筋肉の緊張が原因であることが多く、数日で収まることもあります。
しかし、中には神経の圧迫が続いて感覚が鈍くなったり、筋力が落ちてしまったりするケースもあります。
▽ こんな場合は、早めにご相談を
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数日経ってもしびれが取れない
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特定の姿勢や動作でしびれが強くなる
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夜間や安静時にも違和感がある
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手に力が入りづらい、握りにくい など
整形外科で「異常なし」と言われたとしても、神経の働きが低下している場合、画像検査では見えない異常がある可能性もあります。
手のしびれが気になる方へ|久喜市のひのくま整骨院より
手のしびれは、必ずしも「重大な病気」ではありません。
ですが、それを放っておいて慢性化してしまうと、治るのに時間がかかることもあります。
当院では、神経と筋肉の関係性を丁寧に見極めたうえで、神経筋整復による施術を行っています。
「これって首のせいかも?」「病院では何もなかったけど、気になる…」という方も、
お気軽にご相談ください。
あなたの“本当の原因”を一緒に探し、安心できる日常を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
📌この記事で使われた用語の補足(やさしく解説)
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腕神経叢(わんしんけいそう):首から腕に向かう神経の束。手や指の動きや感覚を司る。
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神経筋整復:神経と筋肉の連動を評価し、機能的な働きを取り戻す整体技術。
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ストレートネック:本来カーブがあるはずの首の骨が、まっすぐになっている状態。神経圧迫の原因に