健康への第一歩!

施術を受ける人も、施術を受けていない人も、健康への第一歩は「緊張を解くこと!」、つまり力を抜くことです。
痛みを感じて施術に来てくれる方や、常に肩こりがあると感じているような人は、力を抜くことが非常に難しくなっているようです。(これは、私自身の体験から)

それは、体のゆがみが起きている現象が、根本にあります。
筋肉内の疲労物質代謝」、この許容量を超えてしまったことから時間経過とともに起こる、体を支える力不足から起こる緊張と、
ケガ(捻挫など)をして、しっかりと関節の位置を整復しないでいることと、そのケガをかばって日常生活を過ごしたために習得してしまった、逃避による緊張と、傷口の治癒が瘢痕(はんこん:かたまりのようなもの)をほぼ残してしまっていること(たとえば、自分の判断で仕事が忙しいという理由や、痛みが軽くなって通院するのがめんどくさくなったという理由から、途中の療養期間でやめてしまったりしたもの)、だと私は経験と臨床から、考えています。

忘れてしまっている力の抜き方、感覚を取り戻すためにも、普段の生活の中からでも訓練を行っていくと私は健康への近道になると考えています。
その方法の一つは、ゆっくり大きく深呼吸をするということ。
とくに、横(あおむけ)になった時、肺いっぱいに空気を取り込むイメージをして、ゆっくり行うようにします。お腹を膨らますへこますという考えでやると、自分自身肋骨の動きを止めてしまっているように感じたので、ただ、ただ、大きく息を吸い込み、大きくゆっくり肺の空気を吐き出すの繰り返しをすると、自然とお腹も膨らんだりへこんだりの動きができるようになります。
次第に背中が極端に丸い人は緩んで伸びてきて、腰のそりが強い人も次第に床面に沿うように背骨の湾曲が緩んできます、時々アゴの位置にも注意して、軽く顎を引くようにすると頚椎の並びも緩んでくると思います。頚椎の湾曲が自然に近づいてくると肩の張りも緩んできます。
時間や回数はあえて指定はしません。緩むまで、また、寝る時に布団の中でやっていくとやめ際がわからず、そのまま寝落ちすると思います。ただ体に意識を集中しながら行うので、軽い瞑想にも入りやすいと思います。できれば、目が覚めたとき体が覚醒すると自己暗示しながら行うと、より効果的かもしれません。不眠でお悩みの人にもやってみる価値はあると思いますよ。

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