成長痛

思春期に多い膝の痛みが有名ですね。
いろいろあるのですが、育ち盛りで急に身長が伸びるから、
という原因は半分正解で半分間違いです。

小学生に多いのが、アキレス腱が踵の骨刺激してしまう症状です。
中学高校と多いのが、大腿四頭筋の引っ張りで、膝の下の骨を刺激してしまう症状です。

どちらも、筋肉の疲労です、最大の原因は。

筋肉が疲労すると、疲労物質がでます。それが血液にのって、疲労物質を分解してくれる各臓器に送り届けられれば問題は起こりません。でも、許容量を超えてしまうと、まず血管に入れず血管はつまってしまいます。そうすると疲労物質は筋肉内にとどまってしまいます。また、静脈と動脈がくっついた集合管と呼ばれる機関から、疲労物質を運搬するのですが、酸素や栄養もその集合管を使って運搬されるため、出せなくなると機能できなくなります。

つまり、筋肉が働けなくなるということです。働けなくなった筋肉は、体に対してはわずかでも、筋肉のバランスが崩れて、いつも以上に働かなければならなくなったり、支える力不足になってしまい、不安定な体になり、常に力が入った状態になります。

身長は急に伸びます、特にジャンプや踵からの衝撃の激しい運動をする人に多い症状です、なぜなら、成長軟骨と呼ばれる組織をシゲキされるからです。

寝ている間も緊張(筋肉に力)が入っているようになると、骨が成長されるとより不安定となり、より引っ張ってしまうという現象が成長痛の原因です。だから、まず出さないようにするために毎日の柔軟、運動直後の柔軟を一生懸命にする必要がある、と私は指導しています。

それでも痛みが出てしまうことがあります。その時は速やかに来院なさってください。

早ければ早いほど良いですよ。形が変わってしまうことが多いからです。

なかなか安静だけでは元の生活のようにはできません、いやできない人が来院してくださっています。でもサッカーやバスケットボール、バレーボールやハンドボールに復帰してます。

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