交通事故で「むち打ち傷(症)」

自動車の交通事故で多いケガは
首の傷みです

この痛み
私は
体幹部の機能低下
だけが起こしているものではない
と考え
それに連なる各関節と筋肉を
連続して調整しています

運転支援なども充実してきていますが
その分
車の重さも増え
衝突時の力は大きくなっている
と私は考えています
また
シートベルトをしているから
体幹部のしなる動きだけが
首を傷つけている
とは考えてはいません

状況によって
私は体験していませんが
いろいろな人の話を聞くと
一瞬何とか逃げる体制を取る
ということがあります
つまり自己防衛が働いているので
その時点での
自分の身体に降りかかるリスクを
減らせた結果のケガ
ということになります

たとえば
後方からの追突
ハンドルを両手で持っていて
衝撃が加わると
首はムチ打つ動作になりますが
それを極力抑えようと
肘を伸ばし踏ん張ろうとするはずです

自動車会社の衝突実験では
人形を使っています
踏ん張ることはありませんよね
人は身を守ろうとする行動
を起こします

だから
手のしびれが取れなかったり
胸が痛くなったりは
むち打ちで起こる神経症状だけ
ではない
ことが多いのだと考えています
大きな関節のズレではないので
レントゲンには変化は映らず
頚椎捻挫だけで
診断されてしまうことも多いものです

なかなか治らないとあきらめてしまう前に
一度希望を捨てずに
来院してみてください

トップへ戻る