バックを持ち上げると手首が痛い

バックを持ち上げる時、手首が痛い

物をつまみ上げる時、手首が痛い

細かく分類された原因は色々あります。

でも、広く分類された原因は、筋肉の不仲が根本だと考えています。もちろん、この不仲の筋肉たちが、協力しあい、バランスの取れた働きができると、このような悩みは無くなると思っています。

まず、考えつく原因は、手首の関節の亜脱臼です。ケガの場合もありますが、違う場合もあります。今までの施術では、関節の整復をして、固定具と包帯で3〜4週間固定をする必要がありました。

次の予想できる原因は、腱または腱鞘の炎症です。この場合も肘のあたりから指先まで、固定具と包帯で4〜6週間固定を必要と考え、施術していました。

それ以外の原因は、色々あると思いますが、手根管症候群を想定して、腱鞘炎と同様の固定をして施術を行っていました。

腱炎も、腱鞘炎も、手根管症候群も、手の使い過ぎ症候群ですから固定をして安静にし、手首の疲労を代謝させることが目的とした考えです。

しかし、実際のところ、固定をしたところで筋肉には力が入ってしまいます。結局安静にするには、入院の時のように寝て過ごすほか、考えられないことになります。

安静にならずとも、疲労の代謝を促せる、施術の方法に巡り会ってからは、何もかも考え方が変わりました。

もちろん、睡眠をとって疲労を代謝することが前提です。筋肉の疲労から起きている筋肉の不調和と、関節の歪みと、筋肉が神経からの信号を受けるためのホルモン生成する機能の低下した状態を放置する訳にはいきません。こな筋肉の疲労が及ぼす変化が、腱炎・腱鞘炎・手根管症候群など、進行して症状を様々に変化させます。

痛みは手首に感じていたとしても、頸髄からの脊髄反射の一連と捉えて、最低でも、首から手の指先にかけての、筋肉と関節の調整の必要性があると考え施術しています。

ただ、五感を使って身体は痛みを発症させますから、脳・脊髄反射に関連することもあり、施術が全身に渡ることもあります。

局部に痛みが発症している訳ですが、原因は複数の筋肉の不調和が生み出す危険信号なので、痛いと感じているところだけ、機械のように交換して、バランスを取ることはできないので、手首と関係のないところの調整が必要なんです。

そして構造上、手首の施術をしたことによって全身への、脳脊髄反射をおこし、全身の体調がゆくなることも少なくありません。

それは骨格に至ったことではなく、疲れ目で目が霞んでいたりする現象も、五感の一つの視覚ですからつながって、変化が見られたりもするんです。

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