「筋肉をつける」という発想から、筋肉の機能を高めるにシフトチェンジ!

筋肉のトレーニングは、多くの皆さんが気合を入れて行っています。

どのようなトレーニングにしても、「筋肉がついていないから・・・」、「筋肉が弱いから・・・」という指導や、自分のモチベーションからやられる方が多いです。

最近の人の思考の中には、ストレッチングの重要度が高まっているということもよくわかっています。しかし、トレーニングがストレッチングの上を行っているので、疎かになる、そして痛みが出る、休む、痛みが落ち着いたらまたトレーニング、の繰り返しをされ、「筋肉がついていない」「筋肉が弱い」という、負のサイクルに突入されていると、私は考えています。

トレーニングは私も良いと思います。しかしトレーニングは筋肉に負荷をかけ、傷めて、修復されるときに筋繊維が太くなるという現象です。トレーニングをされる人は十分な休息を自分の筋肉に与えられているのでしょうか?

骨格の痛みだけなら、「生きている証」という人や、筋肉が育っている、という考え持たれている方もたくさんいらっしゃいます。しかし、血管や心臓への負担を考える方はとても少ないように思います。私は、筋肉に十分な静養を与えなければ、高血圧、低血圧、心臓の働きの過剰負荷により、それで病気を起こすリスクが上がると信じて施術に取り組んでいます。筋肉の歪みをとるだけでなく、筋肉と神経の連絡不全の「フ」から「カン」に代わると、筋肉の間を通る静脈動脈の働きを助け、心臓への負担を減らしてくれるという信念のもとにです。

そして、筋肉が働き、エネルギーを使う量が戻ったり増えたりすると、使われる糖の量が増え、余分に蓄積されている血糖、中性脂肪の代謝が行われると考えています。

実際、ある患者さんから聞いたのですが、膝が痛くて来院されていた患者さんが、糖尿病のお薬を服用され、施術後低血糖になり慌ててブドウ糖を摂取されたと聞きます。そのときは近所の病院で点滴を受けたそうです。この患者さんはかなりハイペースでの筋肉の働きが活性され、来院時と帰宅時の動きが別物でしたからそのような結果につながったのです。

また、この施術の考案者の先生が、大学の研究室とタッグを組んで研究したときに、施術後血圧が下がるという証明もしていた、と言われていたので、私も患者さんの了解を貰って、施術前と施術後に血圧を測らせていただきました。これには驚きました、高めでいつもお薬を飲んで降圧されている血圧が平均血圧まで下がりましたから。勿論薬は飲むのをやめたりしないでくださいねと、指導しておきました。内科の先生と相談の上、量を減らしてもらうとか、やめても良いと指導されるまでは内科の先生の指示に従うように厳重にお願いしましたけど。

ですから、筋肉は私は無くなっていないといつも思っています。筋肉は働けていないから、筋肉が細くなっているようにも感じますし、弱くも感じます。でも、筋肉の活動力を高めれば血液の供給が必須となり、壊されていた毛細管も、新生され、心臓への負担が減ると、そう考えること、出来ますよね。まずは、トレーニングよりも機能を高めましょう。

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