筋肉の疲労はパフォーマンスを下げてしまいます。

筋肉の疲労、何で回復できるかといえば、

睡眠です。

しっかり体を休める、夜の間に心地良く眠りにつければ、筋肉のキャパを超えない限り、翌朝には爽快な体調で目が覚めることができます。

疲労の蓄積、これの原因は筋肉の運動量が睡眠で回復できるキャパシティーを大きく上回った時、翌日もいつもどおりの生活スタイルに戻ってしまうと、おきてきます。

犬や猫が一番わかり易いと思いますが、調子の悪い時、彼らはひたすら寝ていますよね、場合によっては食事も取らずに。つまり疲労や傷害の回復にはまず寝ることが第一!ということなのです。食事を取ることよりも。

そして、体が回復した時に食事をいつもどおり摂取し始めているはずです。

自然界に忠実な彼らがそうしているにもかかわらず、私達「人」は、「痛み」が軽くなったからと言って普通の生活スタイルに戻ってしまうわけです。この時、より多くの動きが取れるならば違うのだと思います。しかし、癖や仕事での動き、スポーツの動きはパターン化してしまっていることもあり、より疲労の蓄積された筋肉に同様のストレスを与えることとなり、筋肉の機能できる量を減らすこととなってしまいます。

筋肉が働きが悪くなったからと言って身体の重さや大きさが小さくなるわけではありません。逆に、働けない筋肉が増えるわけですから、エネルギーがあまり消費されなくなってしまい、血糖値の上昇や、中性脂肪の蓄積が、体重を増加させることとなるのです。そうなると働ける筋肉にかかる負担は更に増し、疲労は限界になるために「痛み」という信号に変え、脳に訴えかけます、そして、常に骨格が不安定になってしまい、機能できている筋肉は、神経電位を受け止められる量も減っているために筋肉の長さを短縮させたまま、身構えているのです。

すべての筋肉に同等の疲労が、かかるわけではないので、最も弱くなった筋肉が、関節をまたいで付いている筋肉がなるべく近くなるように関節の面をずらしてしまうから、関節が歪んでしまうこととなるわけです。

この繰り返しが最終的には疲労骨折などの骨の傷害にまで及ぶわけです。

パフォーマンスを落とさないためには、まず筋肉を機能できるようにしなければならないわけです。痛いのは筋力不足だから、鍛えなければダメだという先生方が多いのですが、そんなデタラメ、信じないでくださいね。

疲労が溜まったままの筋肉だからパフォーマンスが落ちているんです。痛いんです。

しっかり治ってから、その筋肉の活動を落とさないようにケアしながらトレーニングしてください。

この、卒業シーズン、春休み中に新たな学期、学年、進学、そのためにケアをしましょう。

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