【 歩き方 】

健康であるための第一歩として取り上げるべきもの、それが私は「散歩」だと思っています。手っ取り早く始められる、人間本来持つ能力なんですから、それを維持することは必要不可欠だと思います。

その信念でやっていると、人の歩き方を見ていてしまうことが多いです。もちろん施術にあたって、歩き方の変化をとらえてその動きをつけるための施術することは私のポリシーのです。それを云っているのではなく、モモを必要以上にあげたり、体幹部に対して足の先行が不自然だったり、大股になりすぎてしまっていたりと、このようなことを見てしまうのです。

いま、医療関係者がメディアで歩きかたの指導をすることがあります。一時のモモ上げブームや鉄アレイブームは少し少なくなりましたけど、根強い人気のようです。それと歩きではありませんが、踵の上げ下げ運動、これもいまだに医療関係者にはブームのようです。悪いといっているんではありません、目標の頂点はみな同じところを目指しているはずなんですが、説明方法に差が出ているんだと考えているんです。

ただし、私はモモ上げ、大股、早歩き、鉄アレイ持ち、それから踵の上下運動は否定します。そんなことをしているから綺麗に歩けないんだと。綺麗な格好容姿は健康と非常に密接な関係にあります。どちらかといえば私は痩せている女性の容姿がタイプではあるのですが、不健康な痩せ方をして痩せている人には、タイプという感覚で接するのではなく、何か支えてあげたいという心配の気持ちになります。歩き方でも「トボトボ」という後ろ姿の人や、無理に膝を挙げてしまっているような人にはエスコートして歩いてあげたくなったりします。後ろ姿が美しい歩き方をされると、憧れます。真似したくなります。私が一番お手本にしたい人たちは、頭にお水や食料などのせて収穫などをされている発展途上の人たちです。頭に重いものを乗せている時、大股で歩きますか、膝を挙げてバランスを取りやすいですか?左右の手に鉄アレイのようなものを持っているのと違うわけです。

必ず軸になる足に頭の先までまっすぐに乗っかっています。腰も丸めていません、肩も落としていません、胸を張って前を見て歩かれるんです。このように歩くことこそ本当の歩き方を足えてもらっていると実感できると思いますし、体が楽です。そして早歩きをするためには、その回転速度を上げるようにすれば良いのです、スピードと距離の計算で消費カロリーが発生するのですから、大股で歩いていたときの歩行速度まで近づける足の回転速度を高めるようにすれば良いのです。それがなにげなくできるようになると腰が痛い股関節が痛いという回数がうんと減ります。

体の骨格機能を正してからこの練習をするととても綺麗な容姿なれ、健康になれますよ。

トップへ戻る