アキレス腱が走ると痛い?その原因と対策

「走るとアキレス腱が痛い」という悩みを抱えるランナーの方は非常に多く、当院にも多くのご相談をいただきます。単なる「アキレス腱の炎症」と考えられがちですが、実際にはアキレス腱そのものではなく、関連する筋肉や腱、さらには足部全体のバランスの崩れが原因となっているケースが大半です。

正しい原因の特定と適切なアプローチにより、多くの方が痛みから解放されています。本記事では、アキレス腱痛の真の原因から、当院独自の施術方法、さらには自宅でできる予防法まで詳しく解説いたします。

📋 この記事の内容

  • 症状別チェックリスト
  • アキレス腱痛の本当の原因
  • ひのくま整骨院の施術アプローチ
  • 実際の改善事例
  • 自宅でできる予防・改善方法
  • 専門家への相談タイミング

🔍 どんなときに痛みが出ますか?症状別チェック

痛みの出方を正確に把握することで、原因の特定と適切な施術方針を決定できます。以下のチェックリストで、ご自身の症状を詳しく確認してみましょう。

痛みのタイミング別チェックリスト

歩くだけで痛い
症状がかなり進行している可能性があります。炎症が強く、日常生活にも支障をきたしている状態です。早急な専門的対応が必要です。

立ち上がるときに痛い
足首の可動域制限や、ふくらはぎの筋肉の硬化が主な原因です。長時間同じ姿勢を取った後に痛みが強くなるのが特徴です。

階段の上り下りで痛い
「降りるとき」に強く痛む場合は腓腹筋の問題、「上るとき」に痛む場合はヒラメ筋の関与が疑われます。どちらで痛みが強いかメモしておきましょう。

走っている最中に痛い
最も重要な症状です。以下の詳細をチェックしてください:
・走り始めから痛い → 慢性的な炎症の可能性
・途中で痛くなる → 筋疲労や血流不良
・走り終えてから痛む → 負荷に対する組織の反応
・休憩後に動き出すと痛む → 関節可動域の問題
⚠️ 注意が必要な症状
以下の症状がある場合は、重篤な損傷の可能性があるため、速やかに専門医の診察を受けることをお勧めします:
• 腫れや熱感が強い • 夜間痛がある • 体重をかけられない • 数日で急激に悪化した

🔬 アキレス腱痛の本当の原因

多くの場合、「アキレス腱炎」と診断されますが、実際の原因はもっと複雑で多岐にわたります。当院での豊富な臨床経験から見えてきた真の原因をご紹介します。

🦵 筋肉のバランス異常

腓腹筋とヒラメ筋の柔軟性の差、前脛骨筋の硬化、足底筋群の機能低下などが複合的に影響します。

🦴 足部アライメント不良

扁平足、回内足、外反母趾などの足部変形により、アキレス腱への負荷が増大します。

🏃‍♂️ 運動パターンの問題

着地方法、歩幅、ピッチなど、走行フォームの問題がアキレス腱への過度なストレスを生み出します。

🦴 骨盤・体幹の問題

骨盤の歪みや体幹の不安定性が、下肢全体のアライメントに影響し、最終的にアキレス腱に負担をかけます。

見落とされやすい重要な原因

当院の臨床経験では、長母指屈筋腱の問題が見落とされているケースが非常に多いです。この筋肉は足の親指を曲げる働きをし、足の内側からふくらはぎに向かって走行しています。

長母指屈筋腱に問題があると、アキレス腱に似た部位に痛みを生じるため、しばしば「アキレス腱炎」と誤診されてしまいます。適切な触診による鑑別診断が重要です。


⚡ ひのくま整骨院の特別な施術アプローチ

当院では、従来の電気療法や温熱療法とは全く異なるアプローチを採用しています。痛みの根本原因にアプローチし、再発を防ぐことを目的とした独自の施術方法をご紹介します。

🔍 詳細な触診による原因特定

施術の第一歩は、経験豊富な施術者による詳細な触診です。アキレス腱だけでなく、関連する以下の部位を詳しく検査します:

  • 腓腹筋・ヒラメ筋の柔軟性と圧痛点
  • 長母指屈筋腱・後脛骨筋腱の状態
  • 足底筋膜の緊張状態
  • 足首・膝・股関節の可動域
  • 骨盤のアライメント

🌟 多関節同時調整術(神経筋整復法)

当院の最大の特徴は、複数の関節を同時に調整する特殊な手技です。アキレス腱痛は単独の問題ではなく、足部から体幹まで連鎖的に影響しあった結果として現れるため、以下のような包括的なアプローチを行います:

📍 施術範囲
足底 → 足首 → ふくらはぎ → 膝関節 → 太もも → 股関節 → 骨盤 → 腰椎この広範囲にわたる施術により、神経ライン全体を調整し、根本的な改善を図ります。

実際の施術例:長母指屈筋腱問題のケース

他院で「アキレス腱炎」と診断され、なかなか改善しなかった患者様の事例をご紹介します。

患者様:30代男性ランナー
症状:ランニング中の右足アキレス腱周辺の痛み(6ヶ月継続)
既往治療:整形外科でのステロイド注射、物理療法(効果なし)当院での発見:
触診の結果、アキレス腱そのものではなく、長母指屈筋腱の緊張と炎症が痛みの主原因であることが判明。

施術内容:
1. 長母指屈筋腱の直接的なリリース
2. 足底から腰部まで連続した神経ライン調整
3. 骨盤アライメントの修正

結果:
3回目の施術後にランニング時の痛みが大幅に軽減。8回の施術で完全に痛みが消失し、フルマラソン完走を達成。


🏠 自宅でできる予防・改善方法

施術と並行して、日常生活でできるセルフケアを継続することで、より効果的な改善と再発防止が期待できます。

🧘‍♀️ 推奨ストレッチング(1日2回)

1. ふくらはぎストレッチ(腓腹筋・ヒラメ筋)
• 壁に手をつき、片足を後ろに引く
• かかとを地面につけたまま30秒キープ
• 膝を曲げた状態でも同様に実施2. 足底ストレッチ
• 座った状態で足首を手前に引く
• 足指を反らせながら20秒キープ

3. 長母指屈筋腱ストレッチ
• 親指を上方向に反らせる
• 内くるぶし周辺の伸びを感じながら15秒キープ

💪 筋力強化エクササイズ

筋力のバランスを整えることで、アキレス腱への負荷を軽減できます。

推奨エクササイズ
• カーフレイズ(つま先立ち運動):15回×3セット
• タオルギャザー(足指でタオルを掴む):20回×2セット
• 片足立ちバランス:30秒×3回
• 足首の円運動:各方向10回ずつ

📋 生活習慣の改善ポイント

  • 適切なシューズ選択:足型に合った、クッション性の良いランニングシューズを使用
  • 段階的な運動強度アップ:急激な距離やペースの増加を避ける
  • ウォーミングアップの徹底:運動前に10分程度の準備運動を実施
  • クールダウンの実施:運動後のストレッチングを習慣化
  • 十分な休息:練習間隔を適切に設け、疲労を蓄積させない

⏰ 専門家への相談が必要なタイミング

セルフケアでも改善しない場合や、以下のような症状がある場合は、速やかに専門家にご相談ください。

🚨 すぐに相談すべき症状
• 2週間以上セルフケアを続けても改善しない
• 痛みが徐々に強くなっている
• 日常生活に支障をきたしている
• 腫れや熱感が続いている
• 他の部位にも痛みが広がっている

早期の適切な対応が、慢性化を防ぎ、早期回復につながります。「もう少し様子を見よう」と思っているうちに症状が悪化してしまうケースも多いため、迷った場合はお気軽にご相談ください。


🏥 ひのくま整骨院へのご相談・ご予約

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📍 アクセス: 〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2‐2‐7

🚗 駐車場: 院前2台完備|🚃 最寄り駅: 幸手駅西口徒歩15分

※ このブログは医療情報の提供を目的としており、自己診断や治療の代替となるものではありません。症状が続く場合は必ず専門医にご相談ください。

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