治らない野球肘の内側の痛み。安静以外で筋肉にアプローチ

「安静にしているのに、野球肘の内側の痛みが治らない」

「投げると痛いから、練習も試合も不安だらけだ」

「安静以外の方法で、この痛みを根本改善できないか」

こんにちは。埼玉県久喜市神経筋整復法という特別な施術を行っている、ひのくま整骨院です。

お子さんが肘の痛みを訴え、整形外科で「野球肘」と診断。「投球禁止」と言われてしっかり休ませたのに、いざ投げ始めると痛みが再発する…。そんなケースは決して少なくありません。

なぜ、安静にしても治らないのでしょうか?

それは、痛みの「本当の原因」にアプローチできていないからかもしれません。当院では、その原因は「筋肉が正常に働けていないこと」にあると考えています。

この記事では、なぜあなたの肘の痛みが続くのか、その「体の仕組み」から解説し、当院が行う根本改善のためのアプローチをご紹介します。もう「安静」だけで悩み続ける必要はありません。ぜひ、希望を持って読み進めてください。

1. なぜ?「安静」にしても痛みが再発する理由

投げると痛い時、安静にして炎症を抑えることはもちろん重要です。しかし、それはあくまで「火事」に対して「火を消す」作業(対症療法)にすぎません。

もし、その火事の原因が「漏電」だったとしたらどうでしょう?

火を消しても、漏電(=体の使い方のエラー)が治っていなければ、またいつか火事(=痛み)が再発してしまいます。

治らない野球肘の多くは、まさにこの状態です。

痛みの原因が「肘の使いすぎ」だけにあるのではなく、「肘に負担をかけざるを得ない体の使い方」にあるのです。例えば、肩甲骨や股関節がうまく使えていないと、その分の負担が全て「肘」に集中してしまいます。

安静にしているだけでは、この「体の使い方のエラー」は改善されません。だから、安静以外の根本的なアプローチが必要なのです。

2. 答えは「神経」と「筋肉」にあり:神経筋整復法とは

久喜市整骨院整体は数多くありますが、当院では「神経筋整復法」という手技で、この「体の使い方のエラー」にアプローチします。

筋肉の「働き方」を再教育する施術

神経筋整復法(別名:神経筋整合法、春日TT-AH施術手法)は、リハビリテーションの理論(PNF)をベースに開発された、いわば「筋肉のための整体」です。

私たちの体は、筋肉が「神経」からの指令で動いています。しかし、疲労やケガが続くと、一部の筋肉がその指令をうまく受信できなくなり、「サボり筋」になってしまいます。

神経筋整復法は、マッサージのように強く揉んだり、骨をボキボキ鳴らしたりしません。

筋肉にある「センサー(感覚受容器)」に対し、特殊な手技で「こうやって働くんだよ」と優しく刺激を送ります。その刺激が神経を通って脳・脊髄に伝わり、脳が「OK、分かった!」と正しい指令を運動神経に送り返します。

この「神経の回路(神経反射弓)」を整えることで、サボっていた筋肉が再び働けるようになり、体全体のバランスが整うのです。

当院が目指す「根本改善」のサイクル

筋肉が正しく働けるようになると、「筋代謝力(筋肉がエネルギーから力を生み出すシステム)」が向上します。すると、酸素や栄養を運ぶために血液循環が活発になり、疲労物質の代謝も促されます。

この「働ける筋肉が増える → 血流が良くなる → 疲労が取れやすくなる → さらに筋肉が働きやすくなる」という良いサイクルを生み出すこと。これが当院の考える「根本改善」です。

電気治療や機械に頼るのではなく、あなたの体が本来持っている「治ろうとする力」を、手技によって最大限に引き出すお手伝いをします。

3. 一般的な野球肘(内側型)の考え方

一般的に、野球肘(特に内側の痛み)は「内側上顆炎」と呼ばれます。これは投球動作、特に腕を振り下ろす(加速期)からボールを離す(リリース期)にかけて、肘の内側にある靭帯や、手首を曲げるための筋肉(屈筋群)の付け根が強く引っ張られることで炎症を起こすスポーツ障害です。

小学生などの成長期では、骨がまだ柔らかいため、筋肉の牽引力に骨が負けて剥離してしまう「リトルリーグ肘」と呼ばれる状態になることもあります。

治療としては、まず第一に「投球禁止(安静)」。そしてアイシング、消炎鎮痛剤の処方、症状が落ち着いてからのストレッチや筋力強化、というのが一般的な流れです。

4. 当院の考え方:痛みは「肘」だけでなく「全身の連動」の問題

私たちは、その「なぜ肘の内側だけが過剰に引っ張られてしまうのか?」という「原因」に注目します。

痛みには大きく分けて「ケガや感染による炎症性の痛み」「むくみなどによる代謝性の痛み」、そして「筋肉の働きの低下による痙攣性の痛み」があります。長引く野球肘は、この3つ目が強く関係していると考えています。

良い投球フォームは、「股関節→体幹→肩甲骨→腕→肘→手首」というように、全身が連動して力を伝えます。

しかし、もし肩甲骨の周りの筋肉や、股関節の筋肉が「サボり筋」になっていたらどうでしょう?

体幹や肩甲骨の「回転運動」で生み出すべきパワーを、腕の力だけで補おうとしてしまいます。その結果、全身で分散すべき負担が小さな「肘」の一点に集中し、投球痛を引き起こすのです。

つまり、肘が痛いからといって、原因が肘にあるとは限りません。肩甲骨や股関節、背骨といった、肘以外の部分の「筋肉の機能障害」こそが、根本の原因である可能性が高いのです。

5.(体験談)肩甲骨の動きを変えて肘の痛みが改善したケース

(久喜市在住・S君・11歳・小学生・ピッチャー)

3ヶ月前から肘の内側が痛いと悩んでいました。「野球肘」と診断され、1ヶ月安静にしましたが、キャッチボールを再開するとすぐに投げると痛い状態に戻ってしまう、とご両親と来院されました。

【初診時の検査】

肘の内側に圧痛(押した痛み)がありました。しかし、より問題だったのは「肩甲骨の動き」です。バンザイをしてもらうと、痛い方の腕がスムーズに上がらず、肩甲骨が背中に張り付いたようになっていました(サボり筋)。

【施術の経過】

神経筋整復法を用いて、痛みのある肘ではなく、肩甲骨周りや背中の「サボり筋」の神経回路を整える施術を中心に行いました。

初回の施術後、S君は「肩がすごく軽い!」と驚いていました。腕がスムーズに上がるようになったのです。

5回目の施術が終わる頃には、肘の圧痛もほとんど消失。シャドーピッチングで痛みが出ないことを確認しました。

8回目には、股関節との連動も整え、フォームが安定。その後、徐々に投球を再開し、現在は痛みなくプレーを続けています。「肘が痛かった原因が、肩にあったなんて知らなかった」とご両親も納得されていました。

※これらは個人の体験談であり、得られる効果には個人差があります。

6. まとめ:その痛み、我慢せず「本当の原因」に目を向けましょう

治らない野球肘投げると痛い肘の内側の痛み。それは、お子さんからの「体の使い方がおかしいよ!」という悲鳴です。

そのサインを我慢し続けると、痛みは消えるかもしれませんが、根本の原因(サボり筋)は残ったままです。次に痛みが出るときは、さらに危険な状態になっている可能性もあります。

安静以外の選択肢、筋肉の働きという「本当の原因」にアプローチする方法があります。

もし、あなたが久喜市や近隣の地域で、お子さんのスポーツ障害や原因不明の痛みに本気で向き合い、根本改善を目指したいとお考えなら、ぜひ一度ひのくま整骨院にご相談ください。

私たちは「神経筋整復法」という専門技術で、あなたのその悩みを全力でサポートします。

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