その腰の痛み、腰椎分離症かもしれません
腰を反らすと痛い、スポーツ中に腰がズキッとする…。そんな症状がある中高生に多いのが「腰椎分離症」です。特に野球・サッカー・バスケットボールなど、身体の回旋やジャンプ動作を繰り返す競技では、腰椎に過剰なストレスがかかり、疲労骨折を起こしやすくなります。
しかし、腰椎分離症は早期に適切な対応を行えば、手術に頼らず自然治癒が見込める疾患です。症状を軽視して放置すると、慢性化や「分離すべり症」に移行するリスクもあるため、正しい知識と対応が大切です。
痛みの原因は「骨」だけではありません
腰椎分離症は、画像診断で「腰椎の疲労骨折」が確認されますが、実際に強い痛みを引き起こしている原因は、筋肉の防御反応や神経の過敏状態によるものが多く含まれます。
つまり、「骨の異常=痛み」ではなく、「骨を守ろうとする筋肉のこわばり」が、かえって痛みを強めているケースが非常に多いのです。
したがって、骨の状態だけでなく、「筋肉と神経」の状態を正しく評価・整える必要があります。
一般的な治療との違い
なぜ“安静指示”だけでは回復しないのか
整形外科などでの一般的な治療では、腰椎分離症が疑われた時に「運動中止」「コルセット固定」「電気治療」などが指示されます。確かに、炎症のある急性期は安静が必要です。しかし、筋肉のこわばりや神経の過敏状態を放置したままでは、動作時の痛みが長引き、競技復帰後に再発するリスクが高くなります。
大切なのは、痛みが治まったその先――「筋機能」と「神経の興奮状態」を正常化し、再び正しい身体の使い方ができる状態に導くことです。
ひのくま整骨院のアプローチ
神経筋整復法とは?
当院では、腰椎分離症に対して「神経筋整復法」という独自の施術を行っています。これはPNF(固有受容性神経筋促通法)を応用し、筋肉に負荷をかけずに機能を高めるための特殊な方法です。
筋肉を過度に刺激するのではなく、神経終末にあるシナプスへ微細な刺激を与えることで、過緊張を解放しながら正しい筋力を引き出せる“からだ環境”を整えていきます。この環境が整うことで、自然治癒力が高まり、腰椎にかかる負担を減らすことができます。
スポーツを休まずに回復を目指すには?
当院では「とにかく休む」指導ではなく、できる限り競技を続けながら回復を目指すスタンスを取っています。もちろん無理をするのではなく、症状が安定した段階で「できることから再開」する方法をとっています。
- 痛みの出ない動作・練習から段階的に再開
- 動作をチェックしながら、問題のないメニューを選別
- 痛みの出ない通常練習を1週間継続できた段階で施術終了
このように、「早く現場に戻りたい」という選手の気持ちを大切にしながらも、痛みの再発を起こさない筋機能の向上を最優先に考えています。
最後に
腰椎分離症は、放っておいても治るものではありません。しかし、正しい施術とからだづくりを行えば、部活を休まず回復し、再発を防ぐことも可能です。
「試合が近いけど腰が痛い…」
「整形で安静って言われたけど部活は続けたい…」
そんな時は、どうかひとりで悩まずご相談ください。
成長期の身体にとって、今の対応が未来のパフォーマンスを左右します。
来院のご案内|ひのくま整骨院
所在地:〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2‐2‐7
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