腰痛、肩こり

体幹という部分に注目してみると、肺を覆う肋骨部があり、肋骨に覆われない腹部があり、骨盤があります。
医学の文献上は、骨盤環は動かないとされていますが、骨が3個で構成されているので、動いてもおかしくない、だから仙腸関節はズレるという考えを持っています。仙腸関節がズレるということは、もちろん、恥骨結合部もズレるわけです。ただ、陰部に近いこともありいろいろとコンプライアンスを考え触らない施術家もいるとかいないとか。私は必要であれば恥骨結合部も触り施術します。それから肋骨は、前後左右にはあまり動かないという文献上の説明からと、肋骨が薄く骨折を起こしやすということから、施術はマッサージが中心になっているようなのですが、私は関節がある以上左右は同じように動く、と思っているので動くように施術をします。ただ、肋骨のある胸部や骨盤のように文献上動かないだったり動きにくい部位に挟まれた腰部・腹部は可動範囲が大きい分負荷が大きく、物理的ストレスがかかりやすい部位なんだと思います。だから、首や首から肩関節までの間の部分だったり、腰部には痛みが起こりやすいのかもしれないと思っています。

腰痛にはやっておくと良いと感じられる部位の施術があります。
足裏の英国式トリートメントのリフレクソロジーがありますが、その中でも足底部にある、その腰痛にやっておくと良いと感じている体幹部の反射区があります。私が教わったリフレクソロジーでは、その中央あたりにエネルギーの交換という施術があり術者と患者のエネルギー循環をさせるものがあります。それは腰痛のためではないんですが、体の中で重要な部位の一つだと考えられているからだと思っています。

いろいろ言われるんですが、触れないだろうというのが見解の一つなんですが、私はそれでも刺激は伝えられると信じています。
もちろんそれは、筋肉であり関節をまたいでいるということもあり、自律神経系ではありますが神経筋接合部があり、そこにはシナップスが形成されているという現実があるからです。

患者さんも施術する私も思いは一つなんですが、熱は少し違うようなのです。
だからなるべく患者さん側の熱を、思いを、強く持っていただいて、同じように私、施術者側がその思いに寄り添って、五分と五分の意志エネルギーを高め相乗効果が得られるように、願う気持ちで私はいつも施術に取り組んでいます。
一緒に「辛さ」からの別れを目指しましょう。

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