こんにちは、埼玉県久喜市にある「ひのくま整骨院」院長の日隈(ひのくま)です。
12月に入り、街の雰囲気も少しずつ慌ただしくなってきましたね。この時期と言えば「忘年会」。
一年の労をねぎらい、仲間と楽しい時間を過ごすのは素晴らしいことですが、その翌朝、「あれ?なんだか腰が重い…」「背中が痛くて起き上がれない」なんて経験はありませんか?
「久しぶりに長く座っていたからかな」「飲みすぎて身体がむくんでいるのかな」
そう思って湿布を貼って我慢してしまう方が多いのですが、実はその痛み、身体からの重要な「警告信号」かもしれません。
今日は、楽しい忘年会シーズンを痛みに邪魔されず、笑顔で新年を迎えるために、少し専門的なお話を交えながら、私たちの身体の仕組みについてお話しさせてください。
目次
1. その痛みは身体からの「SOS」です
痛みやしびれといった感覚は、決して私たちを苦しめるためにあるのではありません。これらは、身体の異常を知らせる大切な「信号」なのです。
忘年会のお座敷で長時間あぐらをかいたり、硬い椅子に座り続けたりすることは、腰や骨盤周りの筋肉に想像以上の負担をかけます。その時感じる「ちょっとした違和感」を無視して我慢を続けると、身体はどうなるでしょうか?
次はより強い痛み、あるいは「動けない」といった危険な状態へと進行してしまいます。
特にアルコールが入っている時は、痛みを感じる閾値(いきち:痛みを感じるボーダーライン)が変化しやすく、知らず知らずのうちに限界を超えて身体を酷使してしまうことが多いのです。
2. 「筋肉が弱いから鍛える」は間違い?一般的な治療との違い
腰や背中が痛くなって整形外科に行くと、「腹筋や背筋が弱いから痛くなるんですよ。運動して鍛えましょう」と言われたことはありませんか?
実はこれ、多くの場合において間違いであると私は考えています。
痛みが出ている状態というのは、筋肉が正常に働けていない、いわば「エンジントラブル」を起こしている状態です。
壊れかけているエンジンを搭載した車で、アクセルを全開にして高速道路を走ったらどうなるでしょうか?すぐに完全に壊れてしまいますよね。
人間の身体も同じです。「機能停止」している筋肉に対して、「鍛える」という負荷をかけることは、逆効果になりかねません。
大切なのは、筋肉を大きくすることではなく、**「今ある筋肉が、正しく働ける状態に戻してあげること」**なのです。
3. 痛みの本当の原因「筋肉の機能停止」とは
では、なぜ筋肉は痛みを発するのでしょうか。
生理学的に見ると、痛みには大きく分けて3つの種類があります。
- ケガ・炎症性疼痛:捻挫や打撲など、組織が傷ついている痛み。
- 代謝性疼痛:水腫(むくみ)や腱鞘炎など、循環が悪くなり物質が溜まることで起こる痛み。
- 痙攣(けいれん)性疼痛:筋肉の閾値が低下し、過敏になって起きる痛み。
忘年会シーズンに多いのは、2番目の「代謝性疼痛」と3番目の「痙攣性疼痛」の複合型です。
本来、私たちの筋肉は、「連続性・協調性・拮抗(きっこう)性」という3つのバランスを保ちながら動いています。しかし、長時間の不良姿勢や疲労によってこのバランスが崩れると、一部の筋肉が常に緊張状態(こわばり)を強いられます。
こうして機能が低下した筋肉は、自身のキャパシティを超えた負荷がかかった瞬間に「もう無理だ!」と悲鳴を上げ、痛み物質を放出するのです。
さらにこの状態が進むと、筋肉が骨を引っ張り、関節の歪みや、関節の隙間(関節間隙)の狭小化、腱のズレを引き起こします。これらが摩擦を生み、熱を持ち、激しい痛みへと変わっていくのです。
4. 久喜市で当院だけ!根本改善へ導く「神経筋整復法」
そこで、当院が行っているのが**「神経筋整復法(しんけいきんせいふくほう)」**という独自の施術です。
これは、PNF(固有受容性神経筋促通法)や、春日啓先生が考案された「神経筋整合法(春日TT-AH施術手法)」をベースに研究開発された、久喜市内では当院だけが提供できる手技療法です。
この施術の最大の目的は、**「神経反射弓(しんけいはんしゃきゅう)」を整え、筋肉の代謝力を取り戻すこと**にあります。
痛みを消す生理学的なメカニズム
少し難しい話になりますが、中学生の理科の授業を思い出して聞いてください。
私たちの筋肉が動くとき、体内では以下のような情報のやり取りが猛スピードで行われています。
- 筋肉内の「感覚受容器(センサー)」が刺激を受け取る。
- その情報が「感覚神経」を通って、背骨の中の「脊髄」や「脳(中枢)」へ送られる。
- 脳からの指令が「運動神経」を通って戻ってくる。
- 神経の末端(神経終末)から「神経筋接合部」へ信号が伝わり、筋肉が収縮(活動)する。
当院の手技は、このルート(神経反射弓)上の滞りを解消するために、筋肉内のセンサーに適切な刺激を与えます。
すると、脳と筋肉の通信が正常化し、筋肉が正しく活動を始めます。
筋肉が正しく活動すると、大量の酸素と栄養が必要になります。身体はそれに応えるために、今まで閉じていた末端の血管(集合管など)を再構築し、血流を一気に改善させます。
この血流の改善こそが、蓄積された疲労物質(痛みの原因)を洗い流し、組織を修復する最大のカギなのです。
電気治療器で表面を温めるだけでなく、身体の内側のシステム(筋代謝力)そのものを向上させるため、**「痛みを出す必要のない体内環境」**を作る根本改善が可能になります。
また、この手技は副交感神経の働きも促進するため、自律神経の乱れからくる不調にも高い効果が期待できます。
5. 【患者様のお話】忘年会続きで腰が動かなくなったAさんの場合
先日来院された50代の男性、Aさんのお話を少しだけご紹介します。
Aさんは営業職で、12月に入ってから連日の忘年会。ある朝、布団から起き上がろうとした瞬間に、腰に電気が走るような激痛を感じたそうです。
「ただのぎっくり腰だろう」と湿布を貼って出勤しましたが、夕方には座っていることすら辛くなり、当院へ駆け込んでこられました。
触診すると、腰だけでなく、お尻から太ももにかけての筋肉が鉄板のように硬くなり、機能停止状態に陥っていました。
私はAさんに「神経筋整復法」を施し、神経と筋肉のつながりを一つひとつ丁寧に修復していきました。
施術後、Aさんは「あれ?腰の奥にあった重たい鉛が取れたみたいだ」と驚かれ、まっすぐに立って帰宅されました。
その後も数回の通院で、筋肉の代謝機能が回復し、今では「以前より疲れにくくなった」と喜んでおられます。
6. 年末年始を笑顔で過ごすために
「歳だから仕方がない」「この時期はいつもこうだから」と諦めないでください。
首のコキコキ音や関節の違和感も、無理な緊張さえなければ怖いものではありません。しかし、痛みが続いているなら、それは身体が「助けて」と言っている証拠です。
ひのくま整骨院は、お一人お一人の「痛みの歴史」や「生活背景」に寄り添い、オーダーメイドの施術で自然治癒力を最大限に引き出します。
せっかくの年末年始です。痛みのないスッキリとした身体で、ご家族やご友人との大切な時間を楽しみませんか?
私たちが全力でサポートさせていただきます。まずはお気軽にご相談くださいね。
本気でその悩みを治したいなら、
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ひのくま整骨院
〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7
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